追い縋りたい縋る女


 うだる暑さが木に実っては、土に叩きつけられる今日この頃。私は大学の夏休みを利用して祖母の家にまでやって来た。

 あいにくのお盆ということで めいいっぱいの人を乗せた電車に揺られ都市部の駅へ、そこからまばらに人を乗せた電車に乗って市内の駅へ、そこから閑散として人を乗せた電車に乗って端っこの駅へ、乗り継ぐたびに人が減るもんだから、うっかり異界にでも行っているのかと思った。しかしどうやら無事に人間界に到着したらしく、一面の曇りなき晴天と風にそよがれる木々が出迎えてくれた。

「ただいまー」

 祖母の家はかなり古く、そして大きい。どのようなものかと言えばまぁ、諸君が思いつく裏家業で荒稼ぎした人のお屋敷を思い浮かべ、そこに薄っすら雑草と苔を振りかけて貰えばよろしい。

「おばあちゃーん、居ないのー?」

 私は声を上げながら歩いた。門をくぐって玄関までも遠いが、何より刺さるのはこの暑さと荷物。熱さは今年でも最高気温と噂され(連日のように同じことが言われているのでアテにはならない)、その上荷物は今年来れないという両親の代わりに墓に供える何やらや祖母への土産などで盛り沢山。やれ困ったものだが、一人暮らしの祖母を思えば『え?こんなにいらんでしょ』とも言えない。

「入るよー?」

 それにしても…さっきから呼びかけているのに返事が無い。この暑さだから流石に家にいると思うけど、いや、まさか

 私は玄関に手をかけてカラカラ流すと、鍵はかかってなかったようで普通に開いた。

『不用心!』

 しかしここは孫の特権として令状なしで家に上がり込む。すると「やっぱり!!」祖母は廊下の床に倒れている。この家の暑さから考えて熱中症だろう。「ちょっとちょっと!」私は急いで救急車を呼ぶと、祖母を跳び越えてキッチンに行き、タオルを濡らして祖母の顔を拭いた。


 数分後、救急車が来た。そのころには一応祖母も会話が出来るくらいに回復しており、隊員の人も「軽い熱中症ですね」と言ってくれた。「ごめんねぇ、メイワクかけて」「いいのよ、けど無理は禁物だからね!」祖母は申し訳なさそうな顔のまま担架に乗せられると、そのまま隊員の方々と共に病院に向かって行った。

「さて」

 私は家に戻ると、取り合えず母親(祖母は母方の人)に連絡してソファーに座った。「危ないところだった」さっき急いでつけたエアコン風の下で、メールをしながら改めて思う。早くに発見できたおかげで、恐らく明日には帰ってこれるだろう。私は3日間はこっちにいるつもりだったので、最終日くらいは一緒にいられる。

「でも…暇になっちゃった」

 外からはセミの大合唱が聞こえる。寂しさのあまり合唱に加わりそうになった私は、人の声を求めてテレビをつけた。数回チャンネルを触ると、興味深い番組が流れていた。

「大特集!オカルトSPOT!」

 イマドキ珍しいド直球なネーミングに、昼間からオカルトをまとめるという熱意。私は感銘を受けてそのチャンネルを見ることにした。森、ダム、学校、廃墟(祖母の家とあんまし変わらない)など様々あった中で、ある場所が目に留まった。『胴落どうらく神社』

「これ…近所の」

 その神社は子供の頃に私が遊びに行ったほど近くにあり、なんなら駅からここまでに通りかかったほどの場所にある。『オカルト扱いされてるし…許可取ってるのかな』しかし、心当たりがないわけでは無い。実はあの神社に事情があることは私も知っていた。


 胴落神社は昔は栄えていたものの、地域の没落と共に寂れていった典型的な神社である。かつては夏祭りなんかも開かれて地域外からも人が来ていたらしいが、今では見る影もない。噂によると神主さんも既にいなくなってしまったとか。

 ここまではまぁ良くある神社だが、ある話によれば寂れた原因が地域没落だけではないのだという。それが『行方不明事件』である。

 ある日、当時9歳だった『芯菜しんなちゃん』が朝に神社のラジオ体操に出かけて戻ってこないのだという。そこで地域の大人たちが必死に捜索したところ、あろうことか芯菜ちゃんの靴が神社の賽銭箱の中で発見されたのだ。ちなみに見つかった理由は『芯菜ちゃんが見つかりますように』と一人が賽銭を投げ入れたところ いつもと音が違う、という神頼みと聴覚によるものである。

『そうなると怪しいのは神主さん』 なにせ賽銭箱に開けられたような傷は無く、鍵を扱えるのはその人だけ、当然だが9歳児のものとはいえ靴を賽銭箱上から押し込むなんて出来ない。しかし結局その神主さんは一日中の行動が防犯カメラやら人の目やらに映っており、誘拐だとしてもわざわざ自分の神社の賽銭箱に証拠隠す必要が無い、ということで容疑は晴れた。『誰かが賽銭箱の鍵を奪った』 違う。実はその賽銭箱の鍵もまた別の箱に入れられており、その箱の鍵はずっと神主さんが持っていた。もちろんその箱にこじ開けられた形跡は無し。

 かくして賽銭箱前の防犯カメラが残った。これに怪しい人物が映っていればドンピシャ、大当たりである。だが、結果としてその映像には何もなかった。ただ一つ、芯菜ちゃんのいなくなった日の午後10時頃に、ごろん、という音が残っていた。これが芯菜ちゃんの靴が賽銭箱に落ちた音なのかは12年経った今でも分かっていない。そして芯菜ちゃんもまた行方知れずのままである。


「12年か…」

 私は今21歳、つまり芯菜ちゃんとは当時同い年だった。いや、同い年ってだけじゃない。芯菜ちゃんとは友達だった。夏に帰省してる間だけの、少しの間だけ遊べる友達だった。芯菜ちゃんも、ここには同い年の子供は少ないからって喜んで私と遊んでくれた。「…」両親は『芯菜ちゃんは引っ越したんだよ』と言った。私は悲しかったけど、涙ぐんで受け止めた。真実を知ったのは芯菜ちゃんのことも ほとんど忘れた高校生の時であった。

「でも結局神社が寂れちゃったのとは関係ないよね」

 人は現実と非現実を結びたくなる生き物である。あるいはオカルトスポットで人を集めようという悪質な地域おこしかもしれない。

 番組では確かに近所の胴落神社が、仮面をつけた変なリポーターによって案内されていた。『何でも昔、この辺では行方不明者が続出したそうですよー?』そのちゃらけた態度と、続出なんていう変な話の盛り方にムッとして、私はテレビを消した。

「デリカシーとか無いわけ?もう!」

 私はここに来るまでに疲れた体を休めようと、ソファーに横になった。しかしどうにも眠れない。胸の奥に何かが突っかかって、貧乏ゆすりなんて普段しないのに、つい体を揺さぶってしまう。

「……行ってみよ」

 私はソファーから立ち上がると、取り合えず財布とスマートフォンだけを持って家を出た。


 神社へと続く階段は、少し苔や雑草が生えているものの特に問題なく登れた。むしろ問題になったのは私の体力の無さである。「あっつーぃ」もやしっ子どころか大根のひげ根っ子と言って過言無い私は、鳥居をくぐる頃にはすっかり汗びっしょりで、服の中まで十分に蒸れていた。

「はー、やっぱ結構荒れてるわね」

 神社は無法地帯とまでは行かずとも、目に入る隙間からは草が生えて、ポイ捨てされたゴミもチラホラあった。「あらら、バチ当たりだこと」色々と見回っていると日差しの中、ふと涼しい風がよぎった。その風は指をさすようにある方向に吹き抜け、私は何故か予感的に目を背けていたそっちの方を向いた。

 真っ直ぐと伸びた参道の先には、例の賽銭箱があった。

「…」

 呼ばれているような気がした。

「まさかね」

 賽銭箱に向けて歩くうちに、色んなことを考えた。もちろん芯菜ちゃんとのことである。芯菜ちゃんはちょっと大人しめの子で、この地域にしては珍しく虫より花が好きな女の子だった。私も何本もお花を貰ったし、手先も器用だったから花冠にもしてくれた。冠をかぶせてもらう時の芯菜ちゃんの笑顔は、たしか花よりも眩しかった気がする。覚えていたのはこのくらいだ。

「もう、思い出せないよ」

 12年の月日はあまりに長い。まして子供の時記憶など、思い出そうにもモヤがかかってしまう。

『非情だな、私』

 せめてもう少しでも芯菜ちゃんのことを思い出したい。そんなことを祈ろうと、私は賽銭箱に入れる小銭を出すために財布を開いた。しかし…「えっ」

 開かれた財布を覗き込む視界の隅で、私は気付いた。賽銭箱からは上の部分が外されて、ただの箱になっている。そしてその中には、子供用の靴がごろんと転がっていた。

「嘘…」

 その時、誰かが後ろを通った。

「!」

 イタズラ?いや、違う。そんなまさか

「芯菜ちゃん…?」

 私は振り向く。鳥居に向かって、参道が真っ直ぐに伸びていた。

「どこ?誰かいるんでしょ?」

 閑散として荒れ果てた境内に呼びかける。しかし返事は来ない。その代わり、後ろから回って来た手が私の体を掴んだ。「あッ!?」

 油断していた私は、そのまま賽銭箱の中に引きずり込まれていった。


 目が覚めると私は全面を木材で囲まれた、小さな箱の中にいた。

「ん…」

 汗で濡れていた服が冷めて肌に触れる。おかげで冷静さを取り戻していった私は、木の壁をペタペタ触った。棺桶ほど狭くは無いが、業務用冷蔵庫ほど大きくもない。せいぜい浴槽くらいの広さだ。

「ドコよ…これ」

 上の隙間から入って来る光で何とか正気を保てているが、こんな狭いところじゃいずれ狂ってしまう。私は壁をどんどんと叩いたり、人を呼んだりした。しかし誰も来なかった。

「そんな…」

「大丈夫だよ、心配しないで」

「え」

 本当に全く気が付かなかった。狭いなかでギリギリまで伸ばした足の上に跨るようにして、小さな女の子が座っていた。

「あ…嘘…」

 その子を見た瞬間、忘れていた思い出が鮮明によみがえってくる。

「久しぶり、わたしのこと覚えてる?」

 芯菜ちゃんはそう言うと、あどけない顔で丸く笑った。


「芯菜ちゃん…?」

 言葉が、思わず口からこぼれた。それを聞くと、芯菜ちゃんは今度はパァっと花が咲いたように笑顔になった。

「覚えててくれたんだ!嬉しい」

 芯菜ちゃんは狭いなかを四つん這いで近寄って来ると、私の顔をまじまじと見つめた。

「ちゃんと大人になれたんだ…すごい」

 その言葉には色んな意味が込められているようで、少し切なく感じられた。

「どうして…?どうしてこんなところに」

 まだ目の前に事実が受け入れられない。しかしそのおかげでか、辛うじて言葉を絞り出せた。

「だって…芯菜ちゃんはずっと前に」

「うん、死んだよ」

 まるで当然かのように、そう口走る。事実とはいえ本人の口から聞くと、本当に死んだのか疑ってしまう。それに目の前の芯菜ちゃんは明らかに肉体を持って、確かにその場に存在しているように見えた。

「じゃあ…何で…」

「待って、今はそんなハナシしたくない」

 顔をプイと背けて、不機嫌そうに言った。「もっと楽しいハナシしたい!」

「た、楽しい話?」

 芯菜ちゃんは「うん」と頷く。「外のハナシ聞かせて!」

 その時、私は察した。『きっと芯菜ちゃんは一人で寂しくて私をここに呼んだんだ』普段大人しかったはずの芯菜ちゃんが、こうまで気分高揚して見えるのは、きっと久しぶりに人と話せるから。そう考えると、私には目の前の少女がとても憐れに思えてしまった。

「そうね、分かった。沢山お話しましょ!」

 こうして私は芯菜ちゃんに色んなことを話した。その度に芯菜ちゃんとの思い出も鮮明になっていって、まるで彼女が唯一無二の親友のように思えていった。12年の月日を取り返すように、私たちはただ会話を楽しんだ。ただ気掛かりなのは、私が中学の話をする時に一緒に友達の話をすると、彼女が少し顔に陰りを落とすことだった。『あんまり他人の話は興味ないのかな』そう思って高校の話をする時は友達の話はしなかった。すると芯菜ちゃんはより嬉しそうに私の話を聞いていた。


「それでね、その映画がすっごい面白くて」

「へ~、いいなぁ。私も見たいな~」

 話題も尽きかけたその時、ふと気になってスマートフォンを見た。時間は始め神社を訪れたときから2時間半が経過していた。

『あ!そういえば。まだお土産 冷蔵庫にしまってなかった』

「? どうしたの」

「う~ん、ごめんね芯菜ちゃん。私そろそろ帰らないと」

 私は膝上に座る芯菜ちゃんを撫でた。

「また明日来るから。ね?」

「……明日?」

 その時、彼女の顔が虚をついて急に近づいてきた。そしてそのまま私たちはぶつかるようにして唇を重ね合わせた。

「ん…!」

「…」

 彼女は離れなかった。私も突然のことで頭が真っ白になって、一時はそれを受け入れた。しかし

「待って!」

 ようやく戻って来た頭で考えて、取り合えず芯菜ちゃんを引き離した。

「どうしたの突然、芯菜ちゃんらしくないよ」

 口を手で拭いながら、私はその目を見た。その目は確かに芯菜ちゃんのものだったが、何故だかさっき会話してた時よりも黒く濁って見える。

「明日も来てくれるの?」

 芯菜ちゃんはそう言った。

「えぇ、もちろん」

 私は頷きながら返事した。

「じゃあ明後日は?」

「…うん、来るよ」

「じゃあ明後日の次の日は?」

「…それは」

「明後日の次の日の次の日は?」

「…」

『私がここにいるのは3日間だけ、ずっといられるわけじゃない』その言葉は、幼いまま亡くなった芯菜ちゃんにとってはあまりに酷で、口に出すのが憚られた。それでも私は、芯菜ちゃんの小さな手をしっかりと握って言った。

「また来年、絶対に来るから」

「!」芯菜ちゃんはそれを聞いて、ゆっくりと顔を下げた。そして「来年?」と呟く。

「来年なんて…待てない…!!」

 彼女は狭い空間のなかでそう叫ぶと、私の服を掴んで力任せに引き裂いた。弾け飛んだボタンが木材の面に当たって、カラカラと音を立てる。そして仰天し、硬直した私の顔を彼女はゆっくり見つめた。

「夏の間だけのお友達、そう思ってた?」

 彼女はさっきまで隠されていた私の肌に頬ずりすると、ブラジャーの上から胸を揉んだ。

「わたしは一年中、ずっと考えてたよ」

 いくら子供とはいえ、腰の抜けた大人を組み倒すのは容易い。まして私は輪に掛けて非力な部類。みるみるうちに彼女の小さな体が私の上半身を押し倒した。

「あ…」

 ようやく体を動かそうとなった時には既に、彼女が私の首筋に噛みついていた。

「やめて…」

「やめない。これは、わたしのことを忘れて12年間過ごしたバツ」

 歯を離して、くっきりとついた歯型を舌でなぞる。「友達なんか作って…!」小さな腕が、再び私のブラを掴むと、今度はそれを また力任せに引き裂いた。そこまで自信のない、ひっくり返したお椀くらいの胸があらわになると、彼女は笑った。「大人になったわたしと、どっちが大きかったんだろうね」そう言って、胸の谷間に舌を通らせた。生暖かい息が肌に当たって、思わず身震いをする。

「大人になるって、どんなかんじ?」

 そしてついに、彼女は胸の先を舐め始めた。「! やっ、やめッ」咄嗟に動いた腕が、その小さな体を突き飛ばした。しかしこんな狭い空間で突き飛ばしたって何の意味も無く、彼女は再び私に戻って来て

  私の頬をひっぱたいた。

「なにするの」

 私を見下す その顔つきは、もはや私の知っている芯菜ちゃんでは無かった。丑三つ時のように暗い目。考えてもみれば、子供があんな簡単に服や下着を引き裂けるものなの?もしかして芯菜ちゃんはすっかり別の何かになってしまったんじゃないの?そう考えると、目の前にいる子供が何か恐ろしい怪物のように見えてきた。

「ひっ…!」

 恐怖が滲んで、ついに喉を絞めた。

「あ…」

 うっかりやってしまった、そんな気持ちがまたうっかり出てしまったかのような声。

「ごめんなさい」

 そう言うと彼女は、私の体に手を回して優しく抱きしめた。

「静かにしてれば良いのに、暴れるから」

 耳元で囁かれるその声は、確かに芯菜ちゃんのものだった。でも、違う。芯菜ちゃんなのに、芯菜ちゃんじゃない。何か悪いものに乗っ取られてるような、恐ろしい感じが漂ってくる。『怖い』

 ふと背筋をビリビリと悪寒が走った。下腹部を温かいものが通って、股に何かが触れた。そして私を抱きしめていた腕が、片一方外されていた。

「仲直り、できるよね?」

 彼女はクジでも引くかのように、目で見ないまま かき回す。そしておおかた調べがついたのか、中指をナカに入れようとした。「やッ…!」

「仲直り、できるよね?」

 さっきと同じトーンで、繰り返した。

「!…」

 私は感じないように、意識を集中させる。だが

「ひゃッ!?」どうやら首筋を舐められたようで、思わず声が出た。それを聞いて彼女はくすくすと笑う。

「首にも注意しなきゃ」

 自分より一回りも小さい子供に体を好き放題される。いくら恐怖で動けなくても、せめて拒むくらいは出来る、そう思うだろう。しかし、私は気が付いてしまった。私を抱きしめている片方の腕が、とても子供とは思えない力で、万力のように私を締め付けていることに。動けない。それが結論だった。

「あッ…あぁ」

 そして敢え無く、私は芯菜ちゃんの姿をした何かに股を徹底してイジくられた。目を瞑って我慢しようとしても、時折舐められる首筋や頬のせいで上手くいかない。体中が興奮して、胸も空気に触れているだけでビクビクする。背中が弓なりにしなって、触れ合う肌の熱さが最高になった時

「いッ…やだぁ…あぁ」

  全身が、目の前の子供に完全に屈服した。





「すごい、大人って、こんな風になるんだ」

 わたしのお友達、はだけた服がとっても可愛い。指で可愛がってあげると、身もだえして喜ぶの。時々言うこと聞かないときがあるけど、そんなときはしっかり叩いて、何がダメだったか教えてあげるの。

「あッ…ぁ…」

 床に倒れたまま、足をだらしなく広げてる。どこも見ていない目は、すっかり『気持ちいい』に漬かっている。

「ねぇ、今ってどんな気分?」

 大人の気持ちは、わたしには分からない。

「だけど同じことすれば、少しは分かるかな?」

 わたしは服を脱いでお友達に抱き着くと、片方の手を自分の股にやった。

「えへへ、大好きだよ」

 わたしも大人になって、すぐに追いつくからね。そしたら一緒に、話してくれた映画見に行こうね。わたしの可愛いお友達。

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