那智 風太郎 様
冥加……テクノロジーを失った世界では、もはやそれしか救いの手はないのでしょうか。でも、何だっていい。救われるのなら。人々はそう思うのかもしれないですね。
誰の言葉だったか忘れましたが、ある物理学者が「科学を突き詰めた先に、神の存在を感じる」みたいなことを言っていたそうです。
チリのためにシオリカが科学の力で生み出した灯台は、まさに冥加とも云えるものだと思いました。どうかチリに神仏の導きがありますように。
作者からの返信
ブロ子さん、コメントありがとうございます。
章タイトル『冥加』、ちょっと悩んだんですよね。
『帰還』にしちゃうとなんかもう明け透けだし。
やはり最後の最後に必要なのは神の差配による運みたいなものかなと思いまして。
「科学を突き詰めた先に、神の存在を感じる」
ブロ子さんが教えてくれたこの言葉に那智も納得です。
確かにチリにはさまざまな冥加が訪れているようです。
それはシオリカたちの人の力であり、また大自然の気まぐれによるものかもしれませんが、とにかくチリにはそれらの運をがっちり掴んで帰ってきてもらいたいと思います。
新章突入でしょうか。
文章が丁寧なせいか、チリの状況と心理が真に迫って感じられます。
これからどうなるか楽しみにしております。
作者からの返信
武江様
コメントありがとうございます。
ちょっと遅滞気味ですが頑張って書いていきますので、この後もよろしければお楽しみくださいませ。