仮にクロードが受け入れたとしても諸侯はこのことを利用したでしょうね。国が滅ばずとも苦難の道は確実に待ち受けていたのでしょう。尤も乗り越えられない壁ではなかったでしょうが!
作者からの返信
焔コブラさま
ご感想ありがとうございます。
ルリアとクロードのことは、ノワールの政治と切っても切れないですからね……。
でも、もしクロードが真実を知っていたら、違う道もあったかもしれませんね( ;;)
【重臣A】「クロード王子にはもっとふさわしい者がいるのではないかな」
【重臣B】「こっちの見合いの絵はどうじゃ?」
【重臣C】「この娘、この間、結婚詐偽で訴えられておったぞ」
【重臣B】「なんと……!では、こっちは?」
【重臣C】「その娘は絵が気に入らなくて肖像画家を放逐したとか──」
【重臣A&B】「「なんと!!」」
【アスター(剣士)】「(ろくなヤツいないのか……?)」
最終章「氷と焔の輪舞曲(ロンド)」もいよいよ終盤です。ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。
うぅ、ルリアさんの悲しい過去
奴隷制度どころか、王制貴族制、全部反対したくなりますね。生まれを誇ったり蔑んだりしなくて済む。
作者からの返信
かつたけい様
ご感想ありがとうございます✨
ルリアの場合は、身分の差が本当に顕著でしたからね……。卑下しちゃう気持ちもわかりますよね。
だからこそ、アスターに受け止めてもらった喜びはひとしおだったと思います。
【メル(少女)】「ルリアさん、よかった」
【パルメラ(商人)】「ほんまにな。ノワールが亡者に滅ぼされんかったら、別の未来もあったのかもしれんなぁ」
【メル(少女)】「うぅ……(泣)」
でも、別の未来だったら、アスターとメルは出会わなかったわけで……。
そう考えると、不思議な感じもします(*´ω`*)
ルリアさんにこんな秘密があったとは…
相手を思って心のうちに秘めたことが、少しずつ歯車が狂っていっちゃったんですね…
相手を慮ってのことだけにみんな切なすぎますね…涙
でもここで結婚詐欺の回収が来ようとは!
作者からの返信
@capek12様
お返事、お待たせしてすみません。
やっとルリアの話が出せました。
アスターやクロードを描いているときも、ずっとルリアのイメージはしっかりしていて、だからこそ物語が書き上げられた気がします(*´ω`*)
【ルリア(謡い手)】「それにしてもアスターにあんなところを見られるなんて……」
【パルメラ(商人)】「なんやなんや、『あんなところ』って。アスターに何されたんや……!」
【メル(少女)】「み、見損ないましたよ、アスター……!」
【アスター(剣士)】「不可抗力だ……!」
でも、男性陣じゃなくてもチラ見しちゃう気がします(*´ω`*)笑
やはり、素直に言葉を伝えることは大事ですね。この作品を読んでいると何度もそう思います。
作者からの返信
金剛ハヤト様
ご感想ありがとうございます。
素直に言葉を伝えるのって、意外と勇気が必要だったりしますよね。偽りのない気持ちだからこそ、なおさら……。
【ルリア(詠い手)】「アスターも自分の気持ち、ちゃんと言わなきゃダメよ。──ね?」
【アスター(剣士)】「……(ぷい)」
【ルリア(詠い手)】「もう。私には素直に言えって言ったくせに」
【アスター(剣士)】「違う。『独りで泣くな』って言ったんだ」
【ルリア(詠い手)】「同じことよ」
【アスター(剣士)】「……違う、と思う……」
だんだん自信がなくなってきたアスターなのでした……(*´ω`*)笑