異界

 火の熾る音がして、ルクスースは睫毛を震わせる。

上体を起こすと掛布が捲れて肩が露出した。全裸かと気づき、肌を隠しながら辺りを見回す。

 民家だろうか。二階までの吹き抜けで、屋根に近い上部に柱や梁が縦横に走る。目線を下げると三方に書架が並び、中央には書斎机が据えられていた。家具の配置からして仕事場、もしくは工房の印象が勝る空間。

 家人と思しき男はルクスースには構わずに、書き物をしている。ペンの走る音は澱みなく、彼が燭台を頼りにしている様子からして、今は夜と推測できた。

 ルクスースの背後では暖炉が赤赤と燃えており、絨毯の上に寝かされていたらしい。掛布の暗がりで身を捩り、鎖骨から下を覗き見ると腕や足に包帯が巻かれている。状況からして、男はルクスースの恩人なのだろう。

 書斎机に向けて礼を述べようとするが声が出ず、片手で喉に触れる。発声できない。苦心の末に出たのは乾咳だけで、ルクスースは裸の背を丸めた。俯いた影は火に従って揺らめき、そこへ革靴の爪先が現れたので身を強ばらせる。近距離に居る他人への警戒と共に違和感があった。

 書斎机から暖炉前まで歩けば木目の床を踏むはず、男は革靴を履いているので足音がしないのは奇妙である。


「どうした。苦しいか?」


背後に燃え盛る暖炉の明かりはルクスースには逆光だが、男の顔を照らし出す。彼の双眸は輝きを散らしていた。薄暗い室内にて、縦の瞳孔をした男の瞳は、暖炉とは異なる金の燐光を帯びているのだ。


「……、……」


口を開いて舌を動かすも、声が喉を通らない。当惑し、焦りばかりが募るルクスースの傍を離れた男は、書斎机から筆記具を取り上げると、ルクスースが座り込んでいる絨毯の上に置く。

 ノートは開かれており、彼は小説を書き写していたようだ。劇作家の短編で、悲劇の物語。古典文学だからルクスースも読んだことがある。


「筆談だ。声が出ないというなら、文字で話せばいい」


ルクスースは白紙に急いで状況確認を綴り、男に尋ねた。私は川で溺れたはずで、貴方が恩人なのかと。


「そうだ。恩ということはない、我々は対等な立場であるからな」


続いて厄介になってしまったことを詫び、回復すればここをすぐに出るが、傷が癒えるまでは身を寄せたいと筆談で頼む。


「私の棲家ならお前の物も同然。いつまでも使うといい」


筆記をするルクスースの傍らに跪き、手元を見守る男の口調は穏やかだ。ベストに皺のないシャツ、襟を結ぶタイの質の良さ、佇まいと併せて彼は不可思議な威厳を帯びている。このような家屋に住むはずはないが、或いは貴族だろうか。

 貴方の名前は、とルクスースが問うと、男は微笑した。その口端に覗くふたつの光が牙だと見分けた時、彼の両耳もまた鋭く尖った形をしていることにルクスースは気付く。


「私はオクノスという。お前は?」


この国で巫女たるルクスースの名を知らぬ者は無い。青い髪も珍しいので、勘の鋭い者ならばすぐに巫女と看破し、王城に知らせてしまうだろう。偽名を伝えてやり過ごすかを迷いながら筆を取るが、ペン先が覚束ず、紙にインクが染みる。

 オクノスと名乗った男は静止したきり、気配どころか呼吸音もしない。

 彼は人ならざる者か、或いは生死を彷徨うルクスースのみている夢なのか?

 オクノスが自分のみている夢の一部とは信じがたく、王城に連れ戻されるという現実味を帯びた顛末を恐れている己が滑稽でもある。

 巫女の紋章を書き続けた王城での日々が押し寄せ、逡巡がペン先を通して滲みを作る。その隣に、実名を記した。自我をすり減らしながら偽ることに疲れきり、ただのルクスースと名乗りたかったのだ。


「ルクスースよ、お前は私の話がところどころにわからんという顔をしているな。説明は後にしてもいい、すぐにしてもいい。どちらが望ましい?」


ルクスースが先を促すと、彼は契約だと言った。


「私はお前と契約するためにここへきた。此処とは森ではない、この世界へ来たのだ。しかし人間はなんと小さい、砂浜で一粒を見分けるほどに苦労する。このあたりかと森に居を構えてみて、あとは気配を探っていたが、するとお前の方から私の元へと流れてきたというわけだ」


オクノスの話を真に受けてしまえば、彼は異界よりルクスースを探しにやってきた異形、ということになる。それなら感応力についても何か知っているかと重ねて問うと、知らんと返ってきた。


「感応力とは如何なるものか教えておくれ」


解説を記すと、オクノスは首を傾げる。


「それならば、どうして念話を使わない?」


ルクスースからしてみると、感応力は引き抜くことの出来ない第二の舌である。他者の主張を教わったとおりに喧伝せねば城で生きていく術がなく、王族の政治を支援し、国が栄えたから咎もなく、巫女が傀儡と知らぬ民から結果的に支持を得ているというだけ。嘘つきの二枚舌。

 奇跡の力といえば聞こえはいいが、制御が難しく悪用は容易い。川で溺死しかけ、見知らぬ男の前で素肌を晒してさえ、ルクスースは感応力を使うことを嫌い、首を左右に振ることで不使用の意思表示をした。


「普段はどうしていた。筆談か?」


手話を、とルクスースが短く書くと、オクノスはインク壺とペンをいつでも取り出せるよう、普段はどこに仕舞われているかを説明したのち、別室から運んだ複数の布を重ねて敷布代わりの厚みを作った。


「横たえさせれば休眠になると思ったが、お前には辛かったようだな。ひとまずは、この上で眠れ」


最後にクッションを枕として据えたオクノスは、ルクスースの肩を掴むと即席の寝具に娘を押し込む。

 肩や腕、素肌に男の手が触れたせいでルクスースの心音が乱れた。王子から組み敷かれた負の記憶が蘇ったのだ。

オクノスなる青年の姿が消えても、疲弊と睡魔を感じているのにルクスースは眠れない。

 奇妙な吸着音がして閉じた瞼を開くと、木目の床を鴨が闊歩している。こちらへ来るものか、来たらどうすべきかを迷って身を潜めていると、野鳥は絨毯の上を歩いて寝具の傍に立つ。

 両脚は明るい色で、嘴は黄色い。つぶらな瞳で瞬きをしてから、尻を左右に振りながら鴨は離れていく。

 水掻きがあるせいか足音には愛嬌があり、血の気と呼気を伴う鴨の存在感にルクスースの緊張も次第に解け、やがて深い眠りに落ちたのだった。


「今後は手話で話せば良い」


夜が明けて驚いたことには、オクノスが朝の挨拶を手話で行ったことだ。ルクスースは屋内を歩き回っている鴨について手話を用いて尋ねた。


「傷を負っていたのを拾った迄。回復したあとも出ていく様子がないので、自由にさせている」


オクノスの回答は正確。一夜で習得したと彼は嘯き、真偽はともかくとしてルクスースとの会話に不便のないことは確かである。

 与えられるがままにルクスースはドレスを着用していたのだが、足元の鴨が裾を潜って遊びはじめた。八の字を描いて娘の両脚の間を往復し、これに狼狽えたルクスースは均衡を崩してオクノスの胸へとぶつかる。頭二つ分は背丈のある男が体躯に見合った頑丈さで娘を受け止め、急いで謝罪を手話で示さんとするルクスースを抱き留めたまま、鴨を見下ろして笑った。


「禽獣のすることよ。踊ってやればよかろう」


言うが早いか、オクノスがルクスースの片手を引き、腰を抱いて踊る。それが社交界でのステップだとルクスースにもわかりはしたが、翻るドレスの裾を鴨がつつき、潜って遊ぶものだからルクスースの足捌きは見れたものでは無いはずだ。それなのに転ばずに踊り続けていられるのは、オクノスが支え、崩れかかる姿勢の傾きをダンスの流れに乗せているからだろう。


「人間は集まれば踊るだろう。よしよし、上手いぞ。調子が出てきたな」


オクノスが囃し立てると、足元の鴨が応えて鳴く。

 愉しげな調子に巻き込まれ、強制的に四肢を動かすと体の動きに釣られてルクスースも笑んでしまうが、あがった口角が下がるのも早い。頭上で笑う男の口元に輝く鋭い牙を見上げながら、ルクスースは森に居を構える異常性を考えた。

 旅人が森を抜ける際には、賊や獣の対策にと必ず護衛をつける。それほどに森の深部に立ち入るのは危険で、だから殆どの民は出身地の村を出ずに生涯を終えるのだ。

 オクノスは朝に出かける際にはジャケットに外套を重ねた紳士風の姿で出ていき、半日で帰ってくる。行先はルクスースも聞き覚えのある街で、オクノスは何某という貴族の名で社交界に出入りしているらしい。

 件の街と森に、或いはルクスースの知らぬ近道があるにせよ、地形というものは動かせまい。馬車を使って数日はかかる距離を踏破したオクノスから外套を預かってみても染み一つ無く、帰宅したオクノスは荷物さえ携えていないのだ。

 それなのに衣類は定期的に新調され、消費した食材も補充される。オクノスが買い出しに出たという結果自体は、ルクスースも与えられたドレスや調理に使う野菜という形で手に取り、確かめられる。

 彼が嘘を言っているわけでないことがわかるからこそ奇怪だ。獣の脚でも鳥の翼でも縮めきらない距離を、彼はどう短縮しているのか。


「ルクスースよ、おいで」


オクノスの呼び掛けにルクスースが従えば、足元の鴨も着いてくる。白いテーブルクロスの上には食器が揃い、ふたつのティーカップに熱い紅茶が注がれる。オクノスがホールケーキにナイフをいれて六等分に切り分け、一ピースを皿に移してルクスースへと供する。

 街の洋菓子店から森まで、どれだけ馬を急がせても鮮度は落ちるはずだが、ケーキに傷みは見られず、赤や紫の木の実は艶やか。


「お食べ」


異形が勧める。オクノスと数日を過ごしたルクスースは躊躇ったり怯えたりせず、フォークで一口分の欠片を切り分けた。生地は焼きたての柔らかさ、口に含むとベリーソースの酸味とホイップの甘さが交わり、優しく溶けていく。


「人間は甘味を好む、娘ならば特にそうだと聞く。お前はどうだ」


ルクスースはフォークを置き、手話で問う。貴方は何者ですか、と。するとオクノスは席を立ち、卓を迂回してルクスースの傍へと寄った。顔の前に片手を翳される。途端にルクスースは背を曲げて嘔吐した。


「おや。人間の頭はこれしきの刺激にも耐え兼ねるか。もう少し、認識しやすくしてやろう」


オクノスは娘の青ざめた顔を上向けさせると、汚れを拭いながら、再びに手を翳す。

 何をされたかわからず、呆然とするルクスースの視界が白く霞む。ややあって、それが濃厚な霧だと気づいた。霧の向こう側に見知らぬ景色が覗き、あれは何かと集中すれば、自ずから視点が進む。

 そこは、花畑に見えた。白い花が微風に揺すられ、そこかしこで淡い光が漂いながら、緩やかに明滅している。空と地上の区別はあまりなく、花々が地平線の果てまで茂るばかり。霧の彼方を進んだ先、花園の中央に巨影が現れた。

 立派な枝振りの樹で、葉はない。樹皮は硝子片のような反射を散らしており、詳しく見ようと集中すると、水晶で出来た巨大な樹であるとわかる。地表にみる姿はほんの僅か、剥き出しの根は地中に張り巡らされており、大地の果てまで及ぶ。

 この静寂に支配された純白の世界は、一柱の巨樹に支えられているのだ。

 瞬くと、異界の花園は掻き消えてしまった。ルクスースが嘔吐したのは、オクノスが強い負荷をかけたからだという。二度目は上手くいき、ルクスースに理解出来る形に置き換えられて、彼女は異界の風景を垣間見た、ということらしい。

 貴方は大地を支える樹なのですか? ルクスースが尋ねると、オクノスは頷く。


「だが、この世界でいうところの植物ではない」


異界には異界の法があり、二つの世界に空似を求めたところで仕方がないとオクノスは言う。

 汚した衣服を着替え、体を落ち着けてから洋菓子を楽しんだ後、午後は川へと向かった。

 生死の境を彷徨った場所だが、再訪による恐怖は起こらない。ルクスースは鴨を抱えて辺りを歩き、水の流れが緩やかで、かつ水深の浅い場所を選んで野鳥を下ろす。水浴びをして羽根を広げる姿を見ると、陸を歩いていた時よりは活き活きとして見えた。


「近頃はよくあれと戯れているようだな」


木漏れ日の下で、オクノスが言った。

 鴨よりも人の方がずっと大きいので、守ってあげなくてはなりません。ルクスースは手話でこのように示し、更に続ける。

 人の手で世話を受けた野鳥は自然に還すことは出来ないのです。


「そうか」


オクノスが短く頷いた。彼の目線の先では鴨が下草を踏んで陸地にあがったところだ。激しく身を震わせて水気を切り、水浴びに満足したらしい。

 鴨を見守りながらも、ルクスースは隣の男に手話で尋ねる。街では巫女の捜索が行われているのではないか、と。


「ここへは辿り着けまい。私がいるからな」


森から街までの距離を半日で行き来するのだ、この異形がいうならば理屈は見えずとも可能なのだろう。

 失踪した巫女の捜索はとうに開始されているはずだが、森に立ち入る者はない。オクノスの拠点を軸とした周辺だけが、法則を塗り替えられたように人の往来が絶たれており、馬車を見かけたことも無かった。

 鬱蒼と草木の茂る薄闇は清浄な青みを帯びており、陽射しが幾重もの葉を透かして金の斜線をところどころに延べている。

 オクノスが彼の世界から来たならば、他にも知りたい疑問は沢山ある。矢継ぎ早の質問にも彼は応えてくれるだろう。思考の速さに手話は追いつかず、筆談でも遅い。声を、と久しぶりに望んだルクスースに、感応力ならとの誘惑が過ぎった。

 心は周囲に漏らさず、自分だけの領域として秘めていたい。感情や言葉を遠隔地に届ける意欲に乏しい、そのはずであったのに。

 ルクスースは目を伏せることで高まりかけた興奮を逃がす。これ以上、己を軽蔑しないための自制心が働いたのだ。

 オクノスの片腕に額を寄せると、 霧の向こうに垣間見た異界が瞼裏に蘇り、人と並ぶというよりは佇立する巨樹に身を寄せている心地がした。

 オクノスが如何なる存在かを説明される前から、彼の気配が動き回る生物よりは佇むものとルクスースは気取っていて、それだからオクノスの隣にいることで安堵するのかもしれない。

 ルクスースがオクノスに寄せる信頼は静かなものであるはずだったが、出かける彼の背を見送り、帰宅後に覚えのない香水の香りが鼻腔に触れると、年の離れた兄の如く慕っているとは、とてもいえない気分に陥った。他所で女性と関係しているか否か尋ねたことは無いが、仮にそうであったならと想像すると胸が悪くなる。

 オクノスが人ならざる者と承知していても、美しい男の容姿をしていることに変わりない。恋の萌芽が芽生えたとて、世界を跨ぐ異種である。土台、無理な話だろうという諦観をルクスースは抱いており、不相応な独占欲を恥じた。しかしながら、この羞恥と欲望の自覚により、ルクスースは森を彷徨う幽霊の如き曖昧さから目覚めたのだ。

 川で溺死しかけた傷はとうに癒えているし、巫女の捜索が容易く打ち切られるはずもない。外界を意識できるほど精神が回復した結果、彼女に打ち寄せたのは不安と現実感。

 結局のところ、生きているからにはルクスースが巫女を辞めることは出来ないだろう。今は感応力を使わずに済んでいるが、暴発は起こり得る。ただの村娘として人の傍に潜伏しても、実の親がそうしたように、信頼した他人から王族に差し出される顛末を想像することは恐ろしい。

 夜を迎えたある日、オクノスがルクスースを二階へと誘った。空き部屋に家具が搬入されており、天蓋付きの寝台が設置されている。大型家具の移動音がしなかったことをルクスースが手話で尋ねると、オクノスは笑う。


「お前は私が工具を用いてこの家を建てたと思っているのか? 私のやり方は全て人間と違うが、家具の報酬は支払っている」


オクノスは忽然と物を消したり現したりするが、現場をルクスースに見せたことは無い。彼が如何なるやり方をしているか未知ではあるが、物品の購入には対価を支払い、以前に聞いた伯爵の地位で財政をやりくりをしているようだ。


「人間を騙し、不正を働くことは無い。人の文化を学ぶべきは、この私の方だからな」


頓狂な面もあるが、オクノスは人を理解する意欲に満ちており、ルクスースに価値観を寄せようとして見えた。此処はルクスースの寝室だとオクノスは言う。


「人間には寝床が必要であろう。これだけ大きければ、私とお前が交ったところで窮屈さもあるまい」


聞き違ったかとルクスースは手話で尋ね返す。オクノスが単語を取り違えたと危ぶんだのだ。


「同衾、交接、性交渉。交尾だ」


オクノスは先を続ける。


「初めに言わなんだか? 私はお前を迎えにきたのだ。お前が娘であることを把握していたが故、雌雄として雄の姿をしている。これならばお前の番となれるだろう」

「ヒャヒッ」


ルクスースは驚愕のあまり悲鳴をあげた。久方ぶりに発声したのだが、喉を意識する余裕は無い。


「私は血流を聞く。だから、お前が興奮すればすぐにわかる。お前は私に情欲を向けていたし、この顔を気に入っているだろう。違うのか? 以前より寝室を誂えてやろうと考えていたし、人間は寝具の中で交尾する。この部屋を使えば良かろう」


淡い思慕はあるが、身体的接触までを望んだ覚えはない。僅かばかりに情欲が高まることなど、人の身ならば日によってあるのは当然だが、指摘を受けた衝撃でルクスースは赤面したきり、棒立ちになる。


「お前が望めば抱いてやる。いつでも言え」


行く末を案じて身を固くしていたルクスースの思考を叩き割るような衝撃を与えてから、オクノスは快活な笑みを残して階下へと去った。

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