第4話 玲子にストーカー!? 親衛隊と救世主
私達『右﨑玲子』と『左弥生』が仲良くなって、
一週間が過ぎた。
弥生は完璧なクール系美少女だと思ってたけど、
仲良くなってみると天然で少し抜けている子だってわかった。
~矢印中学校 廊下~
《弥生》「ねぇ...玲子ちゃん、聞いてる?」
《玲子》「えっと...何だっけ?」
《弥生》「もう...玲子ちゃんが前に話してた、
ストーカーのことだよ!」
あぁ...そうだった! 私はここ一週間で何か視線を強く感じる瞬間が多くなっているのです!
笑いごとじゃないけどね♪︎
それにその視線に何か『殺意』みたいなものを感じていた。 私、誰かに殺意を抱かせるようなことした覚えないんだけどなぁ...
《玲子》「まぁ、気のせいでしょ! 私にストーカーする物好きいないと思うんだけど」
だって、隣にもっと美少女がいるわけだし。
《弥生》「気のせいでも警戒しておくに越したことはないよ!ストーカーって放っておくと、後々大変なことになるんだよ!」
むぅ...確かに...てか経験者みたいな口振りだなぁ...
《玲子》「何か...経験者みたいなアドバイスだね
弥生ストーカーとかできたことあんの?」
《弥生》「まぁ...うん...」
やっぱ 完璧美少女は違うわぁ...
!! 今、視線を感じた...
《弥生》「? 玲子ちゃんどうしたの?」
《玲子》「えっ...いや、何でもない!」
やっぱ...気のせいじゃないかも。
~放課後~
《弥生》「じゃあ、私はこっちだから。 ストーカーには気をつけてね!」
《玲子》「はいはい じゃあね、弥生」
弥生が離れるのを確認して...よしこんなに離れてたら大丈夫だよね...
さてと...
《玲子》「そこの電柱の後ろの人、そろそろ出てきてもいいんじゃない?」
電柱の後ろから「えっ!?」と言う声とピクッ!と反応した影が見えた。
《?》「よ...良く分かりましたわね...」
まぁ...あんなに視線送ったり、バリバリ足音してたし... でも、たぶん弥生は気づいてなかったと思うけど...
《玲子》「で、私に何の用? 『天上院優雅』さん」
《優雅》「おほん...単刀直入にお聞きしますますと、
『左弥生』様とどんなご関係で?」
えっ!?弥生のこと!? 私目当てじゃなくて弥生目当てか...この人。
《玲子》「弥生とは友達だよ、一番のね♪︎」
そう返すと、天上院さんはプルプル震え出して、
《優雅》「許しませんわ...許しませんわ...そんなこと...あの美しく優しいあの女神である弥生様が、このような野蛮で脳筋なヤンキーと友達など...」
えっ...何!?私まさか、何か地雷踏んだかなぁ...
《優雅》「許しませんわ~~~!!」
そう言って走り去ってしまった。
《玲子》「何だったんだろ...あの人...」
はぁ...私ってそんなヤンキーに見えるかなぁ...
《弥生》「玲子ちゃん、本当に大丈夫かなぁ...心配だなぁ...」
《優雅》「弥生様ぁぁ!待ってくださいまし~!!」
この声は...天上院さん? 私に何か用でもあるのかなぁ...
《弥生》「どうしたんですか? 天上院さん」
《優雅》「弥生様! 私は『弥生様親衛隊』の代表として言わせていただきたいことがあるのです!!」
何...親衛隊? そんなのあったんだ...
《弥生》「あの『右﨑玲子』とか言う女との関係を切っていただきたいのです。 あのような野蛮人は弥生様には相応しくありませんわ!」
何を言っているの? 玲子ちゃんが野蛮人!?
《優雅》「弥生様にはもっと相応しい方がいらっしゃいますわ。 例えばこの私などはどうでしょう?」
........................はぁ💢💢
この瞬間私の頭の中にで何かが「プツン...」と切れた気がした。
《弥生》「天上院さん...玲子ちゃんは野蛮人何かじゃありません。 玲子ちゃんは私の大切な友達です
相応しいとか相応しくないとか関係のない...」
《優雅》「えっと...弥生様...あの その」
《弥生》「貴女とはもう話すことはありません。それでは」
《優雅》「弥生様...どうして...どうしてわかってくれないのですか... でも弥生様があんなにも取り乱すなんて... あの玲子という女のどこに魅力が...」
《カーブ》「へっ...その揺れる思い...使わせてもらうぜ~! 来い...『マイゴート』!!」
《優雅》「何ですの!? ってうわぁぁ!!」
エネルギーを吸ったコンパスが電柱にくっつき、
山羊の仮面の怪物『マイゴート』が誕生した。
「マイゴォォォォト!!」
《カーブ》「今度こそ...待ってろよ~!妖精共...
そして憎き『
ファースト·メシア ウルフリックドルフ @ayu802
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