転生したら、人気アイドルグループのセンターになっていました

入れ替わり

起きて••••

起きて••••

どこからか、声がする。

そうだ、たしか俺は車に轢かれたんだ。

人の声が聞こえるってことは、俺はまだ生きているのか？

起きてよ•••

ねえ、ねえってば•••

「ん•••んん•••」

目を擦り、辺りを見渡す。

「？？？！！！！！」

驚きのあまり、言葉が出てこなかった。

だって、目の前にいるのはmoon5のメンバー、アイカだったから。

「早く準備してよ。

もうあと10分でステージ始まるんだからね！！」

彼女は頬を膨らませて、忙しそうに部屋を出ていった。

え••••

なんだ、これ•••

夢？

夢を見ているのか？？

俺は立ち上がり、辺りを見渡す。

ふと、鏡が視界に入った。

「う•••うそだろう••••」

鏡の前に立つ俺は、大好きな推し（つまり、ラムたん）の姿をしていた。