第百三十話 踊る謀略会議


「ダールベルト、これがヴァニタス・リンドブルムに関する調査資料のすべてか?」


 ここはオータムリーフ公爵家が帝都にて所有する邸宅―――ではなくリヒャルトが個人的に拠点とする別宅。

 リヒャルトはダールベルトから手渡された分厚い報告書へと目を通していた。


「はい、左様でございます」


 これはリヒャルトが当主たるバーゲン・オータムリーフの目を盗み公爵家オータムリーフお抱えの諜報員ちょうほういんに命じて秘密裏に集めさせた資料。

 ヴァニタスの周辺を徹底的に調べ上げ弱点を探るため、リヒャルトはあらゆる手を打つつもりだった。


 あの日、夜会を後にしたリヒャルトは右手の傷口の治療のため、オータムリーフ公爵家の邸宅へと迅速に運ばれた。


 竜骨の槍にて右手に空いた風穴に多量の出血。

 痛みは尋常ではなかったはずだが、馬車に押し込められたリヒャルトはヴァニタスへの憎しみのせいか意外にも静かだった。


 それでも邸宅に到着した途端騒ぎは邸宅中を駆け巡り、当然当主バーゲンの耳にも入る。

 結果夜会で起きた事の顛末てんまつをダールベルトから聞き出したバーゲンは烈火の如く怒りをあらわにした。


『何故皇族相手に不必要な物言いをしたのか?』

『お前を夜会へと向かわせたのはそんな個人の主張をさせるためではない!』

『要らないいさかいを起こすな。我がオータムリーフ公爵家は貴族派の筆頭。にも関わらず皇帝派他の貴族の目もある場で自ら不利になるようなことを仕出かすとは、この大馬鹿者めっ!』


 バーゲンとしても寝耳に水の事態。

 リヒャルトの目も当てられない失態に、彼はここ何年か頭を悩ませている頭脳に加え、吐き気すら覚えた。


 だが、結論で言えばバーゲンがリヒャルトに罰として言い渡したのは当面の謹慎処分だけだった。

 そう、数多いる貴族たちの前で大恥を掻いたとはいえ、謹慎処分など実質的には何の罰も与えられていないことと同じである。


 勿論、当主であるバーゲンはラゼリアのみならず対立派閥であるスプリングフィールド公爵への正式な謝罪を行った。

 息子であるリヒャルトにも改めて謝罪の手紙を書かせ、反省の意を示させた。


 しかし、これが許されたのは一重ひとえにリヒャルトが天才と自称するほどには実力が高かったからに他ならない。


 所有する三つの先天属性への深い理解。

 帝国剣術の腕前は上級の騎士にも劣らず、傲慢な物言いや高いプライドを除けば明晰な頭脳は魔法学園卒業時も優秀な成績を収めており、これまでも領地改革の随所にて役立ってきた。


 それに、兄であるヒューラックのこともある。

 廃嫡はいちゃくもしくは放逐するには惜しいとバーゲンに思わせる程度にはリヒャルトは優秀であった。


 そして、バーゲン自身実の息子に対する情を捨てきれなかったことも一因していた。

 貴族派の筆頭として配下の貴族に対して非常に厳しい態度を取ることで知られるバーゲンも我が子に対しては甘かった。


 ラゼリア皇族への執着はともかくいずれ他国の令嬢とでも政略結婚させればそれなりに役には立つ、と。

 結局情に絆され別宅に押し込める程度のことしか出来なかったのだ。


つうっ……」

「……痛みますでしょうか? 申し訳ありません。バーゲン様より治療は最低限にせよと」

「……わかってる。父上も外部の目を気にして余計なことを」


 とはいえ謹慎処分以外にも一応の罰はある。


 それは傷の治療を最小限にして負傷した姿のまま過ごすこと。

 配下含め周囲に反省の意を示すためにも敢えて血が流れる程度に傷口は残し、目に見える形で自らの非を認める。


 だがこれも所詮ほんの小さな吹けば消えるような罰、この程度で止まるリヒャルトではなかった。






「……ヴァニタス・リンドブルム、改めて調べると奇妙な子供だな。長期休暇前のヤツは悪童の名に相応しい傍若無人振りを発揮し、帝都でもそこそこの悪評を撒き散らしていた。しかし、学園に戻ってきた途端雰囲気どころか実力すら劇的に変わった」


 リヒャルトは報告を読みつつ難しい表情で唸る。


 真意、というより物事の真実が見えてこない。


 短期間に実力が上がる。

 これはまだわからないでもない。


 魔法学園の長期休暇は約一ヶ月。

 それだけあれば底辺の実力だろうと多少なりとも見える実力に向上していておかしくない。


 しかし、事はそう単純ではなかった。


「はい。ヴァニタス・リンドブルムの実力は以前とは比べものにならないほど大幅に向上していたとのことです。なにより光属性の汎用魔法しか習得していなかったはずが、本人曰く掌握魔法を行使することが可能なのだとか」

「掌握魔法……御伽噺の中の魔法だろう? それを何故ヤツが使える?」

「理由は不明です。ですが威力の程は極めて高く、魔法学園の特別製の的を揺るがすほどの威力を有していると。また、平民との決闘騒ぎの際には魔法の直撃で闘技場全体が大きく揺れたことを目撃している者が多くいます」

「急激に、それこそ別人レベルの変化か……」


 オータムリーフの調査力を持ってしても、流石に転生によってヴァニタスが別人へと変貌していたとは予想がつかなかった。

 リヒャルトとしても変貌の謎は解けず、悔しげな表情をするのが精一杯だった。


「……忌々しい」


 視線はリストの下へ。

 リヒャルトはヴァニタスのさらなる弱みを見出すため報告に目を移す。


 やがて出た決論はやはりヴァニタスに取って掛け替えのない部分を突くこと。


 すなわち――――。


「ヴァニタスの最も大切な存在……やはり常に侍らせている奴隷たちで間違いないな」

「はい。恐らくはリヒャルト様の考えで間違いないかと。彼は常に奴隷と共にありますし、親しげに会話している姿も頻繁ひんぱんに目撃されています」

「特に連れ歩く比率が高くヴァニタスから信頼を得ているのがこの金髪の女――――クリスティナ・マーティアか」


 外見の特徴まで記載された詳細な報告書。

 ダールベルトが資料の先を読み上げる。


「はい。クリスティナ・マーティア、ルアンドール帝国の没落した貴族出身であり元マーティア子爵家令嬢。『水麗』と『鷲』の二つの先天属性を所有し、帝国剣術を基礎とした剣技も中々に様になっているようです。また、奴隷となった経緯ですが、不明な点も多く恐らくは子爵家が没落した理由にも関係してくるものと思われます」

「マーティア子爵家……下級貴族にしては珍しい領地持ち。聞いたことがないと思ったらウィンタースノーの近くか。没落理由は……ハッ、なんだコレは笑ってしまうな!」

「…………父と母、それと下に歳の離れた妹と弟が一人ずついますが、現在彼らの詳しい消息は不明です」

「家族の消息が分かれば人質に取ることも容易たやすかったものを……まあいい、次だ」


 リヒャルトの心底残念そうな表情は、実際クリスティナの家族の消息さえわかっていれば人質に取っていただろうことは明白だった。

 ……ダールベルトはその事実を敢えて見て見ぬ振りをして話を先に進める。


「……ヒルデガルド。姓はなし。直情的な性格。帝国南方の部族出身と思われ、主な戦闘方法は徒手空拳と泥魔法。さらに最近では生物属性の魔法も使用するようになったとか。これまで隠していたのか後天属性として得たのかは不明です。また度々魔法学園で主であるヴァニタス・リンドブルムと模擬戦をする姿が目撃されており、魔法学園の生徒と比べても実力はかなり高いと思われます」

「そうか。単純な女は御しやすいものだが、一歩間違えればこちらの干渉が露見することにもなる……難しいところだな」

「兎獣人では非常に珍しい黒色の毛色を持つ獣人ラパーナ。出自は不明。小柄で非力な弓使いであり、ヴァニタスの奴隷三人の中では最も実力は低いと思われます。また、無名の錬金術師と友人関係にあるようで、時折単独にて主の元を離れては接触しているようです」

「奴隷に自由な行動を認めるとは……ヴァニタス・リンドブルムも甘いな。そんなことだから奴隷という立場を弁えずつけあがる。だが黒毛の兎獣人か……私もお目にかかったことのないレア物だ。コレクションしたくなる気持ちはわからないでもない」

「…………」


 『所詮使い捨てな奴隷に執着する理由としては薄いがな』、 リヒャルトが報告書を指で叩きながら吐き捨てるように呟くのをダールベルトは黙って聞き流した。


「残る関係者は屋敷の執事とメイドたちですが、こちらは取るに足らない者ばかりでしょう。領地から派遣された執事長ユルゲンは老齢に差し掛かっていますし、メイドは言わずもがな……替えの効く存在です」

「……となると」


 リヒャルトの視点が報告書に記された一つの名で止まる。


 その名は帝国のみならず近隣諸国の間ですらあまりにも有名だ。

 皇帝の戦力、帝国に十二の席しか存在しない選ばれた実力者。


「問題はやはり宮廷魔法師第二席、ハベルメシア・サリトリーブ様ですか……」

「現在はヴァニタスの奴隷だというからどんな悪どい手段を使ったのやら」

「詳細は秘匿されていてわからない部分の方が多いです。どうやら賭け試合の末に奴隷となったとの噂はありますが……真偽は不明です」

「皇帝とどんな取引をしたかは知らんが、相当な金を積んだのか? いや、侯爵家にそんな大金は用意出来ないはずだが……裏取引でもあったか……」

「ハベルメシア様は十年以上宮廷魔法師を努めていらっしゃるベテランです。……どう対処されますか? もし我々の存在が露見し、皇帝陛下に直訴でもされますと……」

「フ、心配することはない」

「それは……何故でしょう?」

「宮廷魔法師といっても公爵家未満の権力。公爵家たる私の足元にも及ばない。それに万が一私に手を出そうとしても奴らは結局国家の、いや皇帝の犬に過ぎない。なに、打てる手は幾らでもある」

「…………はい」


 『そもそも露見するような事態にはならないがな』と自信満々な態度のリヒャルトに、ダールベルトは一抹の不安を覚えたが、諌めたところで最早止まらないことは確実だった。


「それで……ここ数日のヤツの動きは――――」


 リヒャルトは報告書を捲り新たなページへと目を通す。


 そこにはヴァニタス一行のここ数日の動向が記されていた。


「ククク、アハハハ、何だこれは、見たかダールベルト、傑作だぞ!」

「……はい、すでに拝見しております。どうやらヴァニタス・リンドブルムは恐喝に困るとある飲食店のために裏の商人たちの間を奔走しているようです」

「平民同士の争いに何故頭を突っ込むのか? 理解に苦しむな。しかも、この報告では各所の商人共に脅しをかけて回っているそうだが、何故一々そんな面倒なことをする? 騎士団でも動かしてすべて捕らえさせればいいだろうに。そもそもこの恐喝をしていたという犯罪者共は何故一思いに殺してやらない? 平民、しかも貴族に逆らう者犯罪者なぞ血で償わせればいいだけだろうに。甘い、甘すぎるぞ!」

「……ではどうされますか? そちらに手を回しますか? 確か店の名は『カモミール』と……」

「……いや、待て。平民のために行動するなど高貴たる我ら貴族にはあり得ない行動だ。ヤツが末端の貴族だとしてもな。……私たち監視者の存在に気づき罠を張っている可能性もある。最大限警戒はすべきだろう。オータムリーフが動いていることを感づかれても面倒だ。もっと別の……ヤツの意識の向いていないところがいい」

「はい……」

「となると……さて、どこから崩すか」


 ダールベルトは息を呑む。


 リヒャルトの品定めでもするかのような視線があまりにも冷酷だったからだ。


「……ヤツの奴隷共は当然ガードが硬い。手出しするには相応の準備が必要だ。しかし、そこを切り崩せば最もダメージを与えられるのは目に見えている。苦しむヤツの姿を思えば……フハ、悩ましいな」


 奴隷に向ける視線と同等、いやそれ以下の絶対零度の眼差し。

 報告書にはヴァニタスの周辺人物たちがズラリと記されている。


 リヒャルトが誰を狙うのか。

 主の考えなど到底読み切れないダールベルトだが、嫌な予感しかしなかった。

 

 と、その時、何処からともなく二人に声をかける人物がいた。


「――――二人して忙しそうじゃな、出直した方がいいかの」

「ッ!?」

「何者だ! 刺し貫く槍茨ランツェ・ドルン!」


 ダールベルトの突き出した左手から急速に伸びる茨の槍。

 彼の先天属性『茨』による魔法が何処からか現れた訪問者に向けて放たれる。


 しかし……。


「おっと、危ない危ない」

「くっ……この距離で躱しただと?」


 最小限の動きでの回避。

 室内、それも万全に動き回れるほど広いとも言えない執務室で、まるで何でもないことのように首を軽く傾けただけで『茨』を躱す姿は、ダールベルトに驚愕を抱かせるには十分だった。


「ダールベルトといったか? そのように警戒する必要はないぞ。ワシはヌシの主へと手出しするつもりはないからの」

「……だからといってお前のような不審者を放置する訳にはいかない」


 リヒャルトたちの目の前に現れたのは長いひげを蓄えた老人だった。


 加齢のためか丸まった背中に目元すら隠れるほど長く伸びた眉、手元には木製の杖が握られている。

 顎髭あごひげを撫でつつ話し掛けてくる糸目の老人は敵意こそないものの異様な気配を纏っていた。


「……貴様は?」

「さてな。ヌシたちの方が良く知っているのではないか?」

「……無為混沌の結社アサンスクリタか?」

「カカカッ、正解じゃよ。といってもワシは隠居しておったところを無理矢理復帰させられただけに過ぎないのじゃがな」

「……前の奴とは違うな。モーリッツだったか? あの胡散臭い奴はどうした」

「死んだよ」

「……なに?」

「ヌシも知っておるじゃろう? ワシら結社の存在を広く露見させた存在を。ヴァニタス・リンドブルムに殺されたのじゃ」

「アイツが? ……またか」


 老人の言葉に憤るリヒャルト。


 ところでリヒャルトは夜会の際にラゼリアに向けて無為混沌の結社アサンスクリタなど存在するはずがない、とまで言い切ったが――――アレは嘘だ。


 リヒャルトは彼ら結社と繋がっている。

 帝国の情報を流し、その見返りに様々な恩恵を預かっている。

 

 だが、誰がヴァニタスによって殺されたかまでは知らなかったため多少はモーリッツの死に驚いた訳だ。

 とはいえ、顔見知りモーリッツが死んだことよりもヴァニタスの活躍が気に入らない。

 リヒャルトの顔面には言葉に出さずとも内心が如実に表れていた。


「ワシはモーリッツの代わり、敢えて言うなら結社の調整役とでも言えば良いかの」

「どうやってここまで来たっ! 警備の者たちはどうしたっ!」

「……ダールベルト、少し静かにしていろ」

「ハッ……差し出がましいことを……申し訳ありません」

「ヌシの部下たちには眠って貰っておるだけじゃよ。何、命までは取っておらぬ。数時間は目覚めないじゃろうがな」

「そうか……だがこの私の前で少々頭が高いのではないか?」

「はて? そうじゃろうか? ワシらは対等であろう? 何よりワシらの存在が外部に露見して困るのはヌシじゃ。ワシではない」

「……とぼけるか、食えない老人め」


 互いに睨み合う二人。

 双方ともに相手を信頼していないのがその様子からも分かる。


「そうそう、どうやらヌシはヴァニタス・リンドブルムに恨みがあるようじゃが……」

「何故それをっ!?」

「……ダールベルト、少しは冷静になれ。大方先日の夜会を監視でもしていたのだろう? そして帰りの馬車を操っていた御者ぎょしゃからでも私の態度を聞き出した。それで当たりをつけて尋ねてきただけのことだ」

「ホウホウ、それが分かるとは中々に観察力はあるか。……貴族たちの集う夜会の真っ只中であれほど取り乱していた人物と同一人物とは思えんな」

「余計な挑発はいい。……で? 結局何の用で私の元を訪れた? 前までは多少は情報について融通してやれたが、いまのところ貴様らに引き渡せる情報は何もないぞ」


 渋い表情のリヒャルトに向けて老人が懐から出したのは一つの透明な容器だった。

 全体が透明な厚いガラスで出来ており、上部が細く下部が太く丸く成形された丸底のフラスコ。


「……これは?」

「『銀のフラスコ』。ワシら結社からのささやかな贈り物じゃよ」

「気持ち悪いな。中に何が詰まっている? 金属を溶かしたものか?」


 コルクのような物で厳重に封じられたフラスコの中には銀色に蠢く何かが詰まっていた。

 糸目の老人がフラスコを傾けると中の物体がまるで銀の絵の具を溶かしたかのように渦を巻く。

 

「……効果は? 貴様らの持ち物だ。ただのフラスコの訳がないのだろう?」

「まあそうじゃな。まず、これの使い方は――――」






「――――という訳じゃ」

「……いいじゃないか。使える」


 老人から伝えられた『銀のフラスコ』の使い道に得心がいったのか大きく頷くリヒャルト。


 だがダールベルトの胸には不安が広がっていた。


(本当にこんな得体の知れないものを使うのか? 秘密結社など信頼に値しない。なによりコイツらはいつでも我々を切り捨てられる。いざとなれば繋がりを盾に脅してくるはずだ。リヒャルト様とてそんなこと百も承知のはず……)


「リヒャルト様! そのような怪しい物体を本当にお使いになられるのですか?」

「ダールベルト、私たちの関与が疑われると困るだろう? その点これは物が物だ。私たちの正体に繋がることは万が一にもない。それにこれを使った方がヴァニタスヤツを一層苦しめられる。そうだろう?」

「ですが……」


 だがリヒャルトは止まらない。

 止まる気など毛頭なかった。


 それを直ぐ側で見透かされているとも知らずに。


(莫迦じゃな。結社ワシらに利用され最後は捨てられる存在。モーリッツのヤツがコヤツに目をつけた理由がよくわかる)


「どのように使うにもヌシの自由じゃよ。……ところで贈り物ついでに提案があるのじゃが……」

「フ、奇遇だな。私からも貴様らに手伝わせたいことがある」


 互いに信頼のないリヒャルトと老人だったが、その提案は双方にメリットのあるものだった。

 同じ敵を持つ者同士、一時だけの協定が結ばれる。


 そうして謀略会議は進む。


 やがて老人は去り、執務室には片手に『銀のフラスコ』を覗き込むリヒャルトといまだ不満そうに佇むダールベルトだけが残った。


「――――こいつだ。ダールベルト」

「……はい、仰せのままに」

「ククク、ヴァニタス、たとえ格下の存在だろうと私は手を抜くことはないぞ。精々苦しむといい。裏切りの傷に貴様がどれほど藻掻き苦しむか、高みから見物してやろう」











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