第百七話 地下牢と無関心


 グラニフ砦には犯罪者を拘束する地下牢がある。


 邪竜、月食竜エクリプスドラゴンの吐息ブレスによって半壊した砦だが、破壊された部分はマッケルンの尽力により砦上部に集中しており、地下にあるこの場所は比較的被害をまぬがれていた。


「ウム、グラニフ砦にこんな施設があったとはな。私も知らなかったぞ」

「主様。ラゼリア様も足元にお気をつけを。少し滑りますので」


 じめついた湿気混じりの地下をクリスティナの案内でラゼリアと共に歩く。


 本来ここの使用用途はあまりなく、騎士たちの中でも規則を破った者を短期間収容するか、時折り現れる封印の森へ無断で侵入する者たちを拘束しておくための設備でしかない。


 薄暗く見通しも悪い狭い空間。

 通路に備え付けられた魔導具のポツリとした灯りだけが先をかすかに照らす。


「問題ない。怪我をしているのは右手だけだ」

「はい。ですが……主様は回復魔法も満足に受けていませんし、お怪我もまだ完治されておりません。……ご無理だけはなさらないで下さい」


 包帯が巻かれたままの僕の右手を見て悲しそうに目を伏せるクリスティナ。


 邪竜エクリプスドラゴン戦、ひいてはモーリッツに止めを刺してから二日が経った。

 しかし、僕の右手の怪我はまだ完全に治った訳ではない。


 それは、回復系統の魔法を使える者たち、所謂いわゆる救護騎士きゅうごきしの数が元々少ないのもあるが、僕よりも重傷な騎士たちの治療を優先しているという事情が関係していた。


 なにより時間によって自然回復するとはいえ魔力の残量は限られている。

 回復系統の魔法自体は重ねがけが可能だが、貴重な魔力を命の危機にない者に使用するのはそれはそれで問題だ。


 まあ、流石にクリスティナとヒルデガルドの治療はある程度優先して貰ってたが、半死半生はんしはんしょうだったマッケルンですらラゼリアの回復薬ポーション以外は必要最低限の治療を受けただけで、精力的に砦再建に尽力している。

 マッケルンは『グラニフ砦と我が配下たちを救っていただいた恩人にそのような失礼なことは……』と、何度か治療をさせてくれと懇願こんがんしてきたが、僕の考えが変わらないのを知ってか、いまでは見かける度に無言で礼をするに留まっている。


 それでも何処かもどかしい顔をして不満そうなのはマッケルンの義理堅い性格もあるのだろう。

 ……ラゼリアが信頼を置く騎士だけはある。


 さて、少々過保護にも思えるクリスティナの配慮を受けながら地下を進む。


「ここか」


 湿気混じりの淀んだ空気。

 明かりに照らされ怪しく光る鉄格子の前に、二人の騎士が武装したまま立っている。


 彼らはこの独房ともいうべき場所の監視役ではあるが、近づいていく僕らを見かけるなり背筋を伸ばして恐縮する。


 開口一番礼を言ってくる彼ら。

 ……恩に感じてくれているのはわかるが、こんな狭い空間で大声を出さないで欲しい。


 見れば監視役の騎士はいつぞやの回復薬ポーション魔法鞄マジックバッグごと渡した猫獣人の騎士であり、どうやら回復薬ポーションのお陰で仲間の多く、隊長? とやらが助かったことが余程嬉しかったらしい。

 僕の両手を強く握り締め礼を言ってくる。


 ん……まだ少し痛いな。


 するとあっという間にクリスティナに手を払われ怒られる彼。

 烈火の如く怒るクリスティナに彼はその場で腰を曲げ正座すると深々と頭を下げ謝る。


 おお、土下座とは。

 やはり元々小説世界だけあって土下座は謝罪の仕方として浸透しているんだな。


 ちょっと珍しいものを見た。


「ウム、感謝故の行動だ。ヴァニタス、彼らを許してやってくれないか」

「……僕もそこまで狭量じゃないさ。それにとっとと用事を済ませたい」

「ああ、そうだな。私も彼女には詳しい話を聞きたい」


 ひたすら地べたに頭をつけ謝る彼に軽く励ましの言葉をかけ立ち上がらせると、格子の内側で手足を拘束されたままの人物に目を向ける。


 件の人物こそ、今回の騒動の中心人物の一人。


「ヒ、ヒィ!」

「またですか……いい加減多少は慣れるかと思ったのですが……。まあいまの方が都合が良いのですが……ほんの少し傷つきますね。……私そんなに怖いでしょうか?」


 珍しくムッとしかめっ面を晒すクリスティナにそんなことはないとフォローしながら、怯える女を見る。


 彼女こそクリスティナが虜囚とした無為混沌の結社アサンスクリタの一員、エリメス・ロコロフィ。

 グラニフ砦地下に拘束されている彼女だが、どうやらクリスティナに拘束された時のことがトラウマになり、彼女の顔を見る度にフラッシュバックするらしい。


 ……モーリッツたちの逃走先を聞いた時は喉に詰まった血の塊を苦しそうに吐き出していたからな。

 呼吸ですら苦しそうに藻掻もがいていたし、原因となったクリスティナにトラウマを抱いていてもおかしくはない。


「ク、ク……クリス……ティナ」

「ええ、声は以前と変わらなく出せるようになったようですね。話を聞くのにあの時の濁声だみごえではどうしようかと思っていたので良かったです」

「だ、濁声だみごえって。あ、あんたのせいでしょ!」

「何か問題でも?」

「ヒィッ!」

「クリスティナ、そろそろ……さてエリメス、久しぶり? だな。」

「ヴァニ……タス」


 クリスティナに気を取られてまったく気づかなかったのか、驚愕の表情でこちらを見るエリメス。


 ……二日前に会った時より随分やつれたな。

 まあこんなところに閉じ込められれば当然か。


 仕出かしたことを考えればそれで同情するとかは一切ないが、話が聞ければそれでいい。


「この間も色々と聞かせて貰ったが、何分あの時は忙しかったのでね。改めて話を聞きに来たぞ」

「ヴァニタス……うん、久しぶり。ねぇ、ちょっと……その女を……遠ざけてよ」

「クリスティナか? 諦めろ」

「うぅ……」


 余程苦手意識があるな。

 まあ尋問がやりやすくなるなら何でもいい。


「……それで? あたしに何が聞きたいの?」

無為混沌の結社アサンスクリタについてだ。どんな目的を持ち、どういった性質で、規模はどれくらいか。知っていることをすべて話せ」


 今回の邪竜復活騒動は死者も出ているし、流石に話が大き過ぎる。

 不本意ながらも当事者になってしまった以上、皇帝陛下に報告する必要もあるだろうから、エリメスから詳しく話を聞く必要がある。


「……あんた結社の名前を知ってたんだし、詳しいんじゃないの?」

「いや、そうでもない。それに幹部なんだろ? お前の方が詳しいはずだ」


 実際あれから思い出せたことはほとんどない。

 やはりモーリッツが物語ストーリーの中でヴァニタスを結社に勧誘し、手駒としたところは思い出せるがそれ以上は思い出せない。


 何か切っ掛けがあればまた違うだろうが、やはり原作知識の欠如はそれなりに不便だ。

 思い出せないものに囚われ悩むのも疲れるから、積極的にどうにかしようとは思わないが。


「目的、ね。それは単純。――――世界を混沌に陥れ、権力に支配されない世界を作る。それだけ」

「権力に支配されない、だと……?」

「あたしもよく分からないけど……最終的には平等な世界ってやつを目指してるんじゃない? 貴族の圧政や横暴を止めるために色々裏で動いたり、帝国だけじゃなくて他の国でも奴隷を解放して回ってるみたいだし。あたしたちの賛同者は何処にでもいる。それこそ帝国にもたくさん。勿論それとわからないようにこっそり隠れてるはずだけどね」

「奴隷を……解放? 貴女は奴隷はお嫌いだと思っていたのですが違うのですか?」

「まあね。あたしは嫌い。奴隷なんて所詮底辺の連中でしょ? 他人の命令を唯々諾々いいだくだくと聞くしかない哀れな存在。諦めるだけでアイツら自分から何かをしようなんて考える頭もない。クリスティナ……あんたは普通の奴隷とはちょっと違うけど、そんな奴らのためにあたしが何かしてやるなんてメンドイもん」

「だがそれでは結社の目的とは異なるのではないか? お前は幹部なのだろう? 個人の思想が違っても大丈夫なものなのか?」

「皇女様か……そうね。でも別に首領リーダーも他の幹部連中も特に何か言ってくることはなかったかな。あたしもたま〜に命令があればちゃんとこなすし。……サボることもあるけど。幹部って言ってもどいつもこいつも自由に動くのが当たり前って感じだしね。それに同じ幹部同士でも互いに詮索も過度な干渉もしないのが暗黙の了解だったから」

「うむ……」


 となると幹部は実力だけで選ばれているということか?

 それぞれの思想や考え方は異なると。

 だがモーリッツのように結社内でスカウト担当のように特別な役割を担っている者もいる。


「そうか……なら丁度話に出たところだ。幹部について教えてくれ」

「幹部は……あたしの知る限り全部で七人」

「ほう」


 七人か……案山子男スケアクロウとエリメス、それといまは亡きモーリッツを加えてまだ知らない連中が四人はいるか。


「主君殺しの女騎士、フリーダ。なんでも力で解決するしか脳のない筋肉バカ、ディグラシオ。『改造』の先天属性をもつ女。ああこいつが邪竜くんに言うことを聞かせる首輪を作ったやつ。モーリッツはイカれた魔導具研究者マッドサイエンティストって呼んでたわね。あと鉄扇でいつも口元を隠してる無口なドS女。あの女は陰気だからあたしは名前は知らない」

「フリーダ……? 女騎士……何処かで……」

「え、あの女のこと知ってんの?」

「もしやシュベルヒ侯爵家の騎士だった彼女か? だが彼女はすでに亡くなっているはずだが……」


 ラゼリアの話ではそのフリーダとかいう女騎士はルアンドール帝国の侯爵家に仕える騎士だったそうだ。

 『暗剣』と『氷霜』という二つの先天属性を使いこなす実力者。


 ……仮にも帝国に所属していたものが秘密結社の一員か。

 エリメスが主君殺しとその女を評するなら余程のことがありそうせざる得なかったか、それとも最初から思想が結社に近かったのか。


「フリーダ・アルテム。五年前か……彼女が亡くなってから程なくして、当時のシュベルヒ家の当主が不審死を遂げたと風の噂で聞いたことがあるが……」

「あ〜、そんな家名だったかもあの女」

「うむ……まさかラゼリアの知る名が出るとはな。……一先ひとまず幹部についてはいい。ならそいつらを束ねる首領しゅりょうとやらはどんな人物なんだ?」

首領リーダー、ね。あたしもよく分かんない男なのよね……」


 手足を拘束されたまま器用に斜め上を見上げ悩むエリメス。


「あたしもそんなに会った回数は多くない。結社の連中がみんな揃って会議とかあんまりなかったから。で……首領リーダーに関してはなんていうかな。別に特に何が凄いとかない、んだけど……見た目は紫の長髪で銀の目をしただけのただの優男だけど……」

「どうした?」

「……首領リーダーと話してるとたまに自分が何なのかわからなくなることがある。……なんて言ったらいいかわかんないけど。自分が自分じゃないような……変な感じ?」

「なんだそれは?」

「あたしだってよく分かんないんだから仕方ないでしょ!」


 何らかの魔法の効果か?

 それともそういった魔導具マジックアイテムでも所持しているのか。


 しかし、エリメスは首領とやらの先天属性も扱う魔法も知らないらしい。

 容姿こそ少し判明したが、依然として謎の多い人物。

 幹部でも詳しく知らないとは、やはり秘密結社を束ねる者となれば情報漏洩じょうほうろうえいには注意を払うか。


「では今後お前たち無為混沌の結社アサンスクリタは何を仕出かすつもりだった? 邪竜エクリプスドラゴンを使って何をするつもりだったんだ?」

「わ、わかんない。あたしは暇だったから邪竜くんの封印を解くのに駆り出されただけ。本当はモーリッツと案山子男スケアクロウの二人だけでここに来るはずだった。それに……あたしには結社が何であんなことを命令したのかなんてわからないよ……」


 むう……結局ヤツらの狙いは分からずじまいか。

 ……モーリッツが生きていればもっと詳しい情報が引き出せたか?


 いや、あんな胡散臭いヤツ、生かして置けば後々厄介なことになっていたのは想像に難くない。

 あそこで殺していなければ僕に恨みをもつあいつが何を仕掛けてきていたか……。


「ねぇ……ところでその……モーリッツと案山子男スケアクロウだけど……どうなったの?」

案山子男スケアクロウは逃げた。モーリッツは――――死んだ」

「……そ」

「……ショックじゃないんだな。仮にも仲間だったんだろ?」

「別に? あたしたちは同じ組織に属してただけだし。友だちでもなければ、仲間意識もない。精々同僚ってだけ」


 モーリッツの末路にもあっけらかんと言い放つエリメス。

 しかし、彼女もつい数日前まで共に行動していた相手の死に動揺しているようだ。

 かすかに声が震えている。


 なにより……彼女は恐れていた。

 自分の辿ることになる行く末を。


「それで……あ、あたしはどうなるの?」

「どうなる? 何がだ?」

「と、惚けないでよ! あたし、なんでも話したでしょ! モーリッツたちの居場所も結社に関することも、何でも! あたしが知ってることは出来るだけ話した!」

「だから?」

「あたしあんたの、ヴァニタスの言う通りにしたでしょ! だから……許して……くれるんでしょ? もう……ほら、拘束を解いてくれる、よね?」


 顔を歪めエリメスは僕へと懇願こんがんしていた。

 手足が拘束され固定されていなければ僕の足にすら縋り付いていたであろう態度は、これからの自分の行く末を不安に感じてだろう。

 あの高飛車で自分本意な女が、精一杯こびを売る姿は痛々しい。


 だが、答えは決まっている。


「駄目だ」


 駄目に決まっている。

 自分が何をしたのかわかっているのか?


 ラゼリアもクリスティナも、許しを請うエリメスを冷徹れいてつな眼差しで見ていた。

 勿論僕も。


「でも……あたしたち一緒のお風呂に入った中でしょう? あの時あたしたちは互いに素性を知らなかった。な、仲良くしてたじゃない! ねぇ、ヴァニタス! お、お願い! あたしこのままじゃ……!」

「ああ、そうだな」


 少しだけあの時のことが頭をよぎる。


 『ねぇ、あんた騎士の息子かなんか? 結構カワイイ顔してんじゃない』、『しょ〜がないなぁ。混浴でも許してあげる。今日はあたし機嫌いいから。やっと森の中での生活も終わりそうなんだよね〜。まあ、あんたがムサイおっさんだったら別・だ・け・ど! 今日は特別〜!』、『ヴァニタス? あたしはエリメス、ま、短い間だけどよろしく。アハッ、何固まってんのぉ? あたしの美しさに見惚れちゃったぁ?』。


 一方的に話しかけてくるエリメスに僕は軽く相槌を打ち返事をするだけだった。

 あの時はまだ彼女は敵ではなかった。

 深夜だが騎士の関係者か何かと思っていたんだ。


「ね! あたしたち温泉であんなに喋ったじゃん! お互い何も知らなかったけど仲良くやれてた! だから――――」

「……だからなんだ?」

「それ、は……あたしたちは裸の付き合いをした仲だし……」


 旗色が悪いことに気づいたらしい。

 見る見る内にエリメスの顔色が変わる。


 魔導具マジックアイテムの仄暗い灯りに照らされた彼女はいまにも泣き出しそうだった。


「――――悪いな。僕はお前のことはなんとも思ってないんだ。興味もない」

「なら! 奴隷! あたしがあんたの、ううん、ヴァニタス様の奴隷になります! 奴隷が好きなんでしょ! クリスティナに泥んこ娘に兎獣人、三人も奴隷がいるんだから! だからっ!」

「奴隷は嫌いじゃなかったのか? 白々しいぞ」

「そ、そうだけど、でもあたしこのままじゃ……」

「このままならお前は邪竜復活によって及ぼした被害の責任を取ることになるだろうな。情報を出来るだけ吐かされた後は、そのまま処刑され命を終えることになるか、幽閉されたまま一生を光の届かないところで過ごすことになるか」

「だ、だったら! それがわかってるなら……」

「だが、僕はお前を奴隷にしたいとは思わない。エリメス……お前は僕にとって必要ではない」

「あ、う……」


 僕の答えを聞いてエリメスは唸るだけだった。

 彼女の口はパクパクと開閉するだけで音を発しない。


 そうして僕はきびすを返す。

 もうここに用はない。


「さて聞きたいことはあらかた聞けた。ではこれで……お別れだ」

「――――ちょっと待って! ヴァニタス! あたしをこのままにするの? ねぇ、ヴァニタス!」

「ああ、帝都までの護送くらいはしてやるよ。だから正確にはもう少しだけの付き合いだな。馬車の用意が整うまで……精々この人も寄り付かない地下で大人しくしていてくれ」

「ヴァニタス! ヴァニタスぅ! お願い! お願いぃ!」


 エリメスの悲鳴混じりの絶叫を聞きながら僕はグラニフ砦の地下を後にする。

 エリメスの絶叫は目の前から僕たちの姿が消えても、いつまでもいつまでも地下に反響し続けていた。






 本来出会うはずのない二人。


 物語ストーリーの中で彼女エリメス・ロコロフィとヴァニタス・リンドブルムは決して出会うことはなかった。


 出会うことがない以上、そこにはなんの感情も生まれるはずがなかった。


 だがいま、一方は形振り構わずすべてを曝け出し許しを請い。

 もう一方はその様を何の情動もなく見詰めている。


 偶然温泉に居合わせた二人の運命はここに分かたれた。


 再び彼らの道が交わることがあるかは誰にも分からない。


 ただわかっていることはエリメス・ロコロフィは無事帝都リードリデに着いたとしても凄惨なる拷問を受けることは間違いなかった。


「ヴァニタス! ヴァニタス! お願い! あたしを、あたしを見捨てないでぇ!!」











すみません。遅くなりました。


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