第12話

オカルト業界にいると、憑かれたらお風呂に500mlの日本酒と塩(天然塩)を一つかみ入れて入浴したらとれるって聞かへん?

聞かへんかな?聞いたこないっちゅーんやったら、ごめんな。


今回は、その憑かれた存在がなんでとれるのかって言うのを自分の体験から解説していくな。


ある年、うっかり色々と憑けてしまった自分は夏やったし「そうだ、海へ行こう!」そう考えて海へ行きTシャツ短パンで海へ入り、しばらく仰向けの状態で浮いとったんよ。

んで、もうええかな~と立ち上がったら、すっかり自分に憑い取った諸々がとれてたのは良かったんやけど、それと同時に「これ、海っちゅー霊体に幽霊さん達を憑け替えただけやん」思うたわ。

その時、海も人間の肉体も水と塩でできてるから、それで肉体から海水へ幽霊さんの憑け替えが可能なんや、雛流しとかは憑いていた存在を海へ流して自分のところへ戻って来ないように、海自体に幽霊さん達を憑け替えるためにやってるんやと唐突に理解したわ。


やから、お風呂に塩とポン酒を入れるのは海に近づけるためやね。

そして、自分の肉体からお風呂の水へ幽霊さん達を憑け替えて排水したら完璧やで。

排水せずに、お風呂の水に幽霊さん達を憑けたまま、家族に入らせたらアカンからな?



キャンサーと言えば、蟹座。蟹座と言えばキャンサー。


今回は、自分がした体験の中でもかなり珍しい経験を書いていくで。

実は、蟹座自体を助けた体験があるんや°☆✧


あれは、今から10年以上前のこと。

その頃、自分は仲良くなった蟹座のお嬢さんから長文の相談メッセージを貰っていた。

蟹の特徴として、口から泡を吹くという特質があるけれど蟹座さん自体もそういった傾向がある。

泡を吹くかわりに喋りまくったり、喋る代わりにつらつらと泡のごとく吐き出され綴られる言葉の数々が蟹座の人における泡の代わりや。

蟹座だなあと思うと同時に、読んでいて蟹座自体が持つ問題が霊学的な意味で視えてきたので、蟹座の意識体に働きかけてある程度、変えられないかと考えてたんよ。

十二星座自体、世界中で広く知られて浸透している占いやし、世界で一番人口が多いインドでさえ、占星術はメジャー的な存在や。

つまり、十二星座自体を信じていてもいなくても、ある程度、人間に対して各星座自体の意識体からの影響があるんよ。

で、件のお嬢さんは蟹座の意識体の影響が強く出ているように思えたんや。

人によっては、解かるかもしれへんけど、人間達が普段から生活している階層の上部では皆が意識している、意識していないに関わらず様々な意識体がひしめているんや。

仏教やヒンドゥー教しかり、支持を得ているものほど人の上で意識体として幅を利かせているんよ。自分はそれらが色違いの雲みたいに見えるんやけど、これは中々説明が難しいね。


で、結局「蟹座の意識体をある程度、変革して蟹座の人達をもう少し生きやすくしてもいいでしょうか?」そう神に祈りを捧げたら、次の瞬間。真っ白な空間に自分の意識は飛ばされた。

何でか知らんけど、自分は背の高い翼のない天使みたいな存在として立っていて、髪とか短いはずなのに、めっちゃくちゃ長くなってて。背も伸びてて、なんか中性的な存在になってたわ。

十二星座の意識体に、無事潜り込めたんやなあと気づくと同時に、蟹座自体の改革も愛から発せられた提案やとして、上位次元体に受理されたんやな~そう思って辺りを見回すと。

自分の近くに透明な大きな蟹がおったんや、その蟹は自分の膝の高さまで背があった。

多分、現実にそんな大きな蟹が目の前に現れたら速攻逃げ出す自信があるけど。クリスタルで造られたかのような蟹はキラキラしてたせいか、怖さが先に立つことはなく。

自然とそのクリスタルキャンサーにテレパシーで話しかけてたわ。

蟹は、口から泡を吹きながらも甲羅の中に詰まっている水を絶えず、きらめかせながら『自分が甲羅の中に抱える感情という名の水のせいで、一度、自分で自分を捕まえたと思っても、それがするりと水の流れに乗って逃げてしまう。自分の好きな物、いいと思ったものが気をつけないと感情という水に乗って逃げていってしまうんだ。お陰で、自己の確立が容易でなくて困っている』そんな事を泣きそうになりながら、頭に直接話しかけてくれたわ。

それを聞いた自分は『じゃあ、蟹座の甲羅の中にクリスタルの自分という芯を造ったらどうだろう。造ってみてもいいかい?』そう聞いたら、おずおずと蟹座は許可してくれた。まあ、おっきい蟹なんやけど。

自分は、しゃがみ込んで左手を蟹座の甲羅の前にかざしたら、蟹座は怖かったんだろうね。自分の右手の人差し指を蟹のハサミで挟んできたんよ。要は、手術する子の恐怖や不安を和らげるために手を握る事があるんやけど、それの蟹座版やね。

そのまま、蟹座の甲羅の中にクリスタルの芯ができていく様子をイメージしながら、ある程度、太さがある長い芯を造ったんや。

その間、恐怖からか蟹座がぎゅっとハサミを締めるせいでなあ、右手人差し指が本当にちょん切られるんじゃないかっちゅーくらい、冗談抜きで痛かったわ。ヤバイ、これは痛すぎるな早く終わらせないと。珍しくマジになって痛みをこらえつつ、イメージングの精度を落とさず作業をした自分ほんま偉かったわ。

芯も大きくなって、そろそろええかなって瞬間がやって来たから、やーっと甲羅の前にかざして手をはずして『これでどうだい』って蟹座に聞いたら。

蟹さん大喜び『自分が、自分の事が判るぞ!芯ができてる!嬉しい!ありがとう!』それだけ言って、速攻、仲良しの双子座のところへパーッと走って行って『見て、僕、芯を造って貰ったんだよ!』自慢してたわ。

フフ蟹座を変革したんは、山羊座の自分やけどな。まあ、ええか~元気になったみたいやし。やれやれ。

それで、神様に自分の祈りを叶えて下さって、本当にありがとうございましたってお礼を言って戻って来たんよ。


あれから、YouTubeなんかで積極的に活動している蟹座の人を見かけると、精神も安定してそうやし。

あの時すんごい痛かったけど、やって良かったなあ~って思うわ。


そんな訳で、今回の海と水にまつわるお話しはこれでおしまい。最後まで読んでくれて、ありがとうな。

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のんびり自分のオカルト体験書いとく 桜沢要 @sakurazawa

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