本当なら幸せな人生を歩くはずだった二人を引き裂いたのは。
- ★★★ Excellent!!!
亡くなった祖母の遺品にあった手紙と手帳は、亡き祖父の物だった。
そこに記されていたものは、祖父の気持ち。
戦争のために妻(祖母)の元に帰ることのなかった祖父の心の叫びを、寡婦となった祖母は心の支えにして生きたのだろう。
戦争は、幸せに過ごせるはずの二人を一番不幸な形で引き裂いてしまうということをこの実話が示しているように思われる。
きな臭い雰囲気が漂い始めた今だからこそ、皆に読んでもらいたいお話しです。