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非急速眼球運動睡眠の4段階と急速眼球運動睡眠に対し、反射、散乱、屈折、干渉、分散があるとする。点同士の最外縁である幻像の一途は、ランガナタンによる図書館学の五法則に準拠している。
第一法則において、図書は施用するために在るとされている。段階1と段階3は散乱に、段階2と段階4は干渉に、レム睡眠は屈折に配架されており、反射と分散は別置される。
第二法則は、読書機会の四達を所望する。干渉と分散は禁帯出とされ、段階1と段階4は反射に、段階2は散乱に、段階3とレム睡眠は屈折に配架されている。
第三法則では、本と読者の遭逢を前提する。段階1は散乱に、段階2は屈折に、段階3は分散に、段階4は反射に、レム睡眠は干渉に配架されている。
第四法則は、読み手のために途方の捷径を不可欠とする。レム睡眠は禁帯出であり、段階1は干渉に、段階2は散乱に、段階3は反射に、段階4は分散に配架されて、屈折は別置される。
第五法則では、図書館を鞠育される生体とする。段階1は散乱に、段階2は反射に、段階3とレム睡眠は干渉に配架されていて、段階4と屈折と分散は別置される。
倒置によって特別なことは起こらない。書架はすべて、此世界の記憶と読み替えられる。
To Coda the day Coda.exe 扉坂由翡 @hisakayuuhi
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