拝読させていただきました。すっごい楽しかったです!
いや、イイ話ですよこれは。どうしてアダプタを隠すのか、奥底にある気持ちを考えたことはありませんでした。
私も子供に構ってもらえなくなったら、そんな感情も芽生えようというもの。
そしてお母さんの、子供に「向き合わせたい」という気持ちにもハッとしました。
本当に頭がキレるし、良いお母さん。そんなお母さんを作り出す梶野様のお人柄に深みを感じてしまいます♪
後半で気づきましたが(遅い)、ネピアさんって名前最高ですね!
紹介文でのヒキも含めて、細かい部分が楽しくて、しかしストーリーの軸はしっかりしている。
やっぱりさすが梶野様、です!
作者からの返信
感想&レビュー、ありがとうございます!
満足していただけたようで何よりです。
母親の気持ちについては渡しのオリジナルで、親がゲームを目の敵にするのは何故か?からの考察ですが、あながち外れていないと思います。少なくとも要因の一つではないかと。昔はゲームしない親がほとんどでしたしね。
母親は登場しませんでしたが、確かに強烈な個性がありましたね。私も好きなキャラなので、続編で登場させてもいいかもしれませんw
ネピアもクリネックスもあれ繋がりで、そこから出身地も決めるという勢い任せの作風です。
最近になって新しい謎を思いついたので、年内には続編が書けるかも。その時はまたよろしくお願いします。
編集済
拝読しました。
おっと、なんか感想欄が盛り上がっていて面白いぞ。
ということで、一旦気持ちを落ち着けて、初めから読んできました。
この作品で特に好きなのは、ネピアの語り口と
あれだけ小言などを言って先生を邪険にしたりしながら、
実はすごく好きなのだというところです。
なんで、トリック云々は私にはわりとどうでも良いことでした。
ですので、他の方が指摘されてる箇所はなるほどなあと思いながらも
まあ読み方いろいろだよね、と。
今作でも私の好きなネピアと先生の関係性がしっかり描かれていてとても面白かったです。
例の一分で名探偵になった花水木に違和感を解消してもらって
「さすが先生だ」となるところも。
一方違和感がある箇所もありました。
本棚の背板のところが外れなかったため、未解決のものが残った状態で帰宅となりました。
その際僚成は「母ちゃんが持ってる」と言い、
ネピアもそんなはずは無いと思いながらもその可能性を考える。
あれ? 背板の裏は?
読んでいてここが迷子ポイントでした。
「あれだけ探したけど無かった」が大前提なので
普通に、背板を苦労して開けたけど何もなかった → 僚成が「母ちゃんが持ってる」
という流れで良かったのでは無いでしょうか。
なぜこの背板が外されなかったのか、それならなぜこんな舞台装置が出てきたのかが読み解けませんでした。
フェアの説明に使うため、ですかね?
それしか思いつかず。
いろいろ書きましたが、
このコンビ大好きです。
密かに続編を期待しています。
あと、最後に文章的に違和感があったとこを
>それでは、肩の力を抜いてお楽しみください。
>「ゲームアダプター殺人事件」です。
あれ?タイトル変わりました?
タイトルは「ゲーム機アダプター」に変わってますので、ここもですかね
>ようやく開いた箱から先生が取り出したのは、ハンドサイズのゲーム機です
ハンドサイズは少し違和感ありました。
英語圏のネピアなので、我々が普段聞かないカタカナはちょっと敏感に読んでしまいます。ちょっと調べましたが、portable とか handheld くらいしか出なくて。
>じゃあ明日の土曜!
あまり口語として聞いたこと無いですかね。
「じゃあ明日、土曜日だから」とか、かな
以上です!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
まいど、花水木シリーズのご愛顧に感謝です。
いえいえ、とんでもない。
ここまで指摘されてなかった大穴のご指摘、慧眼の至りです。
感謝の言葉もありません。
先に、ご指摘あった箇所について、まとめてお返事しておきますね。
>あれ? 背板の裏は?
すみません。これは作者の大ポカです!
ここでネピアが背板について考えないのは、物語構成上、明らかにおかしいです。特急で訂正します。ご指摘に大感謝です!
その部分の直し方についてですが。
確かに島本さんの言われるように「最期に背板は外れたが、何もなかった」という方が、シンプルかつわかりやすくはあるんです。
ただ、推理小説的には、ここで背板を外してしまうと、家にある可能性はゼロ確定です。母親が持ってたという展開は反則的で考えにくい。となると、残るは……という感じで、読者の推理が箱に向かってしまうので、誤誘導のために残した次第なんです。
ですので、直すとすれば、帰り道のネピアの独白で、「本当に背板にあったのか」を考えさせる場面を追加するのが正解だと思われます。
いやはや、ここは完全に失念していました。
これだからミステリは恐い。
未熟を恥じつつ、改訂したいと思います。
>タイトルは「ゲーム機アダプター」に変わってますので、ここもですかね
あっ、ほんとですね。
とりあえずタイトルだけ直したんですが、本文も直さないと。
>ハンドサイズは少し違和感ありました。
これもごもっともです。何も考えず書いてしまいました。
携帯型にポータブルとルビを振りましょうか。
>>じゃあ明日の土曜!
>あまり口語として聞いたこと無いですかね。
えっ、言いません?
うち(大阪)はわりと言うんですが。
ふうむ、まあ訂正は簡単なんですが、ちょっと調べさせてください。
次に、お褒めの言葉について。
改めまして、花水木&ネピアを好きになっていただけて嬉しく思います。
ネピアのモデルも特に浮かばないんですが、梶野の中では何の迷いもなくポンポン動いてしゃべるコで、島本さんに言われて初めて「そういや先生好きだなこのコ」と思ったくらいですw
彼女が天才花水木を尊敬しているのは勿論ですが、普段の花水木に対してどんな風に接しているのか、今回はそこら辺がたくさん書けたので、満足しております。
この作品だけは、ネタが出ないことには書きますと断言できないので難しいのですが、とりあえず「思いついたら必ず書く」とだけ、約束しましょうw
その折りは、また応援とご指摘を賜れれば幸いです。
いやいやいや参った。まさかこのシリーズできちんとトリックがメインとなる作品が書かれるなんて!(て、前作しか知りませんが)
確かに母親はフェアであるし、要素はきちんと描かれていた!(私がトリック当て云々いいだしたのも、情報足りてるのか、これ、という側面もあったから……のはずだったのだが、いやあストンと腑に落ちてよかったよかった。
日常の謎系も私は好物で、とはいっても好んで読むのは北村薫と連城三紀彦ぐらいなんですが、そういう系譜に連なる良い作品だと思います。いや鳥貴族はけれん味がすぎるかw
面白かったです!
作者からの返信
感想ありがとうございます!
いや、前作しかないんで大丈夫ですよw
よかった!
ミステリ好きのSLOTさんに通るかどうかが、個人的に一つの山だったんですが、そこはクリアできたようで何よりですw
前回はトリック甘い点に目をつぶって書き上げたので、そこの汚名返上はなんとか果たせた、かな?
まあ私はミステリはミスマープルくらいで、後はTVドラマ程度の知識しかない、そもそも日常謎系を読んだことがない人間なんですがね。ミニマムに謎解きが成立するネタとして、これが出て来たってだけでw
私自身、自分がどういう立ち位置で書いてるのかいまいちわかってないので、またマニアックな感想をお願いします。次がいつ書けるかはネタが浮かぶか次第ですけど。
ちなみに鼻貴族ね。トリキは居酒屋w
昨日、読み終わってから、一晩考えました(というほどのことじゃないんですが)。
――どんな感想を書こうかな、と。
もちろん、感想なんて、考えて書くものじゃないんですが、自分はどう感じたんだろう、と悩んだのです。
前作は、「このトリック凄い! これを見破られる、鼻貴族、凄い!」と、ハイテンションで感想になだれ込んだのですが、今作は、鼻貴族がなくても、ひょっとしたら分かったことかもしれない。というよりも、前作と今作では、見どころがまったく違う……? と思いました。
前作は、まったく知らない犯人の犯行・トリックを現場の状態から見破るものでした。
今作は、依頼主のお母さんの心理を読み解くもの、でしょうか。
最終話を読んで、結論を知ってしまったあとで考えると、「木を隠すなら森の中」で納得です。それでいいのだと思います。
だから、私が違和感を覚えたのは、花水木探偵と助手が語る「お母さんの心理」かな、と……一晩考えて思いました。
探偵と助手は「依頼主の依頼の品であるゲームアダプタを見つける」ことができれば、ゴールです。「お母さんがどう考えて、そこに隠したのか」という推測が合っていても、間違っていても、見つけることさえできれば、依頼達成です。
だから、ふたりはちゃんと「成功」しています。
……けれど、実は、私はふたりの考えた「お母さんの心理」には納得していません。
そうなると、今作の見どころだと、私が勝手に思った「お母さんの心理を読み解く」に満足できていない、ということになります。だから、素直に感想が出てこなかったのかな、と思いました。
「お母さん」の人物像として、フェアな性格というのには同意します。彼女は、依頼主が見つけられる場所に隠した、で間違いないと思います。
けれど、家族構成が気になります。
依頼主には兄がいます。しかも、兄もかつてはゲームをしていました。
となると、お母さんは「息子がゲームにハマる」を長男で経験しています。「息子がお母さんと遊んでくれない」なんてことを、今更、次男で思うことはないと思われます。次男も、そんな年ごろになったのね、くらいだと思います。
そして、探偵の家に持ち込まれた段ボール箱のゲームは、兄や父のお古です。依頼主が欲しがって、ねだって買ってもらったものとは限りません。むしろ、片付けが大嫌いなのに、興味のないゲーム機を押し付けられて、それも片付けろと言われて困っている、という状況なのではないかと思います。(これ、下の子あるある、なんじゃないかと思います)
そうすると、遊ばなくなったゲームに対して「後ろめたい」気持ちはないような気がします。
お母さんは、単に「木を隠すなら森の中」で、いい隠し場所だわ、しめしめ、程度の気持ちだったのではないかと、私は思いました。
長くなりました、すみません。まとめます。
事件としては、この隠し場所でよいのだと思います。
ただ、「物語」のおとしどころ、みせどころ、最後にくる余韻が、「全然知らない『お母さん』の人物像について語る(そして、私が個人的な意見として、その弁に同意できなかった)」ために、なんて感想を書こうか悩んだのかな、と思いました。
もちろん、「お母さん」とは、まったくの他人で、しかも、花水木探偵も助手も、独身で子供がいない。そんなふたりに、お母さんの心理をぴたりと当てるのは難しいと思います。
むしろ、当てられるほうがおかしいのかもしれません。
だから、ふたりの推測はこれで良いのだと思います。
ただ、では「物語」として、どんなラストなら、私がハイテンションで感想を書けたのか?
……すみません。分かりません……。
長々と失礼いたしました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
いえいえ、熟慮を重ねた様子が窺えます。恐縮しきりです。
>というよりも、前作と今作では、見どころがまったく違う……? と思いました。
>前作は、まったく知らない犯人の犯行・トリックを現場の状態から見破るものでした。
>今作は、依頼主のお母さんの心理を読み解くもの、でしょうか。
その通りだと思います。
今回と前回の最大の違いは犯人の情報があるかどうか、かなと。
今回は母親と確定しているので、その個性が推理の一材料になっています。
ご指摘の部分、個別に分けて考えさせていただきました。
・兄がいるので、次男で「遊んでくれない」と思うことはないと思われる。
ううーん。これは独身の作者の弱点を見事に突かれたような。
正直、まったく想定外からのご指摘で、考え込みました。
一応、作者として想定した理由(というか言い訳)は、
兄が受験=高校三年生で、僚成とかなり年が離れている。
年の離れた男の末っ子と言うのは、一人っ子同様に溺愛してしまうものではないか。
のですが、母親やったことない梶野には、この推察が本当のところどうなのか自信はなくw
後のご指摘の通り、この感想はネピアのまったくの推察で、当てっていなくてもそれはそれでいいと作者も思います。
花水木は正反対の感想なわけですし、ネピアもラストの花水木母を見て、考えを変えたかもしれませんw
なので、書き直す必要まではないとは考えます。
が、この母親心理について、実際のところどうなのか、大いに気になりました。
ガチ二児の母の読者さんがもしおられたら、この点の感想、ぜひ聞きたいところ。
今度あらためて、リアル知り合いの母親に聞いておこうと思います。
ケースバイケースで済むレベルかどうかも含めて。
・お古のゲーム機に「後ろめたい」とは思わないのでは?
この点は作者も気になっていました。
ですので、一枚目の説明の際、僚成の台詞では、
「父ちゃんと兄ちゃんと、あとオレのね」
と書いたわけですが、この書き方だと三分の一ぽくて、印象が薄かったのかもしれません。
改善としては、「半分くらいオレの」的に分量を強調すれば、イメージは変わると思うのですが、いかがでしょう?
作者想定では、僚成も以前は父、兄譲りの古いゲームで遊んでいたものの、
小学校に入り、友達と話を合わせるうちに、「今のゲーム」が一番になったのだと考えています。
ただ、ここの説明は入らなかったので、伝わらないのも無理はないかと。
少しでも、ここのニュアンスを挿入する、というのも、改善になるかもです。
あと、根本的な改善をするなら、兄の存在を失くすことですね。
元々、マセた性格の背景に登場しただけなので、兄の存在意義はあまりないですし。
中古ゲームは父のものだけにして、僚成が一人っ子設定でも話は破綻しません。
改訂も最小限で済む気がします。
ラストのもやもやについては、読者によって受け止め方が違うエンディングとして、作者としてはアリだと考えます。
母親と子供(ゲーマー)のぶつかり合いなので、意見が割れるのも面白いかなと。
母親の視点含め、ここは改訂なしと結論しました。
(それはそれとして、次男問題は追求しますが)
「後ろめたさ」の説明補強は、必要だと判断しました。
兄を消すか書き方を変えるか、他の手を取るか、選択はこれからですが、
感想が出揃ってから、来週には改稿したいと思います。
ご意見、ありがとうございました。
改訂時は、改めて近況ノートで報告させていただきます。
また、継続してご意見ありましたら、近況ノートに書いていただければ対応しますので、よろしくお願いします。
編集済
じっくり読ませていただきました。
ストーリーが完結したところで、改めて一話から読み直してみました。結果、小さなことですが、やや気になるところがありましたので、まとめての形になりますが、この場にて申し上げます。
・やっぱり「ゲームアダプター」という日本語は議論が残るかなと思います。私自身は、ゲームのメディアをコンバートする周辺機器のことか? とか勘ぐってしまいました。あるいはゲームパッドにドライビングゲーム用のハンドルとか操縦桿とかを強引に接続させるアタッチメントみたいなものかな、とか(まあここまで横道に逸れる読み手はめったにいないとは思います)。代案としては、「ACアダプター」が無難だろうと思いますけれども、「うちではこう呼んでいる」ということにしておいて「ゲーム『の』アダプタ」とか「ゲームのアレ」とか「ケーブル」とかを無理やり使うのもありかと。とはいえ、タイトルに出す言葉としては、いずれも今ひとつですね。妥協するとしたら「ゲーム『用』アダプタ」かなあ……。
・「左右で背板の厚みが違」う本棚の、「右の棚奥にはもう一枚、別の背板が入って」いる状態というのが、うまくイメージできなかったです。三センチぐらいの違いなら納得できるんですが、十センチの違いということは、厚さ十センチの板? でも押せば動くということですから、二、三センチ厚の板を右半分(か右三分の一か)にだけ、奥行きが浅くなるように組み込んであるようなイメージでしょうかね? 本来の背板との間に隠し場所が出来ていそうな見かけの状態で? ちょっとそのあたり、よくよく読むと「こういうことか?」とは想像できるんですが、正直、読み飛ばしてました 笑。ただ、ここはちょっとプロでも説明に四苦八苦する箇所だろうな、とは思います。ともあれ、とっかかりの言葉としては、背板などの言葉を使わず、「本棚の右側部分だけ奥行きが浅くなっている」などの言い方のほうが、うまく伝わるかも知れません。
というぐらいで、ストーリーの筋に疑問を感じるようなところは何もありませんでした。子供から提示された、しかしそれなりに厄介な謎。驚天動地の推理劇と呼べるほどのドラマはなくとも、小粒な話として充分に楽しめる日常系ミステリーになっていたと思います。「身勝手に捨てた恋人のように」ゲーム機の箱へ後ろめたさを感じる子供の心理とか、それを見越してアダプターの隠し場所を確保する親の気持ちとか、内容といい、スケールといい、この話のテーマと規模にぴったりな謎解きの出来栄えなど、さすがです。
ただ、微妙に物足りなさが残るのは、探偵の説明に、やや後付っぽいところを感じてしまうから、かも知れません。依頼者の母親、解明編の中では「なかなか大した母親だ」みたいな扱いになっているんですが、最後まで話の中でしか出てこなかったので、まあ凡庸な読み手からするとヒントが少なすぎるような気が w。謎を解いた後で、「なるほど、あの母親ならたしかにやりそうだ」と納得できるような箇所があったら――たとえば最初の方でネピアとすれ違いざまに軽く立ち話するとかの描写でもいいんですが――謎解きが終わった時のカタルシスがいくらかは大きくなったんではないかなと。
あとは、オチ部分での探偵の母親の出し方ですね。欲を言えばこれもここでいきなり登場させるんじゃなくて、どこかで微かにでも伏線があったら、さらにピッタリとハマるんではないかと思いました。……まあ、そこはやたらとあざとい仕掛けを作りたがる湾多の感覚なんで、スルーしてもらってもいいですが。
そういうわけで、正直、ただの言いがかりっぽいんですが w、第一作と比較すると、やや小さくまとまってしまったかなあという気持ちを拭いきれませんので、今回は星二つとさせていただきました。もっとも、前回のような緊張感溢れるストーリーが続いていたら、それはそれで、と思いますんで、シリーズの組み方としてはちょうどいい塩梅だと思います。引き続き、花水木探偵のダンディな推理劇が読めることを楽しみにしています。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
さすがの細かいご指摘w
それでは返信させていただきます。
>「ゲームアダプター」という日本語は議論が残るかなと思います。
これで三人目。というかタイトルの時点で読み損ねるとしたら改善が必要ですね。
ご指摘の通り、ACアダプターと書くと、それこそ逆に「何それ?」になると個人的には思うんで、語呂を考えて、タイトルだけでも「ゲーム機アダプター」にしましょうか。
本編は解説入れるので、大丈夫だと思いますし。
>「左右で背板の厚みが違」う本棚
あー、やはりチェック入りましたか。
自分でもイマイチ自信がなかった部分です。
解釈はそれで間違っていないですし、絶対必要な描写でもないのですが、提案込みで書き直します。
そもそもが、補強目的でもこんな部分に板いれないので、余計イメージしづらいのではないかと。
設定では「DIYがまだ下手だった頃の本棚なので、こんな入れ方になっている」なんです。
この設定も入れた方がよかったかなあ。
>「なるほど、あの母親ならたしかにやりそうだ」
母親の情報が事前にあった方がよい、との意見ですね。
ちょっと考えてみました。
今回、僚成と花水木はどうやって知り合ったのかについてはカットしたので、書くならそれを絡めれば説明内で収められるかな、とも思いましたが、
具体的に母親の凄さを伝えるエピソードを含むと、どうしてもバランスが悪くなりますね。
母親の凄さについては、それ自体が「意外な驚き」というネタ部分が大きいです。
肝っ玉母ちゃんイメージの母親が、意外に知性派だったという意味で。
母親の個性が推理に必須というわけでもないですしね。
ですので、ここの部分の改定は必要なしと判断します。
>第一作と比較すると、やや小さくまとまってしまったかなあ
星三つ逃がしましたか、残念w
までも、この肩の抜け具合が花水木らしさという気もします。
トリックとしては、作者的には前作より納得いくものでしたし。
大掛かりな謎を思いつけたら、「劇場版・花水木 啜」として長編書くというアイデアを思いついたんですが、どうでしょうね?w
改稿は感想が出揃ってから、来週まとめてやりたいと思います。
返信について、まだご意見ありましたら近況ノートの方に書いていただければ。
ともあれ、前作ファンに楽しんでいただけたようで、安心しましたw
私もではないですが、推理小説はストーリーや謎解きが良ければ、やたら人を殺したり死んだりする話でなくてもいいのではと思っていたので、違和感なく、そして楽しく読ませていただきました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
私も同感です。と言ってもこの作品は、一作目にたまたま「殺人事件といいながら誰も死なない」というネタが生まれて、なんかそれが好評だったので、人が死なないシリーズになった経緯があります。逆に人が死なない縛りで、謎解きを考えるのが難しくなっていて少し困っていますw
いずれは今作の続編もと考えているので、またよろしくお願いします。