第十五節 青栁本家【槇と檀】
第三十三話 槇と檀
「満月と満月が重なるとき、なんだそうだ」と
「こちらの満月で、あちらも満月っていうこと?」と
なるほど。
そうして、時空が繫がるんだな、と
しかし、
この異能の力が
「どうだ?」と
おかげで、
手をかざして、
地震で倒壊した家々が映る。
しかし、復興は順調に進んでいるようだった。恐らく
ふと画面に緑の髪の樹里が見えた。
「……全く不思議な場所だな」
「え?」
「いや、なんでもない。独り言だ。満月は――」
月暦を見ながら
……
自分の代で問題が多いことは頭の痛いことだったが、意外に
「二週間後の満月だ。その日、蘇芳殿を
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