複雑な思いにかられるエッセイです。
タイトルにもある通り、水戸黄門ばりに定番となったシナリオで「バッドエンド」を書いてみたら荒れたという話になります。
確かに読者側からすると「うすしお味かと思って口に入れたらパクチー味だった」くらいの戸惑いがあったのかもしれません。
ですが、作者側にも自作に対する思い入れというものがあって……
「ジャンルブースト」「テンプレ」「ネタバレタグ」などの建前(お作法)の側面と、
「心に残る」「驚き」「衝撃」も持たせたいという本音の側面が入り混じって、
「どうすりゃいいんだ」という感覚になった一作です。