100番目の願い

夕日ゆうや

100番目の願い

 私にはたくさんの願いがある。

 その願いのなかの100番目。

 それはきっと安寧なる日々。

 ただの日常。

 変わらぬ日常の中で、みなが幸せに生きる未来。

 過去も未来も、みんな報われる日々。

 世界は変わらぬという人は多いけど、ならなぜ治せなかった病気が治療できる?

 人の価値観はこうも変わっていく?

 それは未来を作る架け橋。

 変わっていく。世界も人も。

 徐々に変わっていき、世界を優しさで包み込む。

 人の熱と、希望で。

 怒りはもう捨てた。でも熱は冷めない。

 嫉妬はなくなった。みんな平等だから。

 そんな世界を目指して、みな歩いているのだから――。

 苦しいと分かっていても変えるために一生懸命に生きているのだから。

 だからみんなに幸あれ。

 生きて未来を構築していこう。

 できるさ――みんなそうしてきたのだから。

 できるさ――一生懸命生きているなら。

 できるさ――希望をもっていれば。

 これからの時代を作る、担うまだ見ぬ子どもたちが、僕らの願いを叶えてくれるさ。

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