第16話 指輪

 俺とソーレは市場に来ていた



「見たことない果物がいっぱいある」


「回復祝いに好きな物を選んでいいよ」


「ありがとう!色々見てみるね」


 

 ソーレは出店を周りに行った


 俺はしばらくベンチで休む



「リヒト!これが欲しい!」


「指輪の……ペア?」


 ソーレが同じ指輪を二つ持ってきた


「……うん」



 昨日の事といいこれってもうそういうことだよな



「ソーレ、愛してるよ」


「えっ、きゅ、急にどうしたの?」



 ソーレの顔がどんどん赤くなっていく



「ソーレ、愛してる」


「聞こえてるよ!……私も……愛してる」


 

 ソーレの肩を抱き寄せて唇を重ねる



「んっ……、いきなりどうしたの?」


「こないだのことがあって、もう離したくないって思って」


「独占欲強すぎ」


「嫌だった?」


「嫌じゃないよ……リヒトがはめて」


 

 差し出されたソーレの指に指輪をはめる


 ソーレは満足そうに笑った


「改めてよろしくね!リヒト!」













  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

奴隷堕ちした元ツンデレ貴族令嬢の幼馴染が売られてた~今度は全人生をかけても俺が幸せにします~ 森 拓也 @1a2bxg19

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ