焼灼する地平に満ちる怨念たちが出会ったのは、空き缶を多数積み重ねた氷のうえだった。それでも君は、十分にカップうどんに注ぎ込むことができる湯量をゆうしていたし、わたしがスカイツリーの下部四十メートルにわたる範囲を打撲したとしても気にするところではなかったろう。そのことがわたしの背負うザックの内部に反響し、らいららいらと歌うのだ。真っ正面から切りつけたやいばは、灯油の値上がりとともに奥歯にだけ、格納されることになる。そのことを、あなたは、どう解釈するのか。