わたしを選んでほしい、と、カラクリ人形。彼は人形の彼女に手をのばし……

 思わず、おお、と声を上げてしまった、意外性のあるお話です。
 カラクリ人形の「わたし」の恋ごころ。
 恋ごころを抱かれた人間の彼のほうは、気づいていたのか、どう想っていたのか、とても想像をかきたてられます。
 見習いを卒業する彼が、恋するカラクリ人形の「わたし」のほうに手をのばし……
 ここから先は、ぜひこの作品を読んでくださいね。
 心をこめた人形には魂が宿る、ことを信じたくなってしまいます。

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