応援コメント

第8話 有常、みおと約束すること」への応援コメント

  • 藤袴の蕾のお茶とは…ローズヒップティーのようなものではありませんか。
    ハーブティーのようなものを嗜んでおられたとは、驚きです!

    雲をつらぬく牡鹿の声は、鹿が『つまを慕って鳴く』と和歌に詠まれたことが思い出されました。

    作者からの返信

    ふでばこさん、コメントありがとうございます!

    >ハーブティー

    ハーブティーが飲まれていたという直接的な証拠資料はないのですが、こういう簡単な野草茶が、庶民層にも飲まれていた可能性はおおいにあると、僕は想像しています。(識字率が低い層の文化は、歴史として残らない、残りにくい)


    >鹿が『つまを慕って鳴く』と和歌に詠まれたことが思い出されました。

    ふでばこ先生、さすがです! 言い当てられました。お見事です。

    この場面は、西行が旅の途中、このあたり(神奈川県茅ケ崎市~藤沢市)で詠んだ歌がありまして……

    「芝まとふ 葛のしげみに 妻こめて 砥上ヶ原に 牡鹿鳴くなり」

    を、下敷きにして書いています。

    厚く茂った葛の茂みに、妻を隠して、藤沢の原野に、牡鹿が鳴く。

    ……まさに、当時のこのあたりの様子が、描かれた歌です。西行の時代には、その辺に普通に鹿がいたんですね。今の野良猫のように。

    その西行師の歌を、有常の隠棲している状況とかけ合わせて書いたシーンでした🦌✨

    編集済