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2024年5月13日 17:55
藤袴の蕾のお茶とは…ローズヒップティーのようなものではありませんか。ハーブティーのようなものを嗜んでおられたとは、驚きです!雲をつらぬく牡鹿の声は、鹿が『つまを慕って鳴く』と和歌に詠まれたことが思い出されました。
作者からの返信
ふでばこさん、コメントありがとうございます!>ハーブティーハーブティーが飲まれていたという直接的な証拠資料はないのですが、こういう簡単な野草茶が、庶民層にも飲まれていた可能性はおおいにあると、僕は想像しています。(識字率が低い層の文化は、歴史として残らない、残りにくい)>鹿が『つまを慕って鳴く』と和歌に詠まれたことが思い出されました。ふでばこ先生、さすがです! 言い当てられました。お見事です。この場面は、西行が旅の途中、このあたり(神奈川県茅ケ崎市~藤沢市)で詠んだ歌がありまして……「芝まとふ 葛のしげみに 妻こめて 砥上ヶ原に 牡鹿鳴くなり」を、下敷きにして書いています。厚く茂った葛の茂みに、妻を隠して、藤沢の原野に、牡鹿が鳴く。……まさに、当時のこのあたりの様子が、描かれた歌です。西行の時代には、その辺に普通に鹿がいたんですね。今の野良猫のように。その西行師の歌を、有常の隠棲している状況とかけ合わせて書いたシーンでした🦌✨
藤袴の蕾のお茶とは…ローズヒップティーのようなものではありませんか。
ハーブティーのようなものを嗜んでおられたとは、驚きです!
雲をつらぬく牡鹿の声は、鹿が『つまを慕って鳴く』と和歌に詠まれたことが思い出されました。
作者からの返信
ふでばこさん、コメントありがとうございます!
>ハーブティー
ハーブティーが飲まれていたという直接的な証拠資料はないのですが、こういう簡単な野草茶が、庶民層にも飲まれていた可能性はおおいにあると、僕は想像しています。(識字率が低い層の文化は、歴史として残らない、残りにくい)
>鹿が『つまを慕って鳴く』と和歌に詠まれたことが思い出されました。
ふでばこ先生、さすがです! 言い当てられました。お見事です。
この場面は、西行が旅の途中、このあたり(神奈川県茅ケ崎市~藤沢市)で詠んだ歌がありまして……
「芝まとふ 葛のしげみに 妻こめて 砥上ヶ原に 牡鹿鳴くなり」
を、下敷きにして書いています。
厚く茂った葛の茂みに、妻を隠して、藤沢の原野に、牡鹿が鳴く。
……まさに、当時のこのあたりの様子が、描かれた歌です。西行の時代には、その辺に普通に鹿がいたんですね。今の野良猫のように。
その西行師の歌を、有常の隠棲している状況とかけ合わせて書いたシーンでした🦌✨