私はカメラマンをしています。写真は最も簡単な創作です。機材、位置、タイミングを合わせれば、そこでその瞬間にシャッターを押せば誰だって同じ写真が撮れることを知っています。なのでそこにあった風景や人物や時間が、本当に自分の作品と言えるのか?いつも自問自答しなければいけません。
なぜそんなことを続けているのでしょうか?
高いカメラやレンズを買って、一日使って出かけて、自分の物かわからない作品と呼べるかわからないものをなぜ撮っているのでしょうか?
この物語はその答えを明瞭に教えてくれています。おすすめです。