第20話 長編部門 文芸単行本

 審査をされる編集部、レーベルを知ることで、作品を書く指針になれば幸いです。


 各レーベルについて、主に以下の観点でのご紹介です。

 本日は、文芸単行本についてのご紹介です。


 ※角川文芸単行本とするとターゲットが広すぎるため、カクヨムコンでの角川文芸単行本についての研究になります。



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 1.対象とする年代

 2.対象とする性別

 3.対象とする内容/傾向

 4.レーベルの始まりについて

 5.レーベルの信念

 6.カクヨムで読める作品/作者様

 7.参考リンク

 8.感想


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【1.対象とする年代】

 なし。



【2.対象とする性別】

 なし。



【3.対象とする内容/傾向】

 横溝正史ミステリ大賞に見られるように、ミステリーや、ホラーを主に対象としている傾向にあります。


 また、小説野性時代新人賞に見られるような、現代社会に根ざした物語で、リアリティを追求するようなストーリー、及び文章力が求められる傾向にあると考えられます。


 また、人間の本質や現代社会への問題提起などさまざまなテーマを扱いながらも、エンターテインメント性を感じさせてくれる作品が多いです。


 カクヨムコン8で挙げられていた、文芸単行本の参考作品は以下になります。


『六人の嘘つきな大学生』

 ミステリー


『君の顔では泣けない』

(第12回小説野性時代新人賞)


『虚魚』

(第41回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈大賞〉)



 この参考作品と共に、カクヨムコン8での募集部門は、『ホラー部門』、『エンタメ総合部門』となっております。





【4.レーベルの始まりについて】

 2016年11月25日、『第23回日本ホラー小説大賞』受賞の坊木椎哉(ぼうき しいや)さんの作品『きみといたい、朽ち果てるまで ~絶望の街イタギリにて』にて、創刊。

 https://kakuyomu.jp/official/info/entry/2016/11/25/121426




【5.レーベルの信念】

 角文のキャッチコピー。

“新しい物語”に出会える場所がここにある。



 引用元:

 https://kakuyomu.jp/official/info/entry/2016/11/25/121426

 https://honcierge.jp/articles/shelf_story/8343


 ※上記サイトは、KADOKAWA文系編集部の公式Twitterで紹介がありました。

 https://twitter.com/kadokawashoseki/status/1199570888741359616?t=gyasZc7UjwtZkXx5ZB4C4Q&s=19




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【6.カクヨムで読める作品/作者様】

 <第7回カクヨムコン>

 ◆特別賞

 望月くらげ様

 この鼓動が止まったとしても、君を泣かせてみたかった

 https://kakuyomu.jp/works/16816927859527979815



 *.˚‧º‧┈┈┈┈┈┈┈┈┈‧º·˚.*

 <他の書籍化作品>

 あをにまる様

 今昔奈良物語集

 https://kakuyomu.jp/works/16816700426703762022


 梅野小吹様

 右から二番目の夏

 https://kakuyomu.jp/works/16816700426151574785


 キタハラ様

 早番にまわしとけ 書店員の覚醒

 https://kakuyomu.jp/works/16817139554593103353



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【7.参考リンク】

 ①公式HP

 https://www.kadokawa.co.jp/category/bungei/

 https://kadobun.jp/


 ②カクヨム内のページ

 https://kakuyomu.jp/users/kadokawa_bunko


 ③創刊時のニュース

 無し



 ④wiki

 https://ja.wikipedia.org/wiki/KADOKAWA


 ⑤参考

 https://kakuyomu.jp/info/entry/offer_symposium



 8.感想

 角川文芸単行本とするとターゲットが広すぎるため、カクヨムコンでの角川文芸についてを調査しております。

 また、『単行本』と『文芸単行本』と別れておりましたため、『文芸単行本』の調査になります。

 参考でつけました、カクヨム文芸部座談会を引用します。


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 我々が求めている小説では「!」や「♪」といった記号で表せる部分を、文章を使ってうまく表現してほしいと思っています。

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 読者に伝わるだろうと、そちらの方が読みやすい等。

 そういった事は『文芸』では求められていないと思われました。

『!』という感情を的確に文章を使って表現する。

 そういった些細な所から、文章で表現されたリアリティのある文章。

 人間の本質や現代社会といったテーマを扱いながらも、その中でエンターテインメント実現させているものを求めていると感じました。





 書くことが好きな皆様へ。

 読むことが好きな皆様へ。


 レーベルをもっと深く知って、もっと深く楽しんで頂ければ幸いです。



 ※補足、誤り等ありましたら、更新させていただきます。

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