縢り火
彼らの喧騒の遥か上、
高みというには低すぎる地で、
赤く、青く、沸騰する。
輪になって、
ただ一点を見つめ、
僕らはここに集まった。
ここから始めよう。
ようやく手に入れたこの火を、
彼らには渡さない。
いや、渡せないだろう。
あのどれほどが、
まだ口を利けるというのか。
獣は総じて、火を恐れる。
灰の詩 塊宮麗央(くれみやれお) @LeoBlock
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。灰の詩の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます