滅世とは(「はじめに」の代わりのつぶやき)

 僕は戦争でボロボロになった地球とか、やばい生物が蔓延っていて人類ほとんどいませんみたいな終末世界が好きです。今回初めて小説を書いているわけですが、この『滅世の君へ綴る』はそういった世界が舞台です。もちろん好みだから書いているという理由もあります。しかし、僕がこういった世界をわざわざ書くのは、誰もが一度は妄想する世界で、共感できると思うからです。
 つまらない講義に耐えながら、突然テロリストが学校に来ないかな、明日世界が滅んで出社しなくて良くならないかななど、人は現実にストレスを抱えたとき、破滅的な妄想をしがちです。しかしそれは同時に、今ここには無い新しい世界を創ることに等しいでしょう。
 現実が忙しすぎて創造する余裕を失った「僕ら」の一助となれば、幸いです。不定期ですが1週間目安で更新していきます。それでは。

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