第46話 梨の専門書のオンデマンド印刷にびっくり

 僕の梨栽培のバイブルとしているのが「ナシをつくりこなす」という本です。


 父が亡くなり、母が教えてくれた方法は、古い栽培方法だったので、自ら学ぶため苦労して探した本です。


 最初見たのは、街の図書館だったのですが、手元に置いて勉強しようと思い、同じ本をネットで探しました。


 ところが、専門書のせいか絶版になっていて、遠くの街の本屋さんまで出かけて行って、ようやく購入できた本です。


 中古で買おうとしても、5000円~1万円と、絶版本は高額でしたから、ほんとうに、見つけた時は、本屋さんに感謝しました。


 それが、先日、ア〇ゾンで探すと、売っていたので驚きました。とても嬉しかったです。


 ただ、ペーパーバック出版という名前がついていたので、どういう事か調べてみました。


 インターネットで調べてみると、2018年の記事が見つかりました。


 PC Watch 社の記事でした。

 絶版本も買える。必要なときだけ製本するア〇ゾンの「プリント・オン・デマンド」の仕組み

 というタイトルです。


 どうやら、ぼくが絶版本を買えなくて困っていた頃、ア〇ゾンでは、それを解決するシステムを開発していたようです。


 そのシステムの概略は、専門書のデジタルデータを使って、それを、必要に応じて印刷出版することをするという内容でした。オンデマンド印刷というようです。


 売る場合には「ペーパーバック」という但し書きがついているという事でした。


 デジタル化した今の社会で、デジタルな媒体でしか見ることが出来なくなるのではなく、印刷して、活字媒体で売ってくれるシステムができたことに感謝しました。


 それから、出版業界の現状を理解して新しいビジネスを開発するというプロセスがすごいと、正直おどろきました。


 耳で聞ける本、Audible(オーディブル)で驚いた、ア〇ゾンでしたが、また驚かされました。




 以下、全くの余談です。


 先日お亡くなりになった松本零士さんの「銀河鉄道999」の鉄郎が住んでいた所か、「男おいどん」の主人公が住んでいた所か、忘れてしまいましたが、周りが高度な建物でも、その家だけは普通の日本家屋で、違和感たっぷりでした。ですが、これが、今の日本とぴったり合っているように思います。


 子どもの頃、未来の生活を漫画にしたアメリカのアニメがありました。そこでは、腕にはめるテレビ電話、お皿に乘ったカプセル状の食べ物がでてきました。ずっと先の未来は、そうなるのかなあと、思っていました。自分が生きているうちに、腕にはめるテレビ電話も、カプセルの食物も実現できてしてしまいました。これは驚きです。ですが、カプセルの食べ物は、私たちは合わないし、これからも食べないように思います。


 カプセルはデジタル、普通の食べ物はアナログとすると、私たち人間は、うまく未来の技術を取り込んで、生きて行くように思えます。


 そういう意味では、人類は、賢いと思うし、未来はあると思うのですが。


 思い切り飛んでしまった。失礼しました。

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