第38話 九条ネギを植えた
ネギはパワーがある野菜で、我が家では欠かせないお野菜だ。
今回は、九条ネギを植えた。
九条ネギのいい所は、株分けで増やせる所だ。一本植えればそれが五、六本ほどに育ってくれるので、とっても嬉しいお野菜だ。
九条ネギは、基本的に緑色の部分が多くて、京野菜でもある。
九条ネギのように、関西は青ネギ文化だと思うのだけれど。関西のお好み焼き。福岡のラーメン。テレビで見ていると、みんな青いネギを使っている気がするから。多分だけど。
ネギには、他にもいっぱい種類がある。
一本ねぎは、関東で一般に売られている白いネギだ。種を蒔いて育てるが、最後まで一本のままだ。株に分かれない。
白くするには、土をかける手間がいる。それが、ちょっと面倒だ。なぜ、関西と関東で、こんなにネギ文化が違うのか、とっても面白い。
球根を植えるネギと言えば、ワケギとアサツキだと思う。球根なので、植えれば数も増える。
ワケギといえば「ねぎぬた」かな。甘さがあって辛くないワケギが活きる料理だと思う。「イカのねぎぬた」は、とっても美味しい。そういえば、最近美味しいと思うようになった気がする。年のせいかな。
アサツキはワケギによく似ているが、香りが一層良くて、ちょっと辛い。蕎麦の薬味に使うと絶品で大好きだ。アサツキは、もともとは野草だったらしい。アサツキの仲間にはチャービルというハーブもある。やはり香りが良くて、ピンクの花がかわいいネギだ。
僕が大好きなアサツキだが、昨年の9月に植えようと探したけれど、売られていなくて残念だった。最近、あまり見かけなくなってしまった。
さて、九条ネギの植え方だけれど、管理機を使って、植える溝を深く掘ってから、その底に浅く植えた。
今度、雨が降る前に、肥料を少しやってから、土をかけようと思う。
だんだん土をかけていくと、九条ネギでも、白い部分も長くなり、一本ねぎみたいになる。両方使えてお得な気がする。焼き鳥のネギマなど、ネギを焼く料理には白ネギの部分を使った方がいいから、両方育てておきたい所だ。
ところで、植えた場所は、耕運機で、カラスノエンドウなどを土とごちゃごちゃに混ぜた場所だ。
ネギは、こんな、生の植物と土をごちゃごちゃに混ぜた所に、すぐに植えても大丈夫。腐った植物さえ栄養分として吸い込むパワーがある野菜だからだ。
それから、ネギの根には、殺菌作用がある。そこで、ウリ科の野菜を植える時に、一緒に植えるとよい。コンパニオンプランツという考え方だ。
例えば、キュウリ、カボチャ、ニガウリ、スイカなどの根と、ネギの根をくっつけて一緒に植えることをおすすめする。ウリ科特有の病気「つる割れ病」を予防できるから。
最後に、スーパーで買ってきたネギは、上だけ食べて、根っこを植えれば、またネギになるからとても便利。プランターでも簡単に育つので、おためしあれ。
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