第34話 我が家の桜はさくらんぼ

 サクランボの花がだんだん咲き始めた。


 サクラにもいろいろあるけれど、サクランボも広く考えれば、サクラの仲間だ。


 実は、普通のサクラも実がなる。以前、興味があって手にとって確かめたら、ちょっと硬くて美味しくなさそうだった。ただ、ヒヨドリたち野鳥には食べられているようだ。


 サクランボは、食べられる実のなる「ミザクラ」の仲間のようだ。それを、もっと美味しくなるように改良したのがサクランボということだ。


 それから、サクランボの事を桜桃(おうとう)と言う。

 我が家のサクランボは、多分、暖地桜桃(だんちおうとう)という種類だと思う。これは、中国から入ってきた桜桃で、桜よりずっと早く花が咲く。つまり今咲いているということだ。


 サクランボと言えば、山形県の佐藤錦(さとうにしき)が有名だけど、僕の住んでいる所とは、気候が合わないと思う。寒いところが好きなんじゃないのかな。実も暖かいと、うまく実らなくて落ちたりするんじゃないのかな。


 桜にもいろいろあるけれど、自分の好きな桜を順番にあげると。

 沖縄の「カンヒザクラ」が一番早くて、1月下旬に咲き始める。

 次に咲くのが、静岡の河津町で有名な「河津桜」。ちょうど今が満開のようだ。

 そして、次が、「ソメイヨシノ」という全国的に有名な桜。3月下旬に咲きそうだ。全部一本の木から育てたクローンだというから驚く。そのためか、寿命は、はかなく短いそうだ。樹齢70年くらいで枯れてしまうと言われている。


 我が家の桜の、サクランボ君も、花をよく見ればなかなかいいものだ。ソメイヨシノみたいな、薄ピンク色で、可憐だ。


 でも、どうしても、食い意地がはってしまって、サクランボの実が気になる。


 去年は、花の時期に雨が降ったためだろうか、ほとんどみのらなかった。

 そのうえ、収穫時期にも雨が降って、実の痛みが早かった。

 さらに、そのうえ、早起きのヒヨドリ君たちに食べられてしまった。


 今年のサクランボには、期待したい。


 やっぱり、花と実が楽しめるサクランボっていいと思うんだけどな。

「それ、桜じゃないじゃん」と言われそうではあるのだけれども。


【↓近況ノート サクランボへのリンク】

https://kakuyomu.jp/users/suzukaze3/news/16817330654206967538

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