教習所では教えてくれないハザードランプとパッシングの使い方

ロングテイル

第1話

 車を運転している際当然ながら相手に自分の声や意思を伝える手段は限られています。

 ハザードランプ、パッシングは車を運転している人にとって意思疎通をするツールになっているのです。これを理解できていないと余計なトラブルに巻き込まれる事もあるかもしれません。




 一つ目はハザードランプの使い方です。

 ハザードランプは本来停車やバックをすることを後続車に伝える際に使うものですが、ありがとうの意味でも使うことがあります。

 私なんかは店の駐車場から出る際、前を譲ってくれた車に対して、片手を挙げた上で車の中で相手に聞こえてないのにありがとーと言いながらハザードランプのボタンを押してます。

 これを怠るとなんだアイツお礼も言えないのかと逆上してくる人も中にはいます。感謝していても他人に伝わらなければ意味はありません。対面して話してるわけではないのですから。ハザードランプのお礼は自衛でもあるのです。


 二つ目はパッシングです。

 パッシングの本来の使い方はクラクションを鳴らせない環境で、自分の車に注意を集める事が目的です。

 よく使われるのが対向車が右折車両に対して進んで良いよと言う合図として使われます。スピードを対向車が落としてるのを確認したら『安全』を確認し右折しましょう。まごついていると行く気ないのか?と相手も戸惑います。

 後はごく限られた区間では、この先ネズミ取りしてるよと言う合図にもなります。知っているのと知らないのでは雲泥の差ですのでついでに覚えておきましょう。

 後は対向車に使われるとしたら、ハイビームで眩しい!とかライトついてないぞ!とかかな。

 後続車に使われた場合は脇に一旦止まるか、ハザードランプつけて徐行するのが安全です。相手は前に行きたいのでしょう。お先にどうぞと心にゆとりを持って運転できるようにしたいですね。

 仮に、後続車が降りてきて怒鳴り込んできたとしても、止まった方が事故で死ぬより安全です。恐怖を感じつつ運転してハンドル操作を間違える方が危険です。窓を閉めドアロックして大人しく警察呼びましょう。


 このハザードランプとパッシングの使い方なんてローカルルール、覚える必要なんて無いとか思う人は、相手がいると言う意識の低い自分本位の考え方しか出来ない人と思われます。いずれ煽り運転等しそうな予備軍です。出来たら人に迷惑掛ける前に免許返納してくれるとありがたいです。

 私は車の煽り運転する人とSNSで一線を越える人は同種の人間だと思っています。車越しか画面越しか……です。恐らく直接対面していないことによって相手が人であると言う認識が薄れてしまっているのでしょうね。対面して居なくても対人であることを忘れないようにしましょう。

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教習所では教えてくれないハザードランプとパッシングの使い方 ロングテイル @yaya0528

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