他の人には見えない妖怪との恋愛は、あれこれと不便なこともあるようですが、わきゃわきゃ騒ぎながらこなしていく二人がとっても可愛いですよ。

妖怪が見える体質（？）の女の子、結衣。特異な能力を持った彼女の目の前に現れたのは、妖怪・イチフサ。
周囲に気味が悪いと避けられていた結衣と、同世代の友人に巡り合えずにいたイチフサとの奇跡的な出会い。二人が仲良くなるのに時間はかかりませんでした。
二人とも、ちょっとチャーミングな性格をしているんですよね。ただ可愛いだけの女の子、ただカッコいいだけの男の子って感じじゃないです。茶目っ気がかなりある。結衣とか、結構独特だな、と思う面もあります。
ラブコメのはずなのに、物語全体にどこか物悲しさもあったりして、すべての感情のさじ加減が絶妙です。

普通の人には見えない。だけど、わたしたちの周りにいる妖怪。
そんな妖怪がを見る能力がある女子高生が主人公。

彼女は妖怪が見える能力のせいで、色々と辛い経験をしてきた女の子です。

でも、そんな彼女はその能力のお陰で、恋人を手に入れます。
彼女が手に入れた恋人、その人は……

人間と妖怪が恋をしたら、どんなお付き合いになるのかな？と、興味深く読みました。
お互いの常識が通じない部分が、うまくコメディに消化されてて、楽しいお話♪

恋愛要素多めの妖怪譚は意外とレアかも？

結衣は妖怪やらなにやらが見える女の子。
妖怪の男の子イチフサと出会います。
お年頃になり、イチフサに恋をして
付き合うことに。
ほかの人には見えない彼氏の誕生です。
それは都合がよいこともあるけれど、
恋愛をするには不都合なことも。
だって他人から見たら、ひとりでシャベって
ひとりでふたり分のものを買ったりしなくちゃいけない
変わった子ということに。

相手は妖怪。
人間の常識は通用しません。
意表を突いてきます。
結衣はタジタジして調子が狂ってしまいます。