事件現場も泥沼、登場人物の心も泥沼、読者の心は・・・最後はどこに沈められるのでしょうか?・・・覚悟しておきましょう。
「沼らせ女」って、そっちの意味ですかい!!?と1話を読んだ読者はそう思うかもしれない。読み進めていくうちに、だんだんと作者の言葉遊びにも気がついてくる。月下という、小柄でひたむきで、計算高い女から目が離せなくなってくるのだ。なるほどどうやら「沼」は1つではないらしい。