本作において、主人公はある程度の自信を持っていると感じました。
一方で、それに尽きず、自分の将来あるいは登場する身の回りの他者への期待を持っていると感じました。そして、その期待を行動に移すことのできるある種の才能も兼ね備えています。
さらに、主人公は、生まれつき持っている才能や抜群の魔法の能力に傲ることなく、常に進むべき先を見て歩いています。性格的にも、立ち止まることができないタイプなのでしょう。
これらを踏まえれば、この先のストーリーへの期待に胸が膨らむのは、読者としての自然な心持ちではないでしょうか。
Meeka