私の場合、物語を読んだり書いたりする原点は推理小説だったので、
> もう一個思った二人称スタイルについて。
>
> 一人称のように、主人公の目を通して見たことが書かれてるんですけれども、主人公の行動ではないパターンで。
> 別キャラの行動が主に書かれるんです。
このパターンですぐに頭に浮かぶのは、シャーロック・ホームズとかエルキュール・ポワロとかのシリーズでした。
どちらも語り手(一人称)は探偵役(ホームズだったりポワロだったり)ではなく、その相棒。いわゆるワトソン役と呼ばれるようなポジションの人間ですが、物語で主として描かれるのは(読者が読みたいのは)そんな「ワトソン役」の行動ではなく、探偵役の活躍……。
私にとっての一人称小説(語り手が存在する書き方)の概念はむしろこちらが主流だったので、ラノベやweb小説などの「語り手イコール主人公」の一人称パターンには、最初は少しだけ違和感を覚えるほどでした。まあ今ではすっかり慣れましたし、自分でもそちらの(ラノベやweb小説などの)一人称で書くことが多くなりましたけどね。
二人称視点とは少し違いますが、二人称小説というのもありますよね。
単純に考えると、一人称の小説ならば地の文の主語が一人称(「私」「俺」など)、三人称の小説ならば地の文の主語が三人称(「彼」「彼女」など)になるはずだから、主語が「あなた」みたいな二人称ならば二人称小説なのかな?
web小説などではあまり見かけない書き方だと思いますが、確か昔のゲームブックで見たなあ、と少し懐かしくなりました。
……というコメントを書き込もうと思って「『ゲームブック』は古い言い方っぽいから、今風の言葉で説明を補足しておかないと『ゲームブックって何?』って言われるかな?」と心配になり、定義を確認するためにwikipediaを見てみたのですが……。
そこに貼られていた「ゲームブック本文イメージ」という図例の中の文章の主語が、思いっきり二人称「君」でした。やはりゲームブックの典型的なパターンが、私の思う二人称小説だったようです(おそらく「主人公の行動を読者に委ねている」という感覚を読者に強く与えるためでしょうか)。
二人称、面白そうだけど例題で上がっていた作品をまだ読んでいないんですよね(^_^;
漫才って基本がコメディ小説とかと似ているので、漫才を学ぶと自然に小説(コメディ部分)がうまくなると思います。そう言った意味では漫才から学ぶことも多いですよね。ただし小説は動きがない。そこをどう埋めるか。
ギャグ・コメディ色の強い小説は読者の常識、年齢とかも想定していないといけないので、難しいんですよね。だから下ネタに走りやすい、のかもしれません。