鈍感な雪女ちゃんは、一途な妖狐の気持ちにいつ気づくの?
- ★★★ Excellent!!!
人間と雪女のハーフである雪華と、その幼馴染みの妖狐の男の子、銀星。
二人は学校に通いながら、妖怪や困っている人を助ける妖怪探偵社として活動しているのですが。
バレンタインが間近に迫る中、校長先生のチョコレートがなくなるという事件が発生。イマこそ、妖怪探偵社の出番です!
なくなったチョコの行方も気になりますけど、もっと気になるのは雪華と銀星の恋模様。
雪華は銀星の事を大事な友達と思っているのですが、銀星はもっともっと雪華の事が大好き。
なのに雪華は鈍感です。銀星がとっても分かりやすく好意を示しているのに、ニブチンの雪華は全然気づいてくれません。だけどそれが良いのです!
好きだと告白しても分かってもらえない銀星。恋のライバルに雪華が近づいたら、颯爽と現れてビリビリーって引き剥がす。
そんな一途で健気な男の子を、応援せずにどうします! 鈍感女子に振り回されながらも頑張る男の子が好きな自分の好みを直撃しました!
ちょっと鈍い所もあるけど、明るくて天真爛漫な雪華もとっても素敵。
雪華の口調で語られる地の文は可愛くて、読んでいて楽しくなります。
雪華、早く銀星の気持ちに気づいてあげてと思う反面、今の関係をもっとたくさん読みたいのも事実。
鈍感雪女ちゃんと、一途な妖狐の男の子のお話。
どうか銀星に良い事がありますように。