中学一年の少年『大陽』は気が付くと妙な世界にいた。
そこでは太陽も月も星も人間として地上に暮らしている。
いや、より正確には太陽のように光を放つ者、月のように反射する者、星のようにまたたく者、であるが。
現在第6章の冒頭を読んでいるところですが、ここまで来てもまだ「世界」の全容が分かりません。
とにかくこの「異世界」がとても幻想的で、想像力をかき立てられるのです。
落ちても濡れない海には波がなく、船は水上だけでなく砂上を走ることもできる。
「星の子」と呼ばれる人々は、親から生まれるのではなく畑に発生する!?
仄暗い絵画を見ているような風景が、とても魅力的です。
世界の謎のほかにもうひとつ、大陽くん自身も普通ではない体質を持っています。
それがどう、この世界に関わるのか?
ぜひ見たこともない異世界を体験してみてください!