Ep.3 一番、強くておっかない奴
一週間、それだけの期間が刑務所の中で経った。初めは大変だと思っていた作業や、不味いと思っていたご飯も少しずつ慣れてきていた。それに対して何故か少し敗北感を感じながらもマホクロは一日一日を過ごし少しずつ脱獄の計画を企てていた。
そんなある日、懲罰房からとある男が帰って来た。
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マホクロ「んー!今日も疲れたー...さっさと帰ってゆっくりでもするかなー!」
身体を伸ばしながら自分の牢屋に戻ろうとゆっくりと歩きながら帰る。人気がなくなって来たところで急に後ろから声を掛けられる。
???「よぉ、てめぇが俺様が懲罰房にいる間に入って来たって奴のマホクロかぁ?」
マホクロ「!?あ、あぁそうだが...」
気配も無く急に背後から現れたため、少し驚きながらも返事をする。
そして、何故だろう悪い予感がする...こいつは、確実に俺よりも強いと言うものそして俺に対して戦おうとしている予感だ。
ヒュバリ「おいおい、そんなきょどんなって!俺の名前はヒュバリだぜぇ、お前の名前はなんだ?」
マホクロ「、、、何が目的だ?」
ヒュバリ「目的ぃ?んなもんねぇよ!ただ...」
妙に馴れ馴れしく肩を組みながら言う
ヒュバリ「
少しずつ肩を組む力が強くなる。逃げることができない...悪い予感は当たっていた
マホクロ「てめぇ...!」
ヒュバリ「I'm
ヒュバリが手を掲げて力を込める。そしてマホクロに対し凄い速度で腹に叩き込む。
マホクロはそのまま高速で壁に吹き飛ばされる。
ヒュバリ「はっはぁ!弱いなぁ!3日も気絶させられて寝ていたって聞いたがこんなもんかぁ?」
マホクロ「ぐっ!、このやろぉ...!」
ヒュバリ「おい、怒んなってぇ。弱いお前が悪いんだぜぇ?まぁどんだけ強かろうと俺様が一番なんだけどなぁ!」
高笑いしながらヒュバリが近寄ってくる。確か...噂でこいつの能力は聞いた事がある。
能力の名前は
マホクロ「
マホクロが口や傷から流れた血が複数の黒い手となりマホクロの周囲を取り巻きヒュバリを近づかせまいとする。
ヒュバリ「そんなもん意味ねぇなんだよぉ!」
ヒュバリは
ヒュバリは倒さなければ行けない...弱点は一つある、密室の空間に誘い込めば一番の力は対象が自分だけになるというものだ。
だが、どうやって密室空間を作るか...あと数発殴られるとやばい恐らく全治数ヶ月の怪我にはなるだろう。
密室空間...確かこの通路から左に曲がってしばらく歩いたところに行き止まりとシャッターが下ろせるところがあったはずだ、そこは通路の幅も高さもここよりは小さい。シャッターを下さなくても
あと二発なら耐えられる。
自分自身を中心に
だから油断している隙にヒュバリの背後まで出現させ、背後から攻撃するフリをして気をそらせた瞬間に左の道の方向から打撃を加えるふりをすれば恐らくそのまま殴り飛ばされ、シャッターのあるところまで行く事ができる。
確かシャッターがある所は暗かったはずのため
だが、どちらの能力も自分の血液から作り出しているため今の状態だと間違って使用する事は許されない。
マホクロ『...3...2...1...Go!』
ヒュバリ「おいおい!後ろから攻撃作戦とかガキかよ?!」
マホクロ「...!」
ヒュバリ「んな小細工やったところで、意味ねぇだんだぜぇぇ!!」
ヒュバリがものすごい速度でマホクロの腹部に蹴りを入れ向こう側の壁まで吹き飛ばす。
予想通りシャッターのある所まで来れた、後は
ヒュバリ「HAHAHA!無様な姿だなぁ?!」
マホクロ「...グッ、ゲホッ」
少しずつ地面を黒で纏わし閉ざそうとするが...
ヒュバリ「気づかねぇとでも思ってんのか?! I'm
ヒュバリが一瞬で大量の
ヒュバリ「かぁらぁのぉ!!! I'm
ヒュバリ「おいおいおい!んな簡単に自分が弱いフィールドを作らせるほど俺様は馬鹿じゃないゼェ!」
再びマホクロの方にゆっくりと歩きながら近づいてくる。
マホクロ「っち、クソが...」
初めに先制攻撃を受けてしまったのがまずかった。今の状態では能力を使おうにも恐らく使った時点で出血多量でぶっ倒れるだろう。
ヒュバリはマホクロの元まで来てから拳に力を入れ最後の一撃の準備をする。
ヒュバリ「この刑務所の初めの洗礼ってやつだぜ!!!うぉりゃぁ!」
殴ろうとした瞬間足音が聞こえる。
ヒュバリ「ちっ、警官か?」
その方向を見ると...なんと全速力で走って来たフロスがいた。
フロス「大丈夫かぁ!」
マホクロ「なっ、フロス!?」
フロス「正義のヒーロー、遅れて登場!」
coming soon...
DARCLONE ハッピーさん @mecha-happy
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