et cetera

@touka0920

隣の芝生が青く見えるときには

生きているとどうしても、隣の芝生が青く見えるときがある。

たまになら良いが、それが多いともなると、世の中生きづらくなってしまう。

では、どうしたら良いのだろうか?


もし、隣の芝生が青く見えるときには、柵を越えてお邪魔すれば良い(意識的に。実際に入って良いのは、犬と猫と子どもだけだ)。

最初は、この上ない喜びを感じるだろう。でも、あなたは途中で気がつくだろう。

この人には、私と同じ長所があるのか?と。

例えその人が私にとって憧れの対象だったとしても、私が持っている長所と同じものを持っているとは限らない。

自分自身の長所を失ってまで、その人になりたいかどうかを問う必要がある。

もし失いたくないと思うなら、改めて自分自身に誇りを持とう。

その長所は、あなただけのものだ。


再び柵を越えて自分の庭に戻ったとき、隣の芝生は何色に見えるだろうか?

もう青く見えることはないはずだ。

あとは、自分の庭をより一層青くすることだけを考えれば良い。



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