有能な人間。無能な人間。投資についても同じこと。

「投資の意見箱」を読んでないもいると思うので、

まず、今日のイオンでの出来事をおさらいしておこう。


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スマホの修理の件、さすがに腹が立ったので店員を30分ほど説教した

(スマホの修理工房。羽生イオンモール内)


①2週間前に実物を見せに行き、それから部品(バッテリー)を発注させた。

②4日後、業者から部品が届いたとの連絡あり。修理日(27日)を決める。

③しかし、その部品は違う機種のものだった。応急措置で背面パネルを接着剤でつける。肝心のバッテリー交換はできず。

③今日はイオンで4時間ほど待たされた結果が上述。会社は休んだので給料減少。


店員(20前後の女性。正社員)に改善策を聞いたら。「次からはちゃんとスマホの機種を見てから発注します」とのこと。何を言ってるのか理解に苦しむ。

競合他社のダイワンテレコム、ドコモショップとの対応の差が歴然。


俺のスマホは、背面パネルがついてるので一応は使えるが、再びバッテリーが熱膨張した場合、即外れるだろう。よって次は買い替えとなる。買い替え時期は今のところ未定だが、今のところは使ってみようと思う。

バッテリーの消耗具合は大したことなく、充電なしでも2日くらいは持つ。


ちなみに、このバッテリーの摩耗具合について、実際に修理を担当した男の店員に聞いたら「よくわかりませんねぇ」とのこと。買い替えを提案するのか?と聞いたら「よくわかりません。お客様が選択してください」とのことで正確に答えてくれない。


ダイワンテレコムなら買い替えする際の価格まで5秒でアマゾンで調べてくれる。

お客様の立場に立って提案してくれる。


「やっぱり修理できませんでした。今日はこれで帰ってください」

バッテリーの部品の発注を間違えた件は、俺が問いたださないと答えてくれず、

隠し通そうとしていたことに、はらわたが煮えくり立つ(笑) 

俺は帰宅後にどうしても納得がいかなくて電話で説教したのだ。


……(;´∀`) 俺の住んでる地域だけの話かもしれないが、

スマホの修理工房の店員の質。大丈夫か?


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(*´ω`) ここから読み取れる無能の証拠


・人から注意されてすぐに言い訳をする


(男性店員の場合)

「これは仕方ないことなんです。お客様がおっしゃってるような

 悪意があってやったわけではありません。こちらのバッテリーは

ドコモの携帯には対応してないと言うことで…」


俺の指摘

「事前に店頭で実機を見せていて、背面にしっかりとドコモと書いてある。

 バッテリーの発注ミスはそちらのミスだろう?

 ミスに対して謝罪しないのはどうしてなんだ?」

「……は、はい。すみません」

「なぜ言い訳をした?」

「それはお客様の聞き間違えです。

 僕は決して言い訳したいわけじゃありません」


↑意味不明


(*´ω`)ちなみに筆者は相手が言い訳した場合に7秒以内に矛盾点を指摘し、

まず相手を黙らせ、こちらの言い分をどんどん展開して相手のしゃべる勢いを殺す。

保険の営業を黙らせるときによく使う手法で、頭の悪い奴にはよく効く。


参考例

バカ「まず、私どもは①○○と②○○をして、③○○であるから…」

おれ「ハイ待って、③に対して、~の部分が矛盾してるよ?」

バカ「……」 ←反論できない。ここで勢いが止まる。


( ゚Д゚)こちとら英語、スペイン語も話せるトリリンガルだ。

日本語での反論なんて関係代名詞を用いた英文での説明よりよほど楽だよ。


(女性店員の場合)

「スマホのバッテリーが実は4種類あって、そのうちの違う方の

 バッテリーを発注してしまったというわけです」


俺の指摘

「……? ドコモのギャラクシーA20(19年発売)に対応する可能性のある、汎用性の高いバッテリーにそんなに候補があると? 素人の俺でもとても信じられない」 

「実は同じ機種でも筐体の大きさがいろいろあって…」


↑意味不明。

しかもドコモに対応してないバッテリーとの男性店員の言葉から察するに、

アイフォン向けなどの別機種のバッテリーを発注した可能性あり。

そうだとしたら、この女性定員は2週間前に俺が直接手渡したはずの

スマホ背面「docomo」の文字をメモしてなかったことになる。

プロ(正社員)を名乗る定員がメーカー名を把握してないとは。



・謝罪しない


イオンで4時間の待ち時間を経た後、俺が店に向かうと

男性定員

「ちょうどよいところに来ましたね。お客様のスマホは交換用のバッテリーのサイズ

 が合わなかったので修理できませんでした。スマホはこの通りお返しします。外れ

 ていた背面パネルは接着しておきましたので」


「……?(何を言ってる?)」

「どうしましたか?」

「いや、分かった。帰る。さようなら」


以上が店での会話。俺が説教したのは帰宅後、電話にてだ。


問題点

・お店での口頭で「バッテリーの発注ミスの指摘なし」「謝罪もなし」


バッテリーのサイズが…とまるでバッテリー、もしくは俺の持ってきたスマホが悪かったように言う。これではお客の感情を逆なでしてもおかしくはない。



問題

謝罪しない人間はなぜ無能で馬鹿なのか?


答え

反省がないと成長がないからである。


有能な人間ほどすぐにミスを認めて誤る。そして改善策を見つける。

トヨタ改善方式もこれを基本とするものだ。


おじさんに多いのが、自分が年を取ってるからと言って人に対して謝ることをしない。そして反省もなく自分が偉いと思っている。顧客に対して自分のミスを認めない時点でそいつはお客より自分の立場が偉いと思ってる、と悪意を持たれてもおかしくはない。


・改善しない


俺が男性店員に問う。

「次からどうしたらこのミスをなくせるか述べてみよ」


「……ぼ、僕はこの店舗に手伝い(修理対応)に来ただけで、詳しいことは

分かりませんし聞かれても困ります」


「君はそれでいいのか? すぐ逃げる。それで本当にいいのか?」


「い、今から責任者の方に代わりますのでお待ちください」


その後、無駄な保留を4度も押しながら責任者に代わる。


言っちゃ悪いが発達障害を疑うレベルの自称正社員の女性定員。

俺がそいつに改めて問う。

「次からどうしたらこのミスをなくせるか述べてみよ」

「……スマホの機種名をしっかり確認します」

「(すでに確認したはずだが…)話にならん。具体的には?」

「……」

「より具体的には? また前回と同じミスを繰り返したいのかね」

「お客様はどうしたらいいと思いますか?」

「あん?」

「お客様からの提案を聞いています」


↑やはり発達障害なのではないだろうか

(マスク着用のため分かりにくいが、顔や髪の作りから20歳前後と推測)


まず、俺はお客である。携帯電話に関しては素人である。

スマホの機種名、発注先のヤマト便の配送業者、管理倉庫、部品の知識など、

専門家には必要とされる知識がある。それらを考慮したうえで


【お客に次回から自分のミスをなくす方法を問うとは、もはやギネスに指定されるべき馬鹿者である。ここまでひどい店員は見たことがないレベルだ】


ならば、俺が道を歩く幼稚園児を捕まえてこう言おうか。

「ねえ、そこの僕、今の安川電機の株価が低迷してる理由、教えてくれるかな?」

これと話の次元は同じだ。



・自分が悪いと思ってない。社会の常識がない


女店員

「これはクレームということで良いのでしょうか?」

「むしろクレームじゃないと思ったのか?」

「今回はお客様にご迷惑をおかけしてしまったので、

 次回からはしっかりとバッテリーの発注をかけたいと…」


「おい。待て。俺がまたお前らにスマホの修理を頼むと思うのか?

 頼むわけねーだろ。誰が頼むかよ。今日で最後だ。

 こうなってしまったからには新しいスマホを買うよ」

 

( ゚Д゚)受け答えのアホさにさすがに冷や汗が出る。

発達障害を通り越して知的障害の可能性すらある。

声が小さい、電話の途中で謎の間がある、電話の前後でビジネス会話の定型文が出てこないなど、正規の教育を受けてないことがわかる。


部品の発注依頼から数えて足掛け2週間に及ぶスマホの修理。

多くの時間を無駄にしてしまった。イオンまでの往復距離は通算70キロである。

( ゚Д゚) 俺は投資家だ。自分の時間を無駄にすることが一番の経済的損失である。


まとめよう。無能の証拠


・謝らない(無駄な自尊心)

・反省しない(素直じゃない)

・改善しない(知恵がない)

・常識がない(相手の気持ちがわからない)


ちなみにホリエモンが経営のレベルで孫正義になれなかったのは、

以上の項目のうち、「常識がない」に致命的に当てはまってるからだ。

西村博之もこれに該当する。ネットの有名人に碌な人間がいない。

それはそいつらに群がる人間もまた大衆レベルの愚図の集まりだからだ。


孫正義はこう言う。

「自分だけが儲けたいとか、私利私欲のため、人の気持ちを踏みにじってまで経営するとか、そんな甘い考えを持ってる人は必ず失敗します。自分の利益は後。まずは

社会への貢献を。社会へどのような貢献できるのかを考えることが経営の最も大事なところです」


住友財閥や京セラを初め、多くの大企業の経営理念においても全く同じ指摘がなされている。


かつて、blackさんが筆者に対して謝ったことがあった。

一番大きな出来事は、成長投資だった「世界覇権型ETF」だったファンドが、安定投資の「インカム」に変化した時のことだった。その際の詳細はここでは述べないが、blackさんは素直に自分の落ち度を認め、筆者に謝罪したし、最後は「あなたの貴重な時間を奪ってしまったのですから、もし不愉快でしたら私を切り捨てても構いません」とまで言った。覚悟のある言葉だった。だから筆者は責めなかった。


「blackさんの気持ちはよく伝わった。

 家庭の事情なら仕方がないので直ちに新しい構想を練るぞ」


俺はその日の夜寝る前に「インカム」の基本構想を練って翌日には完成させた。

なぜ俺はblackさんに甘いのか? 別に彼女をエコひいきしてるわけじゃない。


blackさんには良いところがたくさんある。

・素直に謝罪する。

・反省する。

・常識がある(相手の気持ちがわかる)


他には筆者がおすすめした本を買って通勤バスの移動中に読んでいることもある。

金融経済の専門書なので理解するのは苦労するだろうが、あきらめずに読み続けてほしい。


【人とは、結局は感情の生き物である。

 俺は素直に自分の罪を認めて反省する人を決して見離したりはしない】


 筆者の利点は「企画力」「実行力」「改善力」である。


blackさんと出会った2年前、blackさんは大きな損失をすでに確定した後だったが、すでにトータルリターン(含み益、売却益、配当)では損失を取り戻してるはずだ。


経営においても投資においても赤字の経営から脱する方法は必ずある。

なぜ筆者の改善する力が強いのか?

それは【誰よりも反省し、誰よりも自分の能力を疑い、誰よりも勉強熱心で、誰よりも学んだ内容を実践で試し、自分の仕事に命を懸けているからだ】



セブンイレブンの経営を見てみよう。


【商売の原点】【商売の創造】 2巻セット。鈴木敏文さんの本より参照する。

この方は90年代にスーパーで覇権を握ったイトーヨーカドーを作った人だ。


鈴木 敏文は、日本の実業家。勲等は勲一等瑞宝章。

セブン&アイ・ホールディングス会長兼最高経営責任者、イトーヨーカ堂会長、経済団体連合会副会長、日本フランチャイズチェーン協会会長、日本チェーンストア協会会長、学校法人中央大学理事長、中央大学評議員会副議長などを歴任。

「コンビニの父」と称される


ここに2つのコンビニがある。


・揚げ物が入ってるフライヤーの陳列の違い。

商品はナナチキ、唐揚げ棒、アメリカンドック、コロッケ、メンチカツ、フランクフルトなど定番商品である。フランクフルト(ポークフランク)が美味い。


セブンイレブンAの店長

「平日はあまり売れないよな……。売れ残るとロスになるので売れるぎりぎりの数だけ並べておくようにアルバイトに指示しよう」


セブンイレブンBの店長

「平日でも棚は常に満載に。揚げ物類は絶対に隙間を作らないように

 それぞれ最低でも4つから5つは常に並べておきなさい。いいね?」


さて。有能なのはB、無能はAである。なぜか?


鈴木敏文さん流の教え

【消費者心理は経済学ではなく心理学である】


・棚が満載。レジ前で会計時も嫌でも目に入る。たくさんあっておいしそう。

・この店は常に揚げ物が満載されてる→ 揚げ物目的で来店する客が来る。

・食事時でないが、実は小腹がすいていた時にすぐに食べられる。

(運動部の学生。土方の人、トラック運転手、営業外回りなど時間のない人)


偏見 → セブンの食べ物は体に悪い。

事実 → 徹底した鮮度管理。体に良いサラダ油使用。揚げ物は3~4時間以上

店頭に並べた場合は即廃棄。直ちに新しいものに買える。日配品は、日に3度

(朝、夕方、夜)の納品によって世界一の鮮度を維持してる。


クリンネスを徹底。床や天井だけでなく、エアコンのダクトにしても黒ずんだ汚れがなく、揚げ物のフライヤーは深夜勤務者が徹底的に清掃して翌朝に備える。



・食品ロス(廃棄率)に対する勘違い。フランクフルトで考える。


店長A → 2個並べる。1個売れ残った。廃棄率50%。

店長B  → 10個並べる。3個売れ残った。廃棄率30%。


利益率が高いのはBである。お客様が再び来店する可能性が高いのも言うまでもなくBである。なぜならその店に行けば、いつでも即時にコロッケや唐揚げが食べられるからだ。強い中食(なかしょく)需要がそこにある。

中食は全年齢層で増加中の一人暮らしの世帯の強い味方である。



・フレンドリーサービスの違い


A。日本人店員のいる店の場合(日本人店長の直営店。教育がいい加減)

→ 黙々とレジを打って会計する。清掃は業者の老女性に任せている。


B。ネパール人女性の店員(30~40代の女の子2名)いる店の場合

(老夫婦のフランチャイズ。教育を徹底)

→ フレンドリーサービスを積極展開


「唐揚げ、揚げたてです」←昼食時がとっくに過ぎた昼の3時でも。

「肉まんは全種類が20円引きとなっていますが、いかがですか?」

会計後、日本人風のお辞儀をする(腰を折り曲げて頭を下げる)

自然な笑顔を絶やさない。

ネパール人の彼女らがモップを持って床清掃してる。トイレも掃除してる。


( ゚Д゚)永守流経営でも以下の教えがある。自社の社員が自ら清掃をしないようでは、クリンネスの概念は従業員間に行きわたらない。偉ぶってる役員どもも、

自分でトイレの便器を掃除するからこそ、次からは綺麗に使おうと思うのだ。


【貧困国で育った外国人の女の子たちは、もう後がない状態で日本に来て日本語で接客してる。文字通り命を懸けてセブンの経営に参加してる。だから強いのだ】


【今日筆者が行ったイオンモール羽生店にいた馬鹿店員共は、このネパール人の女の子たちの履いている靴底についたゴミ以下の価値しかない、日本の恥である】



ここから投資について応用する。


揚げ物について。

店長A → 2個並べる。1個売れ残った。廃棄率50%。

店長B  → 10個並べる。3個売れ残った。廃棄率30%。


株式について。

投資家A → 株を買うと含み損になるのが怖い。2銘柄だけ買う。

投資家B → 割安と判断したら株をどんどん買う。10銘柄買う。


投資家の場合は、23年相場を思い出してもらえばいい。

投資家Aは上昇にも配当権利にも乗り遅れて大きな機械損失を出してる。

Bはさらに10銘柄分の配当を毎年もらうことができる。


また店長Bの場合は、商品をたくさん仕入れることで流通業者や製造業者の売上にも貢献してる。日本経済への貢献度が高い。お客の腹も満たせてみんな幸せ。


鈴木敏文さん流の教え

【過去の成功体験は一切捨てろ。過去の常識など次の世界では通用しない。

 お客様の要望は日々変化してる。すさまじい速さで変化してる】


バブル崩壊から30年続く不況で多くの企業が倒産した。


競合他社 → 今まで同じものを同じだけ仕入れて販売する。時代の流れは考えず、今までがこうだったからと、過去のやり方を買えない。社内から反対意見が出ても上が抑えつけて貴重な意見を殺してしまう。


セブン →  若者(90年代に多かったファストフード世代)から60歳以上の高齢者が消費の主体となりつつあるので、豆腐、納豆、卵、焼き魚(缶詰含む)コロッケ、メンチカツなどの総菜を充実化。死に筋の商品と売れ筋の商品の明確化は業界一。セブンプレミアムの商品により他社との質の面での差別化に成功。

納豆、豆腐、ヨーグルトでもスーパーとの差が歴然。

スイーツコーナーでは、お団子やあんみつなど高齢者にうれしい商品が満載。


投資家A → 今まで上がっていたアメリカ株を中心に買う。

投資家B → 今まで上がらなかった日本株を中心に買う。


投資家A → PER40倍で利益10億円の企業を買う。

投資家B → PER10倍で利益10億円の企業を買う。


Aは人気の後追いだが、Bはこれから人気になる株を買っている。

筆者の運用術では当然だがBを採用している。



鈴木敏文さん流の教え

【消費者心理は経済学ではなく心理学である】


→ その日の湿度で売れる商品が変わる。

2003年は冷夏だった。8月でも雨だと朝はひんやりすることがあった。

そんな日は暖かい肉まんが売れることもある。だから季節で売れる商品を決めつけるのは愚かなことだ。勇気をもって店内に商品を並べてみるのだ。


お客様(へえ。夏なのに肉まんもあるのか)

お客様(意外とうまかった。またこの店に行ってみたいな)


筆者の考える長期投資の哲学

【長期投資は経済学だけではなく最後は心理学である】


→ その年の相場で上げ下げする株が変わる。

2025年は下落相場になるだろうか。それでも銀行株や娯楽系の株など上がり続ける株はあるだろう。だから年によって日本株がだめだと決めつけるわけにいかない。勇気をもっていろいろな種類の株を所持して長期投資をするべきだ。


その年に上がらない株があったとしても、外部要因が原因ならば温かく見守り、

じっくりと待つ。配当をもらいながらね。投資には優しさや寛容さも必要だ。

経営が苦しい企業がいたらその企業の商品を買ってあげなさい。


企業「苦しい時に株を支えてくれてありがとうございました。

まもなく業績が回復しますので、次は大幅に増配いたします」


アイスが冬になぜ売れないと決めつける? こたつの上で食べるアイスは格別だ。

ジムでスポーツをする人なら真冬でも冷たいジュースが飲みたくなるだろう。

消費者の気持ちを、人の気持ちを、なぜあなたが決めつける?


コンビニのトイレだけを利用するお客、雨が降ったら傘だけを買って帰るお客。

店内のゴミ箱にゴミだけを捨てて帰るお客。いろいろなお客がいいる。


「あいつ、何も買わないで帰ったな」これは失敗の発想

「あの人はきっとセブンに感謝してるはず」これは成功の発想


(いつも助けられてるし、たまにはセブンで買い物しないと悪いな……)

次回はお客さんになってくれる。人は結局は感情の生き物だ。


【だがしかし、ダメなものはだめだ。改善の余地のない人間、商品、株式はもうだめだ。こちらが万の言葉を尽くして語っても馬の耳に念仏。それらはとっとと切り捨てる必要があるが、同時に反面教師にもなりえる】


経営者に必要なのは、IQだけではなくEQ(心持の良さ)だ。

EQの低い人には、最後まで人がついてこない。ホリエモンに足りないのはここだった。あまりにもEQの低い人は、脳の障害すら疑われることがある。

(幼少期の虐待が原因の場合がある)


経営に関するスキル = 投資、資産運用。不思議なことに全く同じなのである。



不景気でも売れる商品は、価値のある商品である。


依存性のあるタバコ、お酒、必需品の食品や医薬品を除き、

娯楽もまたそうである。


なぜ、イオンモール内にあるディズニーストア、キデイランドが女性に人気なのか?

そこで売られてる各種グッズが「かわいい」からだ。

なぜ、スリーコインズが人気なのか?

そこで売られてる商品が「手ごろでオシャレだからだ」


日本政府レベルのアホ(筆者も昨年までこうだったことを恥じる)

「景気が悪いねぇ。可処分所得が減ると娯楽品は売れないよね」


サンリオの売上は、過去2年間で2倍に、営業利益は10倍になった。


労働者にとって必要なのは休日の癒しである。人は奴隷ではないのだから何らかの癒しを求める。ぬいぐるみ、バッグ、ポーチ、マグカップにしろ、女性が好む小物類の潜在価値は、今や女性が何歳になっても欲しがるものだ。決して少女だけのものではない。「大人買い向け」でガシャポンの景品類(手のひらサイズのフィギュア)が全6種類セットで販売もされてる。


【どんなに実質賃金が下がっても、企業で奴隷労働をさせられても、それが原因で

女性が体を壊して会社を休んだり辞めたりしたとしても、可愛いもので癒されたり、綺麗な洋服を着たいという女特有の潜在需要が減ることはない】


鈴木敏文さん流の教え

【過去の成功体験は一切捨てろ。過去の常識など次の世界では通用しない。

 お客様の要望は日々変化してる。すさまじい速さで変化してる】


古い考え  → キティちゃんのぬいぐるみを持つのは小学6年生まで。

新しい考え → 30歳の女性がキティちゃんを自分向けに買うのは普通。


古い考え  → 漫画(アニメ)は子供が読むものだ。

新しい考え → 親が持ってる漫画を子供が読んでいる。


ならばメーカーは、大人女子(全世界)のために付加価値の高い商品を開発する。


おもちゃの販売ターゲットを年齢別に分ける。

・乳幼児

・小学生

・中高生

・大人 ← この部分が昭和の時代にはなかった。


10代~20代の若者が集まるガシャポン広場で、昔は恥だっただろうが、

37歳の筆者がガシャポンを回していても何らおかしくはない。

むしろ1回で400円も回せることに尊敬のまなざしで見られるかもしれない。

筆者は50歳になってもガシャポンで遊ぶつもりだ。


筆者がガシャポンで買ったのは、ピンク色のバンド色をした、ミッフィーちゃんの腕時計である。ミッフィーの白い顔がでかでかと時計中央に位置し、それを横にずらすと中の電子時計の時刻がわかる。便利なことに日付まで表示してくれるので

意外とビジネス向けかもしれない(笑)


筆者が現在注力してるのは、女性客の消費動向を見極めることである。

最近分かったのだが、日本人女性の「かわいい」の感性は、ほぼ全世界共通の概念だ。うちの女性が好むものは世界でも間違いなく売れる。


期待してない商品ほどかわいいもので、このミッフィーの腕時計、筆者のお気に入りになりそうだ。ミッフィーの顔を見ていると確かに癒される。



これから日本では家族連れのレジャー需要が減少すると筆者は予想する。

反対にイオンなどのショッピングモールがレジャー需要を吸収する。


近くて安くて楽しめる。そんな存在がイオンである。


女性客でにぎわうディズニーショップに37歳の筆者が来店する。

会社でよく言われるが、無駄に貫禄があり、どう見ても妻帯者(なぜか娘が2名いることになってる)にしか見えないので堂々としてると娘に何か買ってあげてるのかと勘違いする者もいるだろう。


筆者がピーンと来たのは、6歳以下の女児向けのプリンセス衣装や手鏡?などの変身セットである。これで着飾った子供は撮影ができる。両親にランドまで行く財力がないとしても、ここでグッズを揃えたらそれなりの気分が味わえるのだ。


ショップ内の出入り口は一つに限定。3名いた女性店員は「すべての商品をゆっくりとご覧くださいませ」とのフレンドリーサービスを展開。店内を巡回すると、このセリフを3度も笑顔で言われた。女性20人の中に男が一人いるくらいの不自然な環境だが、居心地は悪くない。カップル連れなら男もたまに入ってくる。


経済学的には、ただのキャラクターの顔が貼られただけのマグカップ、コップ、お皿、洋服、ぬいぐるみに法外な値段が付けられており、製造原価を考えたら宇宙一のぼったくり商品だが、「キャラクターのかわいらしさ」でそれを納得させる。

むろん。女性らもそれを理解したうえで買う。消費は心理学なのである。

鬼畜米国が嫌いな筆者ですら、ディズニーのブランド力の強さには脱帽だ。



乳幼児から幼稚園児で賑わうゲームセンター広場に筆者が登場する。

子連れではないので場違いの極みであるが、気にしない。


ここは、対戦型カードゲーム(バンナム含む)ができるゲーム筐体、コインゲーム、

UFOキャッチャーや釣りのゲームなど、たくさんのゲーム機が並べられている。


乳幼児たちがはしゃいでいるのは当然として、お財布に優しい10円で遊べる簡易ゲームがあること、UFOキャッチャーの景品はお菓子が多く子供のおやつになること、なによりはしゃいでいる女子の集団がいたことに満足する。彼女らは60代以上だ。筆者からしたら30代も60代も若者になるわけだが、昔からそうだが、

この手のゲーセンは特にコインゲームが老人需要が強い。数人で集まっておしゃべりしながらテーブルを囲み、良い時間つぶしになるそうだ。


以下の理由によりゲーセンの潜在需要はあると筆者は判断する。


・親が子供にゲームを買ってあげられなくなる。物を所有しない時代

・スマホゲーム全盛だからこそ大画面で遊びたい

・旅行に行けないのでゲームで代用(酷暑、極寒でも可能)

・母親らの井戸端会議の場所

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長期投資の哲学 @kintyou

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