第50話 無限にひろがる!わたしたちの世界!
プリキュアは1年を通して放送されます。だいたい4クール分ってことですね。
1クール、まあ3ヶ月分が12~3話に対し、プリキュアは年間通してなので『1年をとおした日曜日の数』だけ放送する的な計算になります。ただし、放送局の事情だったり他のイベントだったり年末年始的なものだったりで削られ、歴代プリキュアでもまちまち差があります。
今作『ひろがるスカイ!プリキュア』は歴代最長タイの50話でした。これはコロナ禍などの事情で短縮された『ヒーリングっど♥プリキュア』、昨年度放送した『デリシャスパーティ♡プリキュア』の45話より5話ぶん長く、2016年放送の『魔法つかいプリキュア!』以来の話数らしいです。
いや、だからなんだっつー話は置いといて、とりあえずこういう話があるよって程度に受け止めてください。
さて、長らく放送し続けてきたヒーローガールのお話ですが、いよいよ本日が最後の回となってしまいました。はじめて登場したソラはひたすら自己研鑽に勤しみ、みんなをまもるために戦ってきました。
だれかと共に戦う、という発想自体がなかったのです。
だれかをまもる。その意気込みはプリキュアになるに充分でした。けど――たぶん、ソラがましろさえ保護対象としていたら、物語に登場していたキュアノーブルと同じ道を歩んでいたかもしれません。
けどそうならなかった。ましろは頑張るソラのためなんとかしたいと奮起し、自らもプリキュアになり、ソラに共に戦うという道を教えた。ましろも戦いを通して成長し、自分が描いた物語を公表して、それが良かれ悪かれあっても何らかの評価を受ける立場になった。
いい話じゃないですかほんと(女子中学生を見てしみじみするオッサン
それから最強――最凶? 最恐? の保育士をめざすあげは、空を飛ぶことを夢みるツバサもプリキュアになり、彼らは自分自身の夢を追いかけつつ、周りの人々の夢も応援していきましたね。その折カバトンやらバッタモンダーやらミノトンやらと友情? を深めたり、更生させたりなんだったり。そして今、すべての元凶であるアンダーグエナジーの化身『ダイジャーグ』をぶっばしよーぜ! っていうクライマックスを迎えております。
もう負ける気がしないね。しっかし前回の闇堕ちスカイもかわいかったなぁ……ちょっとおじさん胸がドキッとしちゃったわ正拳突きされたい(不審者
なにはともあれ、プリキュアたちがいよいよ最後の戦いに挑みます。彼女たちがどんな活躍を見せてくれるのか、そして今後どんな道を歩んでいくのか、楽しみに視聴していきましょう。
バリア展開しつつ隙間を空けて牙掴むとか器用なコトするなぁ。んで『大回転プリキュアパンチ』ですってよおくさま。これは芸術点高いわ。
スカイパンチが移動技になってるの草。EX阿修羅閃空かな? しかもアゲハバリアーの上に腕組仁王立ちのプリズムとかやめて腹筋こわれる。
最終回ってことでもう必殺技のオンパレードですよ。そしてここに来てカイゼリンを乗っ取ろうとする暴挙。ハゲちゃびんおまえ「愛してるはウソだ」自分で言うたの忘れたんかーい!
カイゼリンの心に侵入を試みるも見事にフラレたヘビくん。なすすべなく何処かへと逃走しました。
さすがバッタくん悪知恵はめっちゃ働くねぇ……ちなみにって話。ハッカーって悪いイメージあるけど彼らはあえてお国のセキュリティーに挑んで「〇〇が脆かったから侵入できたよ」と情報提供し、国のほうで働かせてもらうなんていうこともするんだけどバッタくん適任なんじゃないかなぁーって。
スカイランドのほうは歴代ライバルが片付けておきました。ってことでやっちゃってくださいよプリキュアさーん……えっ。
変身解けちゃった? 一体何が? どういうコト? ――ああ、そうか。世界の子どもたちに変身シーンを見せなきゃアレか。ついでに町のみんなに正体バレしてもーたね。
特殊BGMアツすぎ草。しかも全員揃って『ヒーローガール世界パンチ』ってどういうことやねん笑った。
ラスボスに対しプリキュアたちの精神攻撃がはじまります。個人的に効いたのはウィングの「世界を閉じて、同じところでただ濁ってるだけ」というワードですね。
ほんっと、プリキュア観てるとたまーにおじさんの心にもダメージあるから困る。アナタはプリキュアのどんなセリフが刺さったかな?
絶頂ヘビやめろなんだ今日は腹筋が追いつかねーぞ?
ヘビくん、プリキュアがもつサイキョーの力に晴れ渡ったそうです。これはアレだな、あまりネタバレするのもアレだけどプリキュアFエンドとだいたいいっしょだな。再上映されるらしいからみんな観に行こーぜ!
ってことでラスボス、片付きました。ここからはプリキュアボーナスタイムだぜ☆ ――エルちゃんオトナモードのままなん? それともまだみんなにオムツ交換してもらうの?
言うてアナタまだ1歳くらいなんだからいろんなコト勉強しなきゃダメだぞ?
戦いがおわり、みんなそれぞれの居場所に帰っていきました。王様とお妃様はエルちゃんの帰りを待ちわびてるけど、アナタ謁見の間にまで用意してるならドレスルームもう入りきれねーわな。
カイゼリンちゃんは唇をすぼめてチクチクしております。アンダーグ帝国の主として、彼女はこれからまーた忙しい日々を送るでしょう。んで、彼女を支えるのは歴代ヴィランである豚、バッタ、牛。バッタの言い方はもっともだけど、さすがに王直轄の部下以上の待遇を見つけるのはむずかしーと思うよ?
まあ、バッタくんは政治ごと得意そうな気がするしらんけど。
ふと思ったのだが、青の護衛隊って普段どんな仕事してるんだろうか……いや警察、消防、その他モロモロをいっしょにしたような組織だってのは想像つくけどどうなんだろうね?
スマホの電波が届かないトコロかぁ……そうそう、たとえばアフリカとか未開拓なイメージあるけど、実はあそこフツーに都市化が進んでたりヘタすりゃ高層ビル立ち並んでたりします。確かにまだ電波が届かなかったりするけどわりとイケる感じ。
日本だってアメリカだってヨーロッパの国々だって電波が届かない地域があるし、結局は通信環境にもよるのでなんとも言えんよね。その点手紙は数日かかるけどしっかり届けられるので便利でござる。なぁーに、昨今のすぐ連絡できる環境から離れてみると、そういった風情ある連絡手段も乙なものですよ。
――みんなに囲まれるソラちゃんをやさしく見てるましろ、ほんっと尊い。
ああ、やっぱツバサくんも帰るのね。ソラシド市で学んだ航空力学をはじめとしたモロモロの知識、どうぞスカイランドで活かしてってくださいな。そしてお姫さまおめーはもう赤ちゃんじゃねーんだからやることやっとけ。
ツバサくんアレだな。ナイトだけじゃなくてエルちゃん専属のバトラーにもなれるな。まるでいつぞやのタツノオトシゴみたいだ。
あげはさんのお弁当食べたい!!
ましろが言うように、どんな別れも寂しいもんです。でもまあ、ソラが言うようにトンネルくぐりゃいつでも会えるんだし、もうアレよ、ちょっと渋谷いっちゃお☆ 的なノリでやりとりすりゃいいよ。
なお、栃木県民の場合片道2000円する模様。とおいなぁ。
ヨヨばあちゃんは最後まで脇役ポジションでいましたが、ある意味ヨヨさんが自ら望んでそうしていたのでしょう。やっぱりというか、まあエルちゃんの存在をわりかし察していたりしていたけど「これからは若い子たちの時代だ」的な感じでね、みんなを見守っていたんだと思います。
ヨヨばあちゃんアレだから、その気になったらメテオとか詠唱なしで撃てちゃうから。
「ましろ、ぎゅっとして」 ――からの一連の流れでもうムリだった。いやーこれいいね。今日が最終回と知ってるからこそさらにクるわこれ。とくにツバサくんの男子ムーブね、もう最高ですよ。上昇志向というワケじゃないけど、あげはさんという"オトナ"を間近でみて、そうなりたいと努力して、最後には本人に打ち明けてもうほんとにね、どこぞのエラい人が言う「少年よ、大志を抱け」ですよほんとーに。
――ましろちゃんは『別れ』耐性が未熟のようです。性根は甘えん坊なんやろなぁ。それをわかりつつ、たしなめつつ「ましろさん」は渋いよソラちゃん。
別れってのは物理的距離を広げることです。でも『こころの距離』がどの程度広がっているかはアナタが決めることです。アナタにとってかけがえのない人との距離はアナタが決めます。それはつまり「あの人はわたしをどう思ってるんだろう……もしかして、メイワクだったりしない?」と考えたのなら、アナタはアナタ自らその人との距離を遠くしたということ。
他人との絆の深さは、アナタ自身が深めていくのですよ。
いやーこれいいお話だ。この体験をもとにお絵かきするってんだからいいお話描けるよましろちゃん――的な別れを演出した次の日すぐ「おっはよー」はねーだろおめぇら。
感動を返せ。しっかしエルちゃん「おなかすいちゃった」とはまだまだアレですな、身体はオトナでも中身は赤ちゃんだなこれ……よし、じゃあエルちゃんの朝ごはんは離乳食で。
――うん、まあ最後は笑顔で終わるのがイチバンだよね。エンディングはトクベツ演出で歴代のシーン集。ましろお手製のお絵かきと共に「ああ、そういう話あったなぁ」としみじみしつつ見送っていきます。さいごはみんないっしょに揃ってはいチーズって感じだけど、若干ツバサくんとパパママがアレなの草生えた。なかなか粋な演出ですねぇ。
――ミノトンだけ妙にうまい。ましろおめぇ、さては筋肉フェチだな?
最後はキュアスカイのその後を語りつつ、プリキュアお約束の『バトンタッチ』イベント。今回は物語に組み込むことなくエンドロールで紹介する形となりましたね。しっかし新しい『キュアワンダフル』もかわえーなぁ。個人的に黒ラブといっしょに住んでることもあり、わたし大いに犬、大好きでございます。
これは次のプリキュアも楽しみでしゃーない。キュアスカイたちとの別れは寂しいですが、別れと共に新しい出会いがあるもの。今後もたのしく、みんなでわいわいプリキュアを応援していきましょう。
1年間、わたしたちにゲンキをワケてくれたヒーローガールたちに感謝を。そしていっしょに楽しくプリキュアを応援してくれたアナタにも惜しみない感謝を申し上げます。
またみんなで楽しくやってこーね! 一年間ありがとうございました!!
【視聴・実況】ひろがるスカイ!プリキュア【感想】 犬物語 @INU_MONO_GATARI
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