第37話 さようなら

みんな元気でね。

さようなら。


僕は涙を頬に伝わせながら見送った。


「さてえ、死んでもらおうかあ」


「うん。」


バンッ



「罪人の明さん死亡しました。」


「あーまじかよ〜」

「あの子結構好きだったのになー」

「お金が…」


「そして、先程罪人になられたジョティーヌさんと大祐たいゆうさん、この村で罪人になられた優志さん、罪人の鳶さん。そして、正義人の新見さんと暁斗あきとさんが生き残り、村から出ました。」


「やったぜ!」

「大金ゲット!」

「俺の勝ちだ!」


「それではこれにて第3回罪と正義の村を終了とします。」



「出られたな」


優志はそう言いながら背伸びをした。


「そうだな」


新見は優志の方をポンッと叩いた。


「これからみんなでご飯食べに行きましょ。」


ジョティーヌは無理やり明るく振舞っていた。


「俺は帰る、」


メガネは相変わらずだ。


「あー明「よお」」


鳶が何かを言おうとした時、1つ結びの男が出てきた。

鳶は今になってとてつもない怒りが込み上げてきた。

この感情を抑えることなど出来ない。


グサッ


鳶はそこら辺に落ちていた木の枝を1つ結びの男の胸に刺した。


「お前なあ…」


ジワジワと血が滲む。


「助かるといいね。」


鳶はそう言うとニヤリと笑った。


「あーさてと、みんなでご飯食べに行くぞ。」

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罪と正義の村 ぴんくのーと @pink0116

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