第6話 まさか…ほんとに!?
12月の12日に突然彼から
「今日いる?」と連絡があり
出勤していたので「いるよ」と返すと
来てくれて。他のお客さんもその日は来てくれていたので途中から着いたのですが、
今日俺はお金使いに来た!
と言いお店にあるアルマンドコンプリートセットを頼もうよと言い出しました。
私は本気で最後のLINEの文を見て今日最後の晩餐しに来てくれたんだなと察しました。
みんなで8本アルマンドを開け
彼と私は会ったら毎回キスする仲になっていたのでその日も最後の晩餐とは思えないくらいラブラブしていました。一度交わっただけあって一線超えた分仲の良さは倍になっていました。
その日が終わり。あーもう終わったなぁなんて思っていたら1週間後に彼がもう一度来てくれて。
最近連絡してこないね。寂しいじゃん。
と初めて甘えてきました。
キモかったですがそこもまた可愛くて愛おしくてたまりませんでした。
私はまだ彼のことが好きだったので、
我慢して連絡してないとは言わず。
今の距離感ベストじゃーん!うちらはそんな感じでいよーなんて強がりました。
そして12月もおわり。1月に入り。あけおめLINEを気にインスタグラムを交換するようになりました。インスタだけが繋がっている状態で。会ってはいませんでした。
1月10日なってもなんの音沙汰もなかったので、「お前ふざけんなよ年明けてから会ってないだろ何処ほっつき歩いてんだよ」とボイスメッセージを送り既読無視されましたが
2日後に急に電話が来て、今日って店空いてないっけと言われ、その日はお店がお休みでしたが、たまたま私の働いてる店の系列店の女の子と飲んでいて。その子のお店はその日やってるし私に小計バックが入るシステムになっていたので。そこを提案し。たまたま一緒に飲んでた系列店で働いてる女の子も連れて、そこで合流しました。
彼はその日高校の同級生達と呑みに来ていて。凄く楽しそうでもう既に出来上がってる状態で
私と彼はもう若年夫婦かってくらいな感覚で喋っていて。
彼がずっと思ってた事を言ってきたのですが。それがすごく面白くて。
「お前のこと大好きだったし今も好きだからちゃんとお金は使ってるけど。
お前は俺にフェラをしなかったからお前は俺のことが好きじゃないんだ、俺はお前と愛のあるセックスをしたかったんだ、だからお前なんて2度と抱きたく無い彼女にもしたく無い」と3時間くらい聞かされました。
しびれを切らした私が「もう終わった事を愚痴愚痴ゆーなようるせぇよ」と言うと
彼は「お前が終わったとか言うんやな。
じゃあいいんじゃない」と言われたので
なぜか、私はそこでまた更に彼へ沼ってしまいました。
地位名誉全てを手にした男と何もない私 @meimei128
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