Unknown

 どんな人間も無傷では生きられない。だったら、あなたに俺の事を傷つけてほしい。2度と立ち直れないくらい俺を悲しませてほしい。傷付けたり、傷付けられたりするのも、一つの愛なのかも知れない。2度と立ち直れないくらい、俺の事を傷付けてほしい。代わりに俺もあなたを傷付けるから。今の俺には、痛みさえ愛しい


 ボロボロになった俺の手首と腕。リストカットと根性焼きを繰り返したクソ汚い腕。「あなたの隣にいるのが俺じゃない」という現実を受け入れて生きている。俺は、“みゃう”さんっていう人を大好きになった。でも、もう嫌われた。みゃうさんはカクヨムのアカウントを消した。「けつの穴を舐めろ」とか書いたせいかな? みゃうさんがカクヨムから消えたことは、とても悲しい。みゃう、アイミスユー。今でも大好きだよ。ミャウさんと埼玉県の大宮駅でリアルで会った時、緊張しすぎてパニック状態で俺は何も話せなかったけど、今なら話せる気がする。みゃうさん超かわいかったから、余計緊張した。俺と会ってくれて、本当にありがとう。ミャウさんは超かわいい。それだけは書いておきたい。みゃうさんはクソかわいい。ミャウさん、躁鬱で苦しくても、どうか死なないで。俺と同い年だから、ミャウさんは今は俺と同じで26歳かな。あなたは、どんな26歳になってるのかな。また会いたい。また会いたいな。今度会った時は、過去よりも絶対にペラペラ喋れる。気がする。


 ミャウさんにまた会いたい。もしこの文を読んでいたら、また会おうよ。また会いたい。俺がミャウさんの住んでる近辺に行ってもいいし、みゃうさんが群馬に来てもいい。どっちでもいい。また会いたい。


 3年ぶりにミャウさんと会いたい。今度は絶対に喋りまくるから。あの時、緊張しすぎて何も話せなかった。ごめん


 おれの腕を切れば、赤い血が出てくる。これは当たり前のこと。タバコで腕を焼けば、すぐに水脹れができる。これも当たり前のこと。


 酒の飲み過ぎで、朝になっても吐き気がひどい。圧倒的な二日酔いだ。愛を無くして、行き着いた首吊り台。でも死ねない。俺は生きたいのか死にたいのか自分でも分からない。自分の腕を見る度に情けない気持ちになる。恥ずかしくて、銭湯や温泉や海には行けない。他者を不快にさせたくないから、夏でも長袖しか着られない。自殺した俺の友人も、腕がボロボロだった。今となっては、あの細くてボロボロの汚い腕が愛おしい。いつか、あいつと、あの世でサシで酒を飲みたい。20代前半で死んだ引きこもりの躁鬱病のアル中の処女の女。あいつにタバコを教えたのは俺だった。


 俺は26にもなってセックスしたことがない。「せめて1発やるまでは死ねない」と自分に言い聞かせるも、俺にはもう殆ど性欲が無いことに気付く。ここまで来たら宮沢賢治みたいに生涯童貞を貫いてもいいかもしれない。GOING STEADYってバンドの「童貞ソー・ヤング」を爆音で聴いて、俺は生きる気力を無理矢理にでも奮い立たせる。デストルドーが溜まりまくった時は、無理矢理リビドーを奮い立たせて、デストルドーを殺す。精神薬を飲むと、感情が麻痺する気がする。俺は今、薬が効いている。あるいは酒で酔っている。何も感じない。何も悲しくない、何も感じない。あいつが自殺したのは、きっと必然だった。毎日ずっと「死にたい」とツイッターのDMが俺に送られてきた。死にたい奴が死ねたなら、それは彼女にとって幸せだったのだろう。でも2度と話せないのは物凄く寂しい。通話したこともある。あいつは俺の事をいつも文豪と呼んでくれた。あいつともう2度と話せない。もう2度と声を聞けない。お前の友達は、お前が死んで、みんな悲しんでるんだよ、未だに。2020年の12月6日にお前は死んだ。もう2023年になったけど、未だにお前が死んだ事をみんな悲しんでいる。俺も悲しんでいる。いつか俺も死んで、お前に会いに行く。そしたら一緒に酒でも飲もう。一緒に市販薬のODもしようよ。タバコも吸おうよ。だから、また会う日まで、一旦さよなら。syrup16gが新しいアルバムを出した事をお前は知らずに死んだ。レミゼブルー、めちゃくちゃいいアルバムだったぞ。syrupのアルバムが出る前に死ぬんじゃねえよ。あがたさん、天国でも俺の文を読んでるか? 死んだらお前にまた会えるって俺は信じてる。死後の世界は、誰も体感したことがない。以前の俺は、死んだら人間の意識は永久に無になると信じて疑わなかったが、大切な人が死んでからは、それを信じなくなった。きっと死んだら、俺は会いたい人にまた会える。巡り巡って、また会える。そう信じるようになった。この前、顕正会のパンフレットがアパートのポストに入っていたけど、死後の世界のことばかり書かれていた。どんな宗教も、死後の世界についての教義がある。死ぬのはみんな怖い。だってみんな死んだことがないんだから。


 7年前に愛莉も自殺した。俺は自分のことで手一杯だった。彼氏だった俺に何ができたのだろう。愛莉にとって俺は何だったのだろう。俺の人生は何だったのだろう。誰かを愛するということは、自分以上に相手のことを大切にするということだ。俺は何だったのだろう。彼女に何もできなかった。俺はゴミ以下だ。


 大阪の難波で、ビルから少年が飛び降りて死んだ。それに巻き込まれた女も死んだ。ああ、無常


 ニュースでは、毎日殺人事件が報道される。俺は人間が怖い。結句、人間は猿の延長でしかない。


 俺はバンドを組んでるが、今はギターを弾く気力がない。なのでアパートから出ない。でも文を書くのは簡単だ。ただスマホを弄ればいいだけ


「努力が足りん」と誰かが言う。ああ、もうそれでいい。勝手に言ってろ。


 今から、すごく嫌なことを書く。


 俺は生まれつき、脳に障害を持っている。発達障害を持っている。自閉症としてこの世に生まれてきた。だから上手く生きられない。


 高校生あたりから、まともに生きることを諦めた。


 16歳で人生の全てを諦めた俺の気持ちが、あなたに理解できるか


 26歳になった今も人生を諦めてる


 風俗嬢も教師も警察官も宣教師もみんな同じことを言う。「金を稼げ」


 大人になったら、俺も「金を稼げ」としか言われなくなった。


 金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金金。みんな金のことばかりで、俺の頭が狂いそうだ。


 金なんて、必要最低限でいい。単発バイトの帰りにコンビニでプリンを買ったり、酒を買ったりする程度の贅沢でいい。おれは。


 ユニクロの安いジーンズと、syrup16gのパーカーを着て、いつも俺は街を歩いてる。


 俺は正常。


 魂と魂で他人と繋がりたい。


 俺の事を好きになってくれた人は何人かいる。そいつらと魂で繋がりたい。肉体の繋がりなんて何の意味も持たない。単なる摩擦に過ぎない。俺は魂でお前らと繋がりたい


 他人に優しくしたいなら、まず相手を傷付けろ


 信じたいなら、相手を傷付けろ


 優しくしたいなら、ぶっ壊せ


 否定したいなら、許せよ


 真逆の行動をとって、初めて分かることがある


 自分は何も変われないと思ったって、割と年数が経てば変わってる


 現に俺は実家ニートから、1人暮らしになれた。かなり変わった。こないだカレーを作ったりした。


 10代の頃、彼女が誘ってくれたバンドのライブ。アイドルみたいな売り方をしてた俺の大嫌いなバンドだった。でも当日、彼女はとても楽しそうにしていて、俺はめちゃくちゃ嬉しかった。あのバンドに俺は感謝した。


 くだらない奴が、くだらない音楽を作って、くだらない奴らにそれを聞かせている。その光景が俺はくだらないとは全く思えない。音楽を通して人は一つになれる。少なくとも、ライブハウスの中では。


 だからライブは素晴らしい。


 俺は去年の12月9日、syrup16gの横浜のライブに行った。素晴らしかった。ちなみに俺の読者さんも同じライブを見ていた。ほかほかライスちゃんっていう女の子だ。ただのライスじゃねえ。ほかほかライスだ。つまり炊き立てのご飯だ。最強の女の子だ。


 ライブのそんな光景が、俺は素晴らしいと思う


 みんな一つになれる。性別や国籍や人種なんて関係なく、みんな一つになれる。それがライブハウスだ。


 考えすぎて、バカになる。


 発狂しすぎて、鬱になる。



 みゃうさんにまた会いたい。俺がどんなに醜くても、気にしないでくれ。


 合う計画を立てたい。もうカクヨムからみゃうさんのアカウント消えたから、無理なんだけど。


 3年ぶりに会いたい。ふたりの赤ちゃんを作ろうや


 音楽聴きながら、テレビを無音でつけている。ドラえもんが流れているが、音が聞こえないので何を言っているのか全く分からない。クソつまらない。ドラえもんを見るより音楽を聴く方が俺にとって有意義だ。


 俺の家にもドラえもんが1匹ほしい。


 5chという掲示板で最も栄えている板では、クレヨンしんちゃんやドラえもんの実況が行われている。いい大人が何やってんだ。


 でもクレヨンしんちゃんの昔の映画は俺も好き。大人帝国とか、暗黒たまたまとか。アベマでほとんど見た


 喉が痛い。昨日から酒を飲みすぎて、喉が痛い。喉がガラガラする。声があまり出ない。ずっと気持ち悪い


 俺の心が不安になるのは、心が誰にも分からないからだ


 窓が暗くなったら夜の薬を飲んでいる


 訳もわからなくなった


 光なき窓


 錠剤を口に含んで、酒で飲む。あと何回飲んだら良いんだろう。あと何回薬を飲んだら俺は健康になれるんだろう


 みゃうさんは酒が全く飲めない体質らしい


 でも2人で酒を飲んでみたい。一緒に汚い居酒屋に行きたい


 あなたの隣にいる人は俺じゃないという現実を、生きていかなきゃいけない


 ボロボロになっていく俺の手首と感性


 もう何も感じなくなってきた


 いくら手首を切っても焼いても誰も褒めてくれないよ


 そんなの当たり前のこと


 仮にあなたが自分の体を切っていたとする。だとしたら俺はあなたの傷を手当てしたい。血をタオルで拭いたりしたい。優しい言葉を掛けたい。俺はあんたの自傷を否定しない。切った数だけ、誰かを許してるから


 歪んだ精神


 歪んだ心


 もう俺を1人にしないでくれ


 出会いの数だけ別れがある。でも、それは別れの数だけ出会ってきた証拠だ。俺は何人もの人と出会っては、別れてきた。残ったのは寂しさだけじゃない


 自殺して、もう2度と会えなくなった奴らもいる


 俺が死んだら、きっとそいつらと逢える


 そう信じている


 だって、もう2度と会えないなんて寂しすぎるから


 また話そうよ


 また笑おうよ


 くだらない話をしようよ


 俺のボロボロの手首を見て、君は泣いてくれた。「私も同じだよ」と笑ってくれた。「手当てしたい」と言ってくれた。それが俺は嬉しかったんだ


 ありがとう。感謝する


「死にたい」と言った女の子。「死にたい」と言った男の子。俺はそいつらを救える気がしない。


 でも、俺の文を読んで、1ミリでもあなたの心が楽になれたら、それに勝る幸せは無い。


 俺みたいなゴミでも生きてます。今日も。


 タバコがクソうまいよ。


 自殺したあなたとは、もう2度と会えない


 だから、きっと俺が死んだら会えるんだろう


 もう2度と会えないなんて、考えたく無い


 天国で、また会おうよ


 酒でも飲もうよ


 カラオケ行こうよ


 俺は地獄でも天国でも構わないよ


 自殺した奴は地獄に落ちると説いてる宗教がある。でも俺は、自殺した奴はみんな天国に行けると信じてる。だって普通に考えておかしいじゃないか。現世で苦しんだから自殺したのに、その行き先が天国じゃないなんて。


 俺の読者さんから影響を受けて、俺はその考えに至った。どんな極悪人でも引きこもりでもニートでも天国に行けると、その人は言っていた


 死刑囚だって、心のある人間なんだ。だから天国に行ける


 俺だって、人を殺したいと思った事はある。それを行動に移していたら、俺は今頃、アパートではなく刑務所にいる。俺には理性があるから人を殺すことは無い。


 君の小さな目から、大粒の涙が溢れたのを俺は見た


 忘れることなんてできない


 俺は26歳でセックスした事ない


 なので、俺は世界で1番綺麗で、世界で1番キモい


 俺は俺自身が大嫌いだ。殺したくなるほど


 現実なんて知るもんか


 ノートにあの子の名前を書いて、もう全てを忘れます


 俺に彼女が出来たら、それは奇跡だ


 ちなみに、俺みたいなアホを好きになる女は、もれなく全員アホだ。俺のこと好きなやつは、男も女もみんなアホだ。アホしかいない。アホとアホで幸せになろうや。超幸せな生活を送ろうや。子供は要らん。俺に子供は育てられないから。


 アホとアホで付き合って、幸せになって、死のうや


 あの子は手首を切ってる。俺も手首を切ってる


 だからなんだ? 何も偉くないぞ。


 俺は今、銀杏BOYZの「援助交際」を聞いている。高校の時、めっちゃブスで地味な女の子が援助交際してるのがバレて、退学していたのを思い出す


 俺はお前が過去に援助交際していたとしても、お前のことが好きだ。そのへんを分かってんのか?


 風俗で働いていた過去なんて、俺にとってはクソどうでもいいんだ。当時のあなたには、それ以外の生き方なんて出来なかったんだろう? それだけの話だろ。はい終わり


 あなたが風俗で働いていた過去があったとしても、俺はあなたのことを愛している。ずっと


 俺の愛なんて要らないか


 死ねないので、明日も生きます。とりあえず






 〜終わり〜

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