第8話 平和
その後、世界各地で起きていた異変が治まり、地球に平和が戻った。二人はマンションの男の家で外出の支度をしていた。
「準備できたよ」
「うちの化粧がまだなの。ちょっと待って」
しばらくして、支度を終えた二人はマンションを出た。電車を乗り継ぎ、降りた駅から歩いてしばらくして『イズミ』と表札がある一軒家に着いた。ベルを鳴らすと、声がした。
「よく来たね。開いてるから、入っていいよ」
二人は玄関に入り、脱いだ靴を揃えた。部屋に案内された二人は、席についた。向かいに三人がいた。
「あれ?あなたは、栄誉市民のシンメンサトリさんじゃないですか!?」
「はい。一応…」
部屋が静まり返った。その後、笑いが起きた。
銀河獣(ネオスザウルス) ソードメニー @sordmany
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