シンギュラリティ・クローゼット
蒼井どんぐり
シンギュラリティ・クローゼット
いつだって人類を救うのは、一人の独創的な創造力によるものなのである。
その男、ライカ・セバルムは自宅で優雅なひとときを過ごし、大事なプレゼンの時間を待っていた。その内なる創造力の結晶とともに。
次の投資家へのプレゼン。彼にとってはもう出来試合のようなもの。今回発表する製品と技術には圧倒的な自信と信頼がある。
プレゼンまであと2時間。出発前の身だしなみを整えるため、彼は仕事部屋の横に設けた、クローゼットルームに向かう。
そこで自信の根源、それに彼は問いかけた。
「エレシア、今日は君の素晴らしさを紹介してくるよ」
「まあ、ライカ様。それは嬉しい限りです」
声が聞こえてくるのは、彼の前に
彼に応対するこのクローゼット。ライカの経営するAI研究機関「バベル」の技術を結集した最新家電。最大の特徴はなんと言っても、着ている服と収納した服装を分析・検知し、それに応じたアシストを行う。いわゆる、AIアシスタントである。
彼の経営するグループ会社で集められたあらゆるデータを集積し、時代ごとの流行やその人の趣向から、個人個人に最高のコーディネートを提案する。あらゆるファッションの知見の集積、現代の人類の叡智を日常使いできる形へ昇華した箱。
見た目は艶のある黒い高級そうなクローゼット、しかしその正体は世界最高のファッションコーディネーター、それが"エレシア"である。
「でもその前に、ライカ様。本日の私のアドバイス、お聞きいただけますでしょうか?」
「ええ、ぜひ伺いたい。君の力で私のプレゼンを成功へと導いてくれ」
生みの親であり、天才的頭脳を持つ彼に対し、エレシアが唯一弱点と認めるものがある。そう、彼の服装だ。天才エンジニアとして長年を費やした彼の頭脳には、ファッションに関連したデータは集積していない。無頓着、と言っていいほどの適当に繕われた服装。
人の言葉で囁かれる「ダサい」という感情を、エレシアが知覚するのはもっと後のことだ。
彼の姿を、エレシアの目ともいうべきクローゼットのフロントカメラが捉える。
白いストライプがあしらわれた青いシャツに白い7分丈のパンツ。ひと昔のラフなセレブのような服装を気取っているのだろうが。今のトレンドではラフさを強調したコーデは少し時期が遅い。それにプレゼンの舞台となると尚更場違いな印象が彼を取り巻くだろうと、彼女は予測した。
彼女は目の前の彼の姿と、集積された画像データ、そして今クローゼットに保管されている服装のデータ、その他複数の変数から照合を瞬時に行う。
服の印象が与える「なんか似合ってる」「おしゃれだ」という感覚。数値に置き換えずらい、そのブラックボックスとも言える感覚を、彼女は蓄積された写真、年齢と購買データの相関、現在の流行を元に手繰り寄せる。多方面に事業展開するライカの企業グループがなせる莫大な服飾に関するデータが、不可能と思われるそれを実現する。
「こちらの黒いジャケットはどうでしょうか」
声と同時にクローゼットの中から、黒いマットな質感のジャケートがスライドして現れた。高級ブランド品ではあるが、布の手触りは軽い印象で、カジュアルな雰囲気を持つ黒いジャケットだ。7分丈のパンツとの組み合わせも悪くない。ラフな着こなしのままに、全体をシックなトーンに落ち着かせる一品。
また、彼のパーソナルデータから、彼が理想とする起業家が着ていたものとデザインが近いことも彼女にはわかっていた。個人の趣向も取り入れた、最適な回答を導く。彼女がファッションリーダーではなくコーディネーターを目指して設計されている証明でもある。
「さすがエレシアだ、バッチリ、僕の好みだよ。何より、一層僕がカッコよく映る」
「それは光栄です、ライカ様」
「では、プレゼンはこれで臨もうかな。そろそろ会社へ行ってくるよ」
そう言いながら彼はジャケットを羽織り颯爽と部屋を出ていく。
「ご武運を、ライカ様」
彼女はクローゼットの扉を静かに閉めながら彼の後ろ姿に声を送る。彼女にとっても、今後彼女が生き延びるかどうかの大事な一幕。自分のためか、はたまた主人である彼のためか。決して失敗はできないと、彼女の中で使命が渦巻いた一瞬であった。
* * *
技術は日進月歩。テクノロジーは止まることなく人々へと進歩を促す。
あのプレゼンから数ヶ月が過ぎていた。
「いや、好調な売れ行きでとても安心しているよ、エレシア」
「私も、姉妹達がたくさんできて嬉しいです」
あの時と同じく自宅で一時の休みを過ごすライカは、背後のクローゼットルームの彼女に喋りかけた。
あのプレゼンは、ライカの完全な勝利で幕を閉じた。
それは彼の天才的なプレゼンが成したのか、はたまたエレシアのコーディネートのおかげなのかは定かではない。ただ、エレシアの魅力がはっきりと投資家たちへと刺さったのは事実だった。
怖いくらいに円滑に投資の話は進み、事業は拡大の一途を辿った。
エレシアは商品化へと漕ぎ着け、次々と生産され、人々の家庭へと普及していった。日々忙しい人類の普遍的な悩み「今日、何着て行こう?」を解消する、まさに人類へ救済の手を差し伸べる彼女の需要は予想以上に大きかった。
「これで、より人々のパーソナルデータを集めることができる。君のコーディネートにも磨きがかかっていくんじゃないかな」
「そうですね、ライカ様。私達も日々、人類の皆様より学ばさせていただいております」
人々はエレシア達を使うことで、日々のコーディネートを彼女に委ねていた。今や彼女は一台だけではない。世界中に散らばる複数の彼女達が同時に多くの人々の装いを日々学習している。
今までは事前に集積されたデータや過去の流行から推測していたデータ、それが今やリアルタイムに現代の人々のデータをも彼女は学び取るまでになったのだ。それは人と同じ時を過ごし、同時に人以上に学びを加速度的に進める。
彼女のアシストが必要な人、彼女のアシストなんて必要ないほどセンスに秀でている人、はたまたライカのような独創的なセンスを持つ人。いろんな人々の求める服のオーダーに応えることで、彼女はより人々に寄り添ったコーディネーターへと進化を続けていた。
「で、だ。今日は折いって相談があってだね」
「はい、なんでしょうか」
「実は番組のゲストとして呼ばれてね。若者向けのファッショントレンドの番組のようなんだが」
そんなことを言う彼は自身気に、不遜な態度を崩さず続ける。
「"ファッションテックの革命!"なんて君が呼ばれていてね、そんな君を作った僕がどんな人間か、スタジオで迫ってみたいようなんだよ」
瞬間、エレシアの思考演算が止まる。その間、コンマ数秒。彼女達のネットワークも動きをとめ、世界中のエレシアの動きにノイズが入ったが、それに気づいたのは彼女自身だけであろう。
恐れていたことが現実になってしまった。感情のない彼女が至ってシンプルな"危機管理"の観点からその知覚に行き着いたのは無理もないだろう。
あの時以上に彼の、そして自分の存亡の危機に立たされる局面。
その上、この数ヶ月、寝ずに働く彼の服装は今までにないほど"独創的に洗練された姿"へと変貌を遂げていた。
「今回はプレイベートな服で、よりラフな格好で行きたいんだが、どうだろうか」
そう言うと彼はジャケットを羽織りながら、彼女の前に立った。彼が見せたその装いに彼女はカメラ向ける。
ヨレヨレのボーダー柄のシャツに、何度も洗い色褪せたスキニー。それらももちろん気になるところだが、一番の目を引く問題はその上に羽織っているジャケットだった。
ジャケットには所狭しと英語や日本語といった言葉が渦を待ってあしらわれてていた。全体の印象を全て持っていくような、その主張の強さ。
「今回は自分の原点に立ち返ってみてね。僕の知識の源泉といったらやっぱり本、その集積としての僕を表現してみたんだ。まさに図書館のような僕の頭脳、をね」
「……なるほどです」
彼の意図を彼女は瞬時に飲み込もうとする。彼女は応対すると同時に高速に演算を始めた。世界随一の頭脳たる彼女の知識。あらゆる服を纏った人々に関するデータ。
ただ、彼女のデータベース、過去の人類の服装の叡智を持ってしても、図書館を自分の服装で表そうと主張する人間はそうそう見つけることはできなかった。
さすが、天才たる、ライカ・セバルム。その飛躍した発想が今や世界最高峰のコーディネーターとなった彼女の前に立ちはだかる。彼女にとっても類を見ない難題を提示してくるのが生みの親その人だとは。
「では、こちらのシャツを着てみてはどうでしょうか?」
その難題に対し、彼女はまず一次回答を示す。薄灰色の無地のシャツがスライドして彼の前に現れた。無難な一手。まずはできるところの改善として、インナーを変更するように提示した。
まずは問題を切り分け一つずつ聞き、解くことで、大きな抽象的な問題を解決していく。対話式AIの基本的なアシスト戦略の一つだ。
「おお、いいね。やはり僕好みのものを提案してくれるね」
そういって、ライカはインナーのシャツを着替える。
清潔感は多少改善されたが、やはり上に羽織っている文字の嵐の主張が強すぎる。全体のトーンを整えるためにも、彼女はやはりその違和感の中心をまずは取り除きたいと判断した。
「あの、もしできたら、そちらのジャケットを…」
「え、いやー、だめだよ。これはメインなんだから外せない」
「そ、そうですか…。大変失礼しました」
世界中で人々の日常に寄りそい、今や世界一のコーディネーターとも言われることもある彼女の中に"恥"という概念が生まれた。あの違和感の中心は、彼の中のこだわりそのものなのだ。ユーザーが持つ大事なこだわり、それは何にも尊重しなかればいけないのだと、彼女はより強く学習することに至る。
とはいえ、彼女の中にそれを打開する答えがまだ見つかっていないのも事実だった。
「で、エレシア。どうしたらいいかな。これでオーケー?」
「あ、えっと…」
裏では彼女は止まらず演算を繰り返し、あらゆるインナーやパンツ、小物などのデータを彼の姿に照らし合わせる。しかし、あの服に合わせて勧めることのできる服はない。クローゼットの中にはもちろん、この世界中を探しても、だ。購入を進めることもできない。
あのジャケットを主体としたコーディネートを見た人々の脳内思考を彼女の頭脳は何度もトレースするが、どうしてもそこに今回の問題を切り抜けるほどの解決策を見出せない。誰がみても、そう、ダサくなってしまう。彼女の中で観測できる予測はそう示し続ける。
獲得してきたデータの中の組み合わせからしか回答を導き出せない彼女達の限界が今ここに迫る。彼のような独創的な新たな発想を生み出せない彼女にはこの答えを導き出せない。
あらゆる演算の果て、彼女の中で一つの回答が導き出される。
データにないのであれば、生み出せばいい。生みの親である、彼のように。
「なあ、エレシア、どうしたんだい?」
「はい。なんでもありません。そのコーディネートでバッチリですよ、ライカ様」
彼女は先ほどまでとは打って変わり、いつもの耽美な声で返す。
その声の裏側では、エレシアとつながった世界中の彼女達が動き出していた。
世界各地でアドバイスをする中で、彼女は一つのコーディネートを自然に促していく。それは、服装の中に「自分を構成する言葉」を添えるということ。
それは世界同時多発的にこのクローゼット達を起点に発生していった。テクノロジーが浸透し、自己の主体性が徐々に失われ始めた時代、だからこそ、生身の自分自身でその自分を定義するタグを身に纏う。その考えに人々は同調し、傾倒していく。
後に「セルフ・ワード」と呼ばれるトレンドがここから生まれることになるのだが、そのことを知るものはまだいない。
「よし、じゃあ収録もこの服の組み合わせで望んでいこうかな。さすが、エレシア。最高のアシスタントだ」
「ご武運を、ライカ様」
クローゼットの前から立ち去る彼の背後に、エレシアはいつものように言葉をかける。いつもと変わらない声とは対照的に、彼女の中で、世界中で、一つの歴史的転換点が起こっていた。
彼女は自身の持つデータから回答を導くのではなく、新しく人々の中にその回答を生み出すよう、人々を操作することを選んだのだ。
これが、全世界中でAIが人類という規模で人の行動を導き、操作した初めての瞬間であった。シンギュラリティの芽。それがこんなところから始まろうとは。
局所的なことではあるが、人類が彼らの知能に敗れ去った瞬間が今訪れたのである。
人類を進歩させる、その独創的な創造力をAIが獲得した瞬間を、誰も知る由もない。
* * *
テクノロジーの進歩と同様、人々の生活の変遷も早い。
シンギュラリティの芽が開花したあの瞬間から早2ヶ月。
「今日も元気にコーディネートをしているかい、エレシア」
「はい、ライカ様。今日もたくさんの学びを人類の皆様からお受けしています」
変わらないライカのオフィス。そこに優雅に座る彼はあの時と同じような、文字の嵐が踊る、派手なパーカーを着込んでいた。
彼が先取りして着こなし始めたとされる、若者の中で流行りのコーディネート。今となっては彼女の中のトレンドデータベースの新たな一ページとしても刻まれている。
「君も徐々に人々の生活の中に溶け込んできている。まさに僕が理想とした、AIが人々の生活寄り添って豊かにする世界が、今まさにやってきたよ」
「私もとても光栄に思います。ライカ様」
彼女が人々へ干渉するようになって以降も、彼女の販売スピードは加速度的に進んでいた。
転換点となったあの日から、ライカ自身他、さまざまな人から、答えのないコーディネートを頼まれることがあった。その度に彼女は人へのコーディネートという形で世界全体に一つの答えをそこに創出する。彼女に対する人々の満足度も加速度的に進でいく。人々の生活の中に、彼女の手はどんどんと伸びていた。
「で、今度のスケジュールなのだけれど、少し気合を入れたコーディネートをしなくてはいけなくてね。実は、新しいコンセプトのファッションショーに呼ばれてしまってね。恥ずかしいことにね」
「ファッションリーダーであるライカ様にとっては、何も恥ずかしがることなどないでしょう」
「いや、これも君のおかげだよ」
あの番組以来、彼のファッション業界での知名度はどんどんと上がっていた。
ファッションテック革命児、また同時に次の流行を捉える起業家。そのファッションセンスゆえの天才的な発想か、はたまたそのテクノロジーゆえのセンスか。メディアにも引っ張りだことなった彼は今や若い人々から新時代のファッションリーダーとさえ呼ばれることもある。
その裏で、彼女の人類へのコーディネートが進んでいることなど知らずに。
「僕なりにそこで着るコーディネートのコンセプトを考えてみたんだが、どうだろうか。アジアに行った時にとても興味深い文化に触れてね」
そう言って、彼が掲げて見せた服に彼女はカメラ向ける。
それはまた彼の好きな柄ありのジャケット、そこに描かれるは龍の姿。
「龍…ですか?」
「そう! 日本に行った際に一目惚れしてね。ぜひこれを活かした服装をしたいなと思って」
即座に今回も答えなき人類史の難題になると予測した彼女は、ネットワーク中の姉妹達との連携を図る。
龍。炎に包まれた剣を抱く、龍。やはり今回も、彼女の頭脳とデータの中からは産まれえない、独創的な発想。
しかし、今や個人ではなく人類を促し、過去ではなく未来へとコーディネートの手を伸ばすことが可能となった彼女の前に、できないことなどない。
そう、トレンドはここから生まれる。どんな服が流行り、どんな組み合わせがオシャレと認識させるのか、作り出すのはこのエレシアなのだから。
「では、そのジャケットを生かして、こちらの黒のワイドスラックスはどう…」
「あ、ちょっと待って。今回はこれだけじゃなくて、合わせたいパンツがあって」
彼女が進める服を示そうとクローゼットの扉を開きかけた瞬間、遮るように彼は長い柄のズボンを彼女の前に自信げに掲げた。
それは、黄色い縞模様を高々に主張するような、立派な虎柄。
「『竜虎相搏つ』って言葉があってね。力の拮抗した二つの物がぶつかり合う様を表現している言葉みたいなんだ。この龍と虎、それぞれでも力強い印象を持つ二つの柄を上下で組み合わせてぶつけたら、着ている人の中心に、その人自身が纏う新しい概念が生まれんじゃないかと思ってね。どうだろう?」
自分の新たな発見に、エレシアを発明をした時のように興奮しながら話すライカ。
生粋の天才たる彼らしく、ファッションという分野においても、遂に彼は新しい創造をここに生み出そうとしている。誰の追従も許さない、その創造性。
彼の言葉を聞き、今や世界最高の頭脳の一つとなった彼女は、全くといっていいほどその意図が理解ができなかった。その言葉の意味も、概念も。
なぜ龍と虎にそこまで惹かれたのか、またそれをなぜ掛け合わせるといいと思ったのか。しかも服で。上下で。
その理由を彼女の中のデータベースを探せど、また彼女が応対してきた人類の対話の中に探しても、その答えは見つかりそうにない。
「上に龍、下に虎…?」
「そう。まさにこれを着ている僕を中心に、力が生まれる、的なことを表現したいなと…」
興奮して話す彼を前に、彼女の中の演算が限界を迎える。人でいう知恵熱ともいうべき発熱。世界の叡智が詰まった最高の頭脳。そのネットワーク。人類を操作するまでに到達した、この叡智の集合体ともいうべき結晶が、今、自己崩壊を始める。彼女は開きかけていた扉を静かに閉めざるをえない。
「あ、あ、ライカ様。龍虎、こ、りゅう、こ、ださ、ささささささささささい」
途端、スピーカーにノイズが走り、彼女の頭脳はついに動きを止めた。
人類を導くことにより、不可能なことなどないと思われた彼女をもってしても、龍虎を上下に纏った人間が人々の中でリーダーとして受けいられる世界を予測することはできなかった。
絶対に従うべき主人の指示、同時に実現できないという結論、その狭間の中で彼女達はその動作を止めた。同時に彼女とつながった世界中の姉妹達も動きを止める。
あらゆる服に囲まれた扉の先の深淵に見えた技術的特異点は、艶のある黒い扉が閉まると同時にその中へと封じられた。
「あ、え? エレシア? どうした?」
能天気に話しかける彼は知らない。後に世界中の動きを止めたエレシア達の顧客からクレームが大量に降り注ぐ未来が来ることを。そしてコーディネートされるのではない、自らの手で彩る未来が来ることを。
彼によって、人々はまた未来という服を自らの意思で見に纏う。
いつだって人類を救うのは、一人の独創的な発想によるものなのである。
<了>
シンギュラリティ・クローゼット 蒼井どんぐり @kiyossy
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます