虚構と現実

第1話 髪の毛

　ファンタジー小説における髪の毛の扱いと現実世界。

１．髪の毛は重いです

　ファンタジーで長髪が良く出てきます。

　でもね、髪の毛って重いんですよ。首から肩、背中が凝ります。

　髪の毛の結わき方によっては肩凝りが加速です。

　そう、横結びです。

　良く長髪の人がゆるく横に流して結ぶ──体の重心持っていかれますね！髪の毛が長ければ長いほど。

　髪の毛をフルアップにした方が重さは感じにくいかもしれませんがね。(別の問題は出てきますけど)

　頭の上に１キロ越える本を乗せてみてください。首が痛くなること請け合いです(ﾉ∀`)

２．サラサラストレート

　サラサラストレートロング。いいですよね。可愛いですよね。

　でもサラサラの度合いが酷いと泣けるんですよ(ﾉ∀`)

　耳にかけても耳から滑り落ちるんだな…これが

─泣ける内容

・結わいてる髪用ゴムが滑り落ちる！

・そもそも滑りが良すぎて、髪を編むのに適していない

・ヘアピンが止まらない！

→故に整髪料まみれにしないとまともに結えません

　前髪だけ、ふわっとくるんなんて出来ませんからね？

　髪の毛の毛先だけ内側くるん。天然じゃほぼありえませんよー。

　ついでにいうと、静電気のいい餌食。

　女剣士がサラサラストレートロング。可愛いですね。

　でも実際動くと髪の毛ばっさばっさ動いて視界が遮られますね。

　動くと静電気発生して顔回りにまとわりついて鬱陶しいことこの上ないです。

　風なんて吹いた日には、それなんて怒髪天ですよ(ﾟ∀ﾟ)

３．ふわふわウェーブロング

　あれが現実で天然で持っている人は非常に少ない。

　ほぼ美容院の施術による養殖物。

　大抵いろいろつむじの向きもあって、本人達は色々苦労してるはず。

　自分でカール具合決められないし、ねえ……。

４．髪の毛の寝癖

　ついた寝癖は、髪の毛とかした程度じゃ戻りませんよ。

─対策

・蒸しタオルで包んでなおす

・整髪料で強引にいく

・ロングはブローした方が早い

　ファンタジーでも魔法があればなんとかなるんじゃないかな。

　魔法がない異世界で、ロングで寝癖爆発したら髪の毛は下ろせないかな。お付きの侍女さんの腕次第ということで。庶民？結ぶか整髪料でガチガチで撫で付けしかない！

５．夜会用のヘアスタイル

　髪の長さで難易度が上がります。

　ついでに文明具合でしょうか。

　ヘアピン(Ｕピン、所謂普通のヘアピン)必須。

　髪の長さにより髪の毛用の細いゴムが必要。

　カーラーもしくはコテ巻きも

　ついでに整髪料。スプレーもあれば尚良し。

　サラサラストレートだとヘアピンだけでフルアップはまず無理(ﾟ∀ﾟ)

　上げるのも大変だけど落とすのも大変。

　成人式、結婚式(呼ぶ方も呼ばれる方も)、七五三等でアップすると落とすの大変だった方居ませんかね…(ﾉ∀`)