★★★ Excellent!!! わぁ、じれったい 石の上にも残念 ストレートに好意を向けるヒロインと、恋愛偏差値が低いヒーローの焦れったい恋愛模様。 王道です! 鈍いんじゃなくて分からない主人公。 でも分からないままにしないように、誠意をもって解決しようと取り組みます。 鈍感ではなく、不器用。 ジリジリと縮まる距離を一緒に楽しみませんか? レビューいいね! 2 2023年9月8日 11:17
★★★ Excellent!!! 劣等感に潰される女の子 でも立ち上がります だってあなたがいるから 音無 雪 優秀な姉と比べられるのが怖くて個性を消した妹さん 優秀な姉「ではない方」 ずっとずっとそんな空気に目をつぶり耐えてきました。 でも自分を見つめてくれる殿方が現れます。 私の名前を呼んでくれます。姉の付属物ではない私を見てくれます。 諦めていた幸せ 手を取り合って前を向きます。 出来上がってしまった「空気」は大きく前を塞ぐけど あなたとなら前を向ける 手を握っていてください 私頑張ります。 頑張る女の子は可愛いのです。 恋する乙女は強いのです。 繊細な心 見えない圧力 素晴らしい表現力 美しい言の葉で描き上げられた物語 空気まで描ききる筆に感動してください。 レビューいいね! 3 2023年3月2日 19:55
★★★ Excellent!!! 単純に、素晴らしい筆力 佐々木鏡石@角川スニーカー文庫より発売中 いや、これは凄い人が出てきた。 作品の中身はひとまず置いといて、筆力が凄い。これだけ書ける人は新人賞でも滅多に出てこないと思います。圧倒的に書き起こす力があり、細かな心の動きや主人公の思考を丹念に、そして無駄なく書いている。その筆力ゆえ、決して気取った書き方をしていないのに作品全体が瑞々しく、リリカルな青春の雰囲気を保ったまま物語が進行していく。まだ短いのに既にある種の傑作の風格が漂っている。凄い作品です。 レビューいいね! 4 2023年2月11日 10:22
★★★ Excellent!!! 距離感バグ系イチャラブコメ!テーマもしっかりある期待作 穏和あまり 『余りもの』『じゃない方』と言われるヒロイン、白雪祈里(しらゆきいのり) この子の距離感がバグり散らかしてます。あ、でも不具合修正はしなくて大丈夫です。その方が紳士のみなさまに好都合なので! 彼女がなぜ「じゃない方」と言われるか。それは双子の姉である白雪希美(しらゆきのぞみ)が華やかな有名人だからです。 似た容姿になのに扱いの歴然たる差。花のように目立つ姉の引き立て役。名前すら覚えられない祈里ちゃん。 多くの人は、扱いに差を感じると悲しくなるものでしょう。あの感覚です。あれを日々感じてきたのかと思うと、つらいものがあります。 ある日、主人公はそんな祈里ちゃんを偶然助けます。 主人公は今どき珍しい「学生の本分は勉学だ!」と言い切る男の子、九重くん。 彼は祈里ちゃんと行動を共にするにつれ、彼女の扱いを知り、自分のことでもないのに憤りを感じます。なにかしらの信念があったのでしょう。真っ直ぐで熱い男という印象です。 ただやはり、この男も男。距離感バグな祈里ちゃんには、ぎこちない振る舞いと心情を読者に見せちゃいます。 青春してんなぁ…… 7話時点でこのレビューを書いてますが、まだ姉である白雪希美ちゃんが出てきていません。この物語のキーである存在なので、登場が楽しみです。 また、なぜこんなにも扱いに差がついてしまったのか?というのも、もちろん祈里が陰キャなのもあるけれど、それ以外の理由もあるのかな?と思いました。そちらも気になります。 イチャラブの匂いがビンビンして、それだけでも満足なのですが、作中で主人公が覚える英単語『equality』のように、平等、格差などのテーマが、このお話では掘り下げられるのかなぁと。 特に、snsが浸透している今。格差を感じる人は多いと思います。共感する人も多いんじゃないかな? まあそんな真面目なお話は置いといて! 距離感バグってるバカップルな… 続きを読む レビューいいね! 3 2023年2月4日 07:05