ミミズ
俺は和弘と帰り道を歩いていたのだがずっと見ていたはずのミミズがいつの間にか消えていたんだ
足に群がっていたはずのミミズがいつの間にか消えていたその理由はきっと俺が満たしたから
ずっと欲していた関係を手に入れたことで自分を満たすことができたんだ
ミミズを振り払い歩くことができたんだ
それが俺にとっての正解だ
だけどいままでが不正解ではないのかもしれない分からない
だって俺は和弘と出会うためにいきていたわけじゃないから
これまでの人生もずっと正しいと思いながら生きていたから
きっとミミズが見えていた理由は不安の現れだったんだと思う
俺にとって本心では一番いやなものなわけじゃないのはきっと本心ではそこまで不安をしていないから
だけどやっぱり不安だったきがする
ミミズといえどもなぜたくさんのミミズだったのかといったらきっと不安で怖い気持ちだったから
それが限界だったから
きっとそれが俺にとってそう思うから正解だと思うからそう感じながら歩くことにする
「どうしたよめぐみそんな辛そうな顔をしてよ」
「いえ気にしないでください」
俺は心配そうに見つめてくる和弘に向かって満面の笑顔で答える
男の子になりたい俺と女の子になりたい彼 @yamadasora
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