筋トレで全身の筋肉を使い、カクヨムで前腕伸筋群と脳味噌を使い、心地よく眠りについた日に見る夢のような小説です。
寝ても覚めても筋肉と創作のことばかり考えている方には、とても馴染み深い内容ではないでしょうか。
次々に繰り出される華麗なネタは、まるでハイバースクワット、レッグエクステンション、ブルガリアンスクワットのコンボを決めたかのよう。
カニカマの1000倍はあろうかという大腿四頭筋のようなボリューム感です。
それでいて、スカルクラッシャーで上腕三頭筋を鍛えた直後のような浮遊感と高揚感もあります。
限界まで重量を増やしたダンベルサイドベントとそのインターバルのような緩急が、笑いを更に引き立てます。
読めば腹筋板チョコバレンタインになること間違いなしでしょう。
このような素晴らしい小説を書く作者には「キレてる!キレてるよ!」「ナイスバルク!」「親の筋肉が見てみたい!」と声を掛けたい。そう思わせてくれる傑作です。