エピローグ
あれから五年の
それ件に関して、神様からは何処までも
神様曰く、その
けど、ようやく僕は合格した。皆の許へ
「れー、
「うん、もう準備は
帰る準備が出来た僕達の
「レイよ、よく頑張った。神として試練に無事合格したお前に何か
「それは、僕が手に入れた
「うむ」
どうやら、神様はかなりご
けど、とはいえ僕は特に神様に貰いたい褒美がある訳じゃないし。そもそもその為に努力をしていた訳でもない。えっと……あ!
「そうだ、この際だから
「俺がお前を気に入った
「……………………」
僕の質問には、レインも
やがて、神様は考えを
「まあ、理由はある。それはお前が平凡だからこそだ」
「平凡だから?」
「うむ、どこまでも平凡にもかかわらずお前の周りには人が
「それが、神様が僕に
「うむ、結局その理由は分からずじまいだったがな」
なるほど?けど……
「その理由は
「何?」
僕の返答に、神様は思わずといった様子で
「僕が平凡だったからですよ。平凡だったからこそ、僕の周りに
「……つまり、お前の
「はい」
そう、僕は
結局のところ、それしかないのだと思うから。
しかし、神様としては何かひっかかりを
「…………いやしかし、だとすればお前は良いのか?」
「何がです?」
「今回の試練で、お前は永遠の寿命を得た。それは一つの
「いえ、それは
僕の言葉に、神様は首を
或いは、最初から全てを
「例え、
「……なるほど?それも、そうか」
「じゃあ、そろそろ僕達は
「うむ、では帰りはあの
「「はい」」
そうして、僕とレインを眩いばかりの光が
・・・ ・・・ ・・・
気付けば、僕とレインは森の家の
次の瞬間には、どたどたと家の中で走り回る音が
「レイ‼レイン‼」
僕とレインに向けて、一人の少女が
「ミィ、ただいま」
「ただいま、ミィ」
僕とレインが言うと、心底から
「おかえりなさい」
最強な彼女と平凡な僕と kuro @kuro091196
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