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西暦3XXX年、初夏。僕は大切な弟を奪われた。 神による世界規模大災害、天罰。それにより世界人口の約三割が自由意志を奪われた神の下僕と化した。 神により弟を奪われた僕は、この時心…

その日、人類文明は崩壊した。 火の海に包まれ未曾有の天災を前に容易く崩壊する世界。その中で、人々はただ逃げ惑う事しか出来なかった。誰もが最悪の状況を思い浮かべ絶望する中、それでも…

この世界は色んな色彩に溢れていて、とっても綺麗だ…… そんな事を考えていた幼少期。どうやら、僕は他の人達とは見えている世界が違うらしい。 見えている世界そのものというより、世界の…

吾輩は猫である。というより、元人間の猫獣人である。日本の都会で交通事故に遭遇して死亡したけど気付けばケットシーという猫の獣人に生まれ変わっていたにゃ。まあ、別に前世の自分に然程未…

神代の昔、初代天皇神武より遥か昔から現代まで生きる一人の不死者が居た。 不死者はいつも一人だった。人に傷付けられ、迫害されてそれでも彼は死ねなかった。 そんな彼は、何時しか仮面を…

僕こと新藤大和は現在、メリーさんの人形から電話が来ていた。 「もしもし、私メリー……今、公園前のゴミ捨て場に居るの」 「オッケー、じゃあ準備して待ってるね」 「え？あ、うん……」

俺は全てを奪われた。あの日、神の独善により異世界へ召喚された日から。 俺は全てを失った。親友も、大好きだった筈の人も。 故に俺は取り戻す。全てを、懐かしきあの日を取り戻す為に。輝…

近未来、人類文明が宇宙全土へと文明の根を広げた時代。人類は科学の発達と様々な環境への適応により多種族へと進化していた。そんな時代、純粋な人間として盗賊王と呼ばれるものが一人。 彼…

ある小雨の降りしきる朝、とある街の片隅にある孤児院に一人の赤子が預けられた。 「五年後、一の月に迎えに来る」 その書置きが赤子の胸元に置かれているだけの状態で、赤子は孤児院の前に…

ある日、友達が俺に突然言った。 「そうだ、肝試ししようぜ！」 そんな言葉から始まる、コミカルとホラーが入り混じった闇鍋短編小説。堂々開幕！