大統領のなおと

[大統領のなおと]

歴代の大統領の中で、突出して若くに大統領になった、なおと。

大きな問題を抱えていました。

元々、地球の資源が枯渇していく中、世界情勢も悪くなり、

少ない資源をめぐり、一触即発の状態となっていたのです。

そこに奇跡が起こります。

我が国が誇る研究者が、エネルギー問題を解決するシステムを開発したのです。

そのエネルギー問題を解決するシステムを大統領は、

反対する意見もある中、全世界で共有することに決めました。

このことにより、世界に平和が訪れます。

大統領になった、なおとは、全世界から称えられました。


場面は、少し戻ります。

エネルギー問題を解決する手段を全世界に共有するため、大統領が研究者に相談したときです。

「教授には、一生涯の恩師がいると聞きました。

 その恩師というのは、中学生のころの先生らしいですね」

「そうです。田中先生といいます。この方がいなければ、今の私は居りません。」

「その田中先生ですが、実は私の妻の祖父とのことです。」

「ほう、奇遇ですね。

 田中先生の親族からのお願いとあっては、拒むわけにいきません。

 私が開発しましたエネルギーシステムの技術を全世界に向けて、共有することを承諾いたしましょう。」

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