盗賊ホイホイ

収納から魔石を取り出した。次の瞬間、アッシュに影魔法で奪われ、食った。


バリッ、ボリッ。バリ


アッシュが、魔石をスナック感覚で食ってる。


「アッシュ、魔石って美味いのか?」


「ワン!!!」


「魔力がこもってるからうまいのか。何かに使えそうだな。」


魔石は、日常生活の魔道具と呼ばれているものに、使われているらしい。

夜に使うランプの灯りとか初歩的な道具しかないらしいが。


「アッシュ。俺は今から街に入って、朝から晩まで情報収集してくる。待ち合わせは、この場所な。」


「ワン!!」


「お前は連れていけない。だって目立つし。有名になったら、手配されるかもしれんぞ。」


「ワン!!」


「心配しすぎって。この暴力がありふれた世界では、用心しすぎはないだろ。

森だってそうだったし。」


「ワン」


「納得してくれたか。それじゃあ、夜まで、狩りでもして遊んんどくんだぞ。」


「ワン!!」


それから、俺は街に入る。街は城壁に囲まれていて、正門には門番がいるが、

いかにも、冒険者の格好したら、割とすぐに入れた。

そこから、鍛冶屋にて武器防具や素材について聞き出し、薬屋、服屋、飯屋

での情報を仕入れたのち。

野菜や、穀物など食料を買い込む。

そして、酒場を何軒もハシゴして、盗賊についての情報を仕入れたり、冒険者の話に聞き耳を立てたり。

そんな1日を過ごしたのち。外でアッシュと合流。

アッシュの頭をたくさん撫でてやった。


「やっぱり、初級者の街らしく、目ぼしいものは売ってなかったな。

強いて言うなら、食料を買えた事はよかったな。娼館もブスが多かったし。」


仁は飯屋で金を払って、教えてもらった料理(肉のタレ)に挑戦してみる。


「あの、女冒険者を襲って、事前調べしといてよかったな。効率よく街を回れた。襲って正解だったな。おっ、いい匂いがしてきた。」


「ワン!!」


「そうだな、このタレが今回の一番の収穫と言っても過言ではないな。」


アッシュと肉を頬張り、風呂入って、寝る。


ーーーー翌朝ーーーー


「アッシュ。次の行き先は、もう少し大きい街にしよう。ロゼッタと言うところらしいぞ。そこには14階の初級ダンジョンがあるらしいぞ。

しかも、道中には盗賊がいるのは確定いている。」


「ワン?」


「なんで知ってるのかって。酒場で耳に身体強化して、盗賊の内通者らしい奴らの話を盗みぎきしたからだ。」


「ワン!!」


「そうだな。そいつらはバカだな。まあ、出発するか。」


それから、アッシュは道の右側、俺は左側を担当して盗賊を探す。


ーーー3日後ーーー


洞窟に多数の人間の気配と魔力を感じた。

この反応は絶対盗賊だ!!(多分)


「そうと決まったら、夜に作戦決行だ。」


昼の間に、洞窟周りと、盗賊を調査しておく。


ーーーーー夜ーーーーー


多くの盗賊が寝入った、気配を感じた後に。


「よし、アッシュ作戦開始だ。」


洞窟の出入り口は3つある。そのうち2つには見張りが立っているので、

俺とアッシュで見張りを、影魔法で背後から首筋を掻っ切っる。

この時、口にも影魔法で声を出させないのがコツだ。

そして、死んで倒れた後も影で支えて音も出させない。


洞窟の穴の2つを土魔法で、閉じる。

最後の穴の一つの前に来て、この穴も閉じる。


「よっこいしょっと。焚き火を始めるか。」


仁は大きめの焚き火を初める。もう一つ、小さめの焚き火を作り、

あるものを煮込み出す。


「よし、盗賊どもめ一酸化炭素中毒で死ね。」


穴を少し開けて、風魔法で洞窟内に煙を流し込む。


「ん?なんだこの匂い?なんか焦げ臭いぞ!?」

「起きろ、起きろお前ら!?」

「うるせえな、見張りの奴らが、なんか焼いて食ってるだけだろ。」

「いや、それにしては煙が多すぎる。」


盗賊達は慌ててる。


「勝ったな」(にちゃぁ)


バタッ、バタッ


今まで騒いでいた。盗賊達が倒れ始める。


「なんだ!?急に対れ出したぞ。!?」

「煙のせいだ!!、さっさと、洞窟から出るぞ。!」

「ちょっと、待ってくれ目が痛くて開けられねえぞ。!」

「体が重くて動かねえぇぇ!?」



「煙だけじゃなくて、強化毒を煮込んで気化させたものも、風魔法で送ってるんだから、初手の判断をミスった時点でお前らの負けだよ。盗賊どもが。」


毒と煙の相乗効果で盗賊がバタバタ死んでいく。

中には毒耐性のあった盗賊がいたのだが、毒と煙のせいで、目が開けられずに体がだんだん重くおなる。

さらに、盗賊達から、近い穴は土魔法で、硬く閉ざしているから、鈍重な体では砕けない。


「まあ、もし出られたとしても、アッシュと俺が、殺すんだけど。」


そんなこんなしている内に、洞窟から人間の反応がなくなる。


「一応もう10分ぐらいこうしておくか。」


盗賊がりを終えた後。3つの穴を開けて、毒と煙が完全に抜けるまで、

風魔法を使いながら待つ。


「アッシュ、お前が風魔法をもっと強く使えたら、もっと楽になるんだがな。」


アッシュは風魔法がそこまで得意じゃないので、俺ほど強風が出せない。


2時間ぐらい、全力で換気を行う。


「魔力切れなりそうだし、盗賊の略奪は明日でいいか。風呂入って寝るぞアッシュ。」


「ワン!!」


「はいはい、飯も作るよ。」


ーーーー翌日朝ーーーー


「見事に、盗賊の死体まみれだな。洞窟タイプの盗賊は楽でいいな。」


仁は、何回か同じやり方で盗賊を狩っている。


「何か、金目のものないかな?」


盗賊の所有物を物色していると、魔石が入った袋と小瓶の赤い液体を見つける。


「これ、もしかして小赤ポーションてやつじゃないのか?ダンジョンの街が近い盗賊だから、持ってるのか。やっぱり、ダンジョンに潜るより、盗賊を狩った方が、儲かるな。」


とりあえず、金目の物を剥ぎ取り終わった後、死体はそこら辺に捨てとく。


「よし、アッシュ。この魔石の半分をお前にくれてやろう。」


アッシュは、バリ、ボリ魔石を食っていた。


「うまそうに、食うな俺も食ってみようっと。」


俺は歯に身体強化を使い魔石を食った。


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異世界エロクズ配達人は慎重に略奪を(過激な性描写込みはノクターンノベルズに掲載) @ininininin

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